アドホック調査市場
当社の今後の戦略を考えるために、過去5年間の市場の推移を調べてみました。
こちらは日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が毎年出している「経営業務実態調査」の資料から抜粋して作ったものです。
2020年度はコロナ禍の影響で対面での調査等が実施できなくなり、アドホック調査が▲6.9%も減少しました。
その後2021年度は1.1%の増加になり、2022年度も増加傾向が続いていると思われます。
しかし、この5年間の平均成長率は1.4%と低い成長に留まっています。
また、その中でもインターネット調査の平均成長率は4.2%で拡大していましたが、2021年度は▲2%の減少ですし、インターネット調査の構成比が58%まで高まり飽和状態になっており、インターネット調査も今後は2%程度の低成長になると思われます。
数年前にJMRAのカンファレンスで米国のオピニオンリーダーが、今後はサーベイ型のリサーチ会社は厳しくなると提唱していましたが、確かにその様な傾向が顕著になってきました。
当社は Consultancy & StoryTeller と言われる「コンサル型リサーチ」の出来る専門性の高いリサーチ会社を目指すことで、対応して行きたいと考えています。
・
・
・
〇アドホック調査(個別調査)の市場規模 | (百万円) | |||||
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 成長率% | |
アドホック調査(百万円) | 133,200 | 136,100 | 145,000 | 135,000 | 136,500 | 1.4 |
(インターネット調査(百万円)) | 67,200 | 70,500 | 76,100 | 80,700 | 79,200 | 4.2 |
・ 〇アドホック調査の市場成長率 |
・ (%) |
|||||
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2021年 | ||
アドホック調査(%) | 3.9 | 2.2 | 6.5 | -6.9 | 1.1 | |
(インターネット調査) | 4.2 | 4.9 | 7.9 | 6.0 | -2.0 | |
(出所)日本マーケティング・リサーチ協会 |
コメント