« 起業家の方々 | メイン | 呼び出し »

2011年8月17日 (水)

ヘッドハント

インターネットを使ったリサーチの事業をやってみたいなあ・・・

でも会社ってどうやって作るのだろう?

そもそも事業を始めるにはいくらお金が必要なのだろう?

急に会社を作ろうと思っても、普通は何をどうしたら良いか分からないですよね。こういうことは考えれば考えるほど不安になるもので、少し考え出しただけで直ぐに煮詰まりました。

そんな時に、会社に「実は私はXXXXというヘッドハント会社の者です。高井さんのキャリアを必要としている会社があります。是非、1度話を聞いてもらえませんか。」という電話がありました。

こういう電話って本当に突然会社にかかって来るんですね。どんな話か分かりませんでしたが、自分は仕事がなくなって中途半端な状況でしたので、「では、お話だけでも・・・」と小さな声で答えて指定の喫茶店に行きました。

そこには60歳過ぎの大柄で温和そうな紳士が待っていました。ある金融系シンクタンクのマネジャーのお話でした。なるほどそのポジションなら今までの経験も活かせそうです。「興味があるので具体的な話を聞かせて下さい。」と話を進めました。

先方の役員と3度ほど面談をして、是非来て欲しいということになりました。マーケティング分野を強化するために経験者のノウハウが必要で、私の経験はピッタリだと言って頂けました。そして、提示された条件も現職を上回るもので全然悪くありません。

この話に載れば自分が主体的に働けるリサーチの世界に戻れるんだなあ、とちょっと安心しました。

しかし、「インターネット上のフォーカスグループの構築による情報サービス事業」の構想と、少し前にお会いした起業家の皆さんの魅力的な表情や、藤田社長の「結局この道しかなかったなあ」という豪快な笑い声が頭から離れていませんでした。

生活者の声をインターネットで集めて、企業にお届けする。生活者と企業のインタラクティブな情報のやり取りの中で、情報共鳴型マーケティングのお手伝いする。そんなサービスを作ってみたいという気持ちだけが大きくなっていました。

それで、金融系シンクタンクの方には、「興味はあるのですが、しばらく考えさせて欲しい。」と最終返答を延ばしていました。

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!