JMRA カンファレンス 2019
5月28日に開催された日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)のアニュアルカンファレンスに参加しました。
私はもう15年ほど前から毎年参加していて、その時々のリサーチ業界の話題や、流れや、次のヒントに気付くこともできる良い集まりだと考えています。
今年のテーマは「CREATE A NEW FRAME ~次のワクワクを創る~」でした。
リサーチ業界は変わらなくてはいけない、新しいフレームを作らなくてはという関係者の想いから考えられたテーマなのだと思いました。
しかし、このままではいけないという危機感は感じるものの、次のワクワクが何処にあるのかはなかなか見えにくい感じがしました。
リサーチ業界とは少し離れたZOZOの役員が基調講演をしてくれましたが「AIやビッグデータの技術開発が進む中、このままではリサーチャーは不必要な職業になるのではないか。いまの市場変化の中で8割以上の調査会社がビッグデータやデジタルの動きに何も対応していないのは信じられない。」というリサーチ業界への警告の様な内容でした。
そして、「ポスト平成のインターネットリサーチ」のセッションでは、インターネットリサーチ品質委員会から「ネット調査パネルのアクティブ率がこの5年間で半減しており深刻な状態です。その原因は、1)スマホシフト、2)負荷の大きな調査票(マトリクス)、3)謝礼の低さ、が主な要因で、ここを業界全体で改善して行く必要があります。」というものでした。
リサーチ業界が置かれている環境は大きく変化しているのは確かです。
その変化の動きは、この3年ほどで加速しているようにも感じています。
しかし、ビッグデータやAI等を使ったサービス開発には、それなりの資金や組織力や、システム力が必要なので、経営資源が限られた中小のリサーチ会社には、そこに踏み込めないもどかしい現実もあります。
~次のワクワクを創る~ のは各社がそれぞれに悩み、考えて、リスクを取って動きながら作るしかないのでしょうね。
そんなことを強く考えさせられた今年のカンファレンスでした。
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〇日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA) アニュアルカンファレンス
http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/conference/2019lp/2019lp.html
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マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/
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