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2011年8月14日 (日)

ビジネスプランコンテスト97

これまでの自分は色々なリサーチの課題に取組み、郵送調査、訪問調査、ヒアリング調査、グループインタビュー調査、観察調査、文献調査、統計分析調査など、色々な調査手法も経験していました。

実査をしっかりやることはリサーチの基本ですが、郵送でも訪問でも実査は大変な力仕事で、人の労力も時間も費用も沢山かかります。それがインターネットで効率的にできたら素晴らしいと感じました。

また、この頃に色々なお客様のマーケティングをお手伝いしていて、企業と生活者が双方向性のやり取りをしながら両者で考えて行く、「情報共鳴型マーケティング」を創って行くことが大切で、インターネットでその様な環境が作れたら面白いと思いました。

毎日夕方の5時には仕事が終わる恵まれた環境にいましたので、インターネットは何で、米国で動き出したインターネットマーケティングについて少し調べてみることにしました。

そんな時に日経新聞の小さな記事で、社団法人ニュービジネス協議会が「ビジネスプランコンテスト97」のビジネスプランを公募していることを知り、丁度良いので今考えていることをプランにまとめて、このプランコンテストに出してみることにしました。

「ネットフォーカスグループの組織化による情報サービス事業~生活者と組織のコワークを促進するネットワークの形成を目指して~」

これがその時に考えたプランのタイトルです。

考えたサービス内容は今のネットリサーチそのものですが、97年の当時はネットリサーチも、インターネット調査や、インターネットリサーチという言葉もなかったので、こんな長いタイトルになりました。

このビジネスプランが書類審査と、7人の審査員の前でのプレゼンを経て、「優秀賞」を頂くことができました。「あれ、これはビジネスになるのかもしれないな。」、「新しいリサーチの形になるのかもしれないな。」、そんなことを具体的に考える切っ掛けになりました。

そういう意味で、この様なベンチャーを支援のイベントって大切だと思います。このプランコンテストは、私の人生にとって大変ありがたい存在でした。

この時に頂いた小さなトロフィは今でも大切にしています。

でも、副賞でいただいた20万円は1ヶ月ほどでほとんど友人と飲んでしまいました。

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!