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2026年2月 9日 (月)

モニター不正登録とAI回答

リサーチ会社はお客様の意思決定に寄与できる良質なデータをお届けする義務があります。

そのためには良質なパネルを維持して、分かり易い調査票で、プライバシーも守り、短時間回答や多頻度回答もせずに調査の依頼を行うことが必要です。

私もマイボイスコムを27年前から経営をしてきて、良質なパネル環境の構築と維持が年々難しくなっていることを痛感しています。

まず自社のパネル「マイボイスパネル」の登録に関しては、登録情報を多面的にチェックを行い、登録者の25~30%は不正な登録と判断して事前に削除をしています。

酷い時には1人の悪意を持った持った人が、システムを使って1度に100件、200件、500件の登録をして来ることもあります。

これはアフリエイト広告のキックバックを狙って、1件の登録では30円程度のポイントですが200件成功すれば6,000円、500件成功すれば10,000円が稼げるという狙いです。

この様な悪意の重複登録を許してしまったらパネルの品質も回答の品質も保てません。

そして、最近は更にまずいことに、それらのシステムで登録した数百件の仮想モニターに、AIで回答させるということもあると聞いています。

この様な不正登録と、AIを活用した不正回答が蔓延したらインターネット調査でのリサーチは成り立たなくなるから、当社では事前の登録削除をしっかり行う所存です。

ただし、当社もパネルが不足する場合は提携パネルを利用してますし、リサーチ産業を健全なサービスが提供できる状態にするためにも、各社が不正登録やAI活用で野回答の防止に真剣に取り組むべきだと強く感じています。

インターネット調査を提供するリサーチ会社にとって、とても難しい時代になりました。

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!