従来型調査の伸長
日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)から毎年実施している「第48回経営業務実態調査」が発表されました。
2022年度のアドホック調査の市場規模は1,439億円で、前期比105%の成長です。
コロナ禍の影響でリサーチ市場は前期割れの年もありましたが、堅調に回復してきたようです。
そして、下記のレポートにもあるように1つの大きな特徴は、インターネット調査は101%と横ばいなのに対して、従来型調査が112%と大きく拡大している点です。
これまでリサーチ市場を牽引してきたインターネット調査の伸びが止まり、リアルな調査への揺り戻しが進んでいるというのは注目すべき変化だと思います。
マイボイスコムはインターネット調査が中心ではありますが、ヒアリング調査、グループインタビュー、会場調査等の従来型調査、リアルな調査も沢山やっています。
そういえば最近はインターネット調査と従来型のリアルな調査(定量も定性も)のご依頼が増えています。
インターネット調査はアドホック調査の6割近くまでシェアを上げて飽和状態にあるし、リアルな対面で深めないと分からない課題も多いから、これは自然な動きなのかもしれません。
当社はこの様なリアルな調査(従来型調査)のご要望にも積極的に応えて参ります。
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======(以下、JMRAサイトより)======
2022年の日本の従来型調査市場規模は2,590億円で、前年比109.9%となりました。2022年通年のインフレ率*が2.5%(IMF調べ)でしたので、実質107.4%となります。2021年が107.0%(実質107.2%)であったことから、コロナ禍を克服し、堅調に推移したものと考えられます。
今回の大きな特徴は、コロナ下でも成長を牽引していたインターネット調査が前年比100.5%と伸び悩み、一方で既存手法によるアドホック調査が112.1%と復調を維持したことです。グループインタビュー等でもオンラインから対面式への回帰が報告されており、リアルな調査への揺り戻しが起きたものとみられます。アドホック調査全体としては105.4%で、パネル調査(107.1%)とその他(115.3%)の伸びを下回りました。
(出所)日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)
https://www.jmra-net.or.jp/activities/trend/investigation/20230718.html
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