« リサーチ部門のリストラ | メイン | ビジネスプランコンテスト97 »

2011年8月13日 (土)

インターネットで調査?

ITコンサルティング事業室は立上げたばかりで、社内の寄せ集め的な組織でしたので、あまり仕事もありません。上からは「ITを勉強しろ」と言われるけど、目の前に仕事がなければ勉強するのもなかなか難しいものです。

毎日、これで良いのだろうか?と思いつつ、良く分からない本を読んだり、あまり興味の湧かない受講料の高いセミナーに行く毎日でした。

これまではリサーチの仕事が忙しくて、10時、11時まで働いていたのが、夕方の5時にはちゃんと仕事が終わります。正確に言うと1日に4時間くらいは本を読んで、あとは社内をブラブラしていたので、ちゃんと働けば2時には仕事(勉強)が終わるような毎日でした。

こういう生活って一見楽そうですが、やっている本人は大変に苦しいものです。

本来はやれる仕事のフィールドがあり、そこではお客様の役に立ち必要とされていたのに、その仕事はやってはいけない。そして、目の前にある業務には興味も感じられない。

こういう環境だと人は自信がなくなり、気持ちに張りがなくなり、毎月のように風邪をひくようになります。人間の体は不思議なものです。10年分の風邪を半年でひいてしまいました。

そんなもどかしい生活でしたが、ある雑誌を眺めていたら「これからインターネットが今後普及してきて、マーケティングにも活かされるようになる。」ということを読みました。その中で、米国のVote Links というサイトで、世の中の話題や問題についてインターネットで世論調査の投票をして、結果を公開しているという記事が面白いと思いました。

インターネット上で一般の生活者の意見が取れるのかあ・・・

でも本当にまともに答えてくれるのだろうか?、回答者は何が目的で答えてくれるのだろうか?、母集団が明確でない代表性のない回答に意味があるのだろうか?

そんな疑問は感じましたが、「インターネット上で一般の人の意見が聞ける。回答してくれる。」ということがとても不思議で、新鮮な印象を覚えました。

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!