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2011年10月22日 (土)

ベンチャーキャピタル

会社がスタートアップして成長を目指すとやはり資金が必要になります。人を増やす、システムを増強する、パネルを強化する、そのすべてに資金が必要です。

そして、ネットリサーチの黎明期には、設立して数年の小さな会社に色々なベンチャーキャピタル(VC)が来て出資をすると言ってくれました。それは資金不足のベンチャー会社にとっては、とても魅力的な蜜の様な話しです。

当社は上場企業のグループ会社として堅実経営でやっていましたし、人的サービスの専門性と情報クオリティを訴求する方針でしたので、大きな資金は必要ないと断っていました。

それでも他社が資本強化をして事業拡大のスピードを速めると、当社も追随せざるを得なくなり、2005年に伊藤忠テクノロジーベンチャーさんと、ジャフコさんの2社に若干の出資をお願いしました。

VCは資金面と情報面、経営アドバイスの面でスタートアップ時にはとても有難い存在です。

しかし、VCは投資先を上場させてキャピタルゲインを得るのがビジネスですので、投資先の経営状況が芳しくなくなると両者のベクトルがずれてしまうことも多々あるようです。

当社に出資いただいた2社は紳士的なVCでしたので、当社の立場や考えも重視してくれましたし、出資比率も小さかったので、強権が発動されることもありませんでした。

でも多数のVCから多額の出資を受けていたネットリサーチ会社は、市場環境が悪くなって上場が難しくなると、資金豊富なIT企業に売却せざるを得なかったようです。

あるネットリサーチ会社の社長から、「思った以上の良い条件で〇社への売却が決りました。これでやっとVCにも納得してもらえると思うので、ホッとしましたよ。」と安堵の声を聞きました。

2006~2007年にネットリサーチ会社の大きな再編がありましたが、それは創業社長の個人的な利殖のために売却したのではなく、VCからの多額の出資が影響したのだと私は理解しています。

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!