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2023年6月 9日 (金)

アドホック調査市場

当社の今後の戦略を考えるために、過去5年間の市場の推移を調べてみました。

こちらは日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が毎年出している「経営業務実態調査」の資料から抜粋して作ったものです。

2020年度はコロナ禍の影響で対面での調査等が実施できなくなり、アドホック調査が▲6.9%も減少しました。

その後2021年度は1.1%の増加になり、2022年度も増加傾向が続いていると思われます。

しかし、この5年間の平均成長率は1.4%と低い成長に留まっています。

また、その中でもインターネット調査の平均成長率は4.2%で拡大していましたが、2021年度は▲2%の減少ですし、インターネット調査の構成比が58%まで高まり飽和状態になっており、インターネット調査も今後は2%程度の低成長になると思われます。

数年前にJMRAのカンファレンスで米国のオピニオンリーダーが、今後はサーベイ型のリサーチ会社は厳しくなると提唱していましたが、確かにその様な傾向が顕著になってきました。

当社は Consultancy & StoryTeller と言われる「コンサル型リサーチ」の出来る専門性の高いリサーチ会社を目指すことで、対応して行きたいと考えています。

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〇アドホック調査(個別調査)の市場規模     (百万円)  
  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 成長率%
アドホック調査(百万円) 133,200 136,100 145,000 135,000 136,500 1.4
(インターネット調査(百万円)) 67,200 70,500 76,100 80,700 79,200 4.2

〇アドホック調査の市場成長率

     

(%)

 
  2016年 2017年 2018年 2019年 2021年  
アドホック調査(%) 3.9 2.2 6.5 -6.9 1.1  
(インターネット調査) 4.2 4.9 7.9 6.0 -2.0  
 (出所)日本マーケティング・リサーチ協会          

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!