調査結果 Feed

2024年3月 4日 (月)

不正なNo1調査に処置命令

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「満足度No.1」とうたった広告には合理的な根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は1日、Wi-Fiレンタルサービス「イモトのWi-Fi」をてがけるエクスコムグローバル(東京・渋谷)など6社に再発防止や消費者への周知を求める措置命令を出したと発表した。

消費者庁によると、エクスコムグローバルは自社ウェブサイトや旅行ガイドブック「地球の歩き方」の裏表紙の広告で、「お客様満足度No.1」「顧客対応満足度No.1」などと表示していた。

しかし、同社に委託されたリサーチ会社がおこなったアンケート調査ではサービスを利用したことがない人も対象に含まれており、ウェブサイトの印象によって満足度が高そうな会社を選ばせていた。消費者庁は客観的な調査とはいえず、表示には合理的な根拠がないと認定した。(出所)日本経済新聞

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ついに不正な「No1調査」に対して消費者庁が再発防止等の処置命令が出ました。

処置命令が出たのは、エクスコムグローバル、飯田グループホールディングス、住宅情報館、一建設、飯田産業、アーネストワンの6社です。

〇消費者庁の処置命令 2024年3月1日

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_240301_01_01.pdf

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_240301_02_01.pdf

消費者があまり関与度のない商品やサービスを選ぶ際には、実際に使った経験のある方が満足されているのか、どんな評価なのかも大きな影響力がある情報と言えます。

これらの商品、サービスの広告等で「顧客満足度No1」と表示されていれば、そのことを信じて購入している消費者も少なからずいると思います。

それが正しい手法で実施された調査でなく、合理的な根拠のない調査結果だとしたら大きな問題だと言えるでしょう。

この様な間違った「NO1調査」については業界団体である日本マーケティング・リサーチ協会からも2022年1月に「非公正なNo.1 調査への抗議状」が出されて、関係する調査会社等に改善要望が出されたと聞いていましたが、その後も続いていることは残念なことです。

〇非公正な「No.1 調査」への抗議状 2022年1月18日

https://www.jmra-net.or.jp/rule/20220118.html

リサーチに携わっている立場から見ると、こんな調査は出現率からみて出来る訳がない、と思われるNo1調査が掲載されている広告を良く見かけます。

また、当社にも「No1調査をしたいのですが、、」という問い合わせがあり、最初からNo1という結果を求める様なお引合いは全てお断りしています。

リサーチ会社は正しい市場情報を提供するのが社会的役割であって、データの信頼性に担保する義務があります。

不正なNo1調査は徹底して取り締まるべきだし、この様な不正な調査結果で消費者を欺くような会社は信頼性という面でブランド毀損する様な仕組みが必要なのだと思います。

今回の消費者庁の処置命令で、不正なNo1調査が一掃されることを期待しています。

2023年7月10日 (月)

当社の顧客満足度

リサーチは専門サービスを提供する事業です。

リサーチを提供させていただいたお客様のお役に立ったのか、ご満足いただけるサービスが提供できたのかが重要な指標になると考えています。

そのため、当社ではリサーチを提供させていただいたお客様に、毎月「顧客満足度調査」を実施してご評価とご意見をいただき、ご満足いただけなかった点があればご指摘に従ってサービス改善をするようにしています。

2022年度の総合満足度は4点満点(4=満足)で3.8をいただきました。

顧客満足度は95%(3.8/4.0)という結果です。

当社のスタッフは真面目に、専門性と誠意をもってサービス対応してくれているので高い評価をいただけているのだと思います。

この結果に甘んじることなく、今後も常にお客様の声に真摯に向かい合いながら、より良いサービスの提供に努めて参ります。

  営業の満足度 リサーチャー
の満足度
価格の満足度 総合満足度
2020年度 3.9 3.7 3.4 3.6 / 4.0
2021年度 3.8 3.7 3.5 3.7 / 4.0
2022年度 3.8 3.7 3.6 3.8/  4.0
3年平均 3.8 3.7 3.5 3.7 / 4.0

満足度の選択肢: 

4= 満足、3= やや満足、2= やや不満、1= 不満 の加重平均

 

  • 当方からの相談に対する柔軟なご対応と調査方法に関するご提案にたいへん満足しています。(情報通信研究機構様)
  • これだけの品質の調査を、これだけの価格でご提供いただけるのは驚異的である。 無料の集計ソフトがたいへん優れている。(労働組合様)
  • 弊社の要望に対し、臨機応変にご対応頂けた。また集計等のデータも丁寧にまとめられており、使用しやすく満足です。(総合商社様)
  • 対応の速さ、タイミングを見て適宜連絡いただけた。(システム会社様)
  • 営業担当にとてもスムーズな対応をいただいており、他社との価格差以上の価値を感じている。(製薬会社様)
  • 発注に対して迅速な対応をしてくださりました。文言なども修正していただき助かりました。何より調査のスピードの速さが良かったです。(大手新聞社様)
  • 様々な段階で十分な対応力をみせていただき、データも満足のいくものであったため。(私立大学様)
  • データ収集の割合のご提案や、倫理委員会への提出書類のご対応など、とても丁寧にご対応下さいました。(大阪公立大学様)
  • 担当者は当方の要望以上の提案もしていただき、とても助かりました。(私立大学様)
  • リードタイムが短い中での依頼にも関わらず、丁寧に、迅速にご対応頂き本当にありがとうございました。(ビール会社様)
  • 新商品のコンプトについて、一般消費者の支持率を回収しましたが、貴社協力のもと回収したいデータが回収できました。(食品会社様)

〇マイボイスコムとは → http://www.myvoice.co.jp/feature/

2023年5月 8日 (月)

携帯電話会社のブランド調査

マイボイスコムでは飲料や食品、流通、情報、通信、金融、季節催事等で毎月12テーマの1万人調査を実施して「アンケートデータベース(MyEL)」で公開しています。

こちらで2月に「携帯電話会社のイメージに関する調査」を実施したので紹介します。このテーマは2002年から実施していて今回で21回目になります。

私達が日常で頻繁に利用している携帯電話で、テレビCMも頻繁に視聴しているので携帯電話会社は身近な存在だと思います。その企業イメージを21年前から調査をしてきましたが、時系列で比較すると各社の印象が大きく変化をしていることが分かります。

「CMの印象がよい」と思うのはauが24%で1番多く、次いでSoftBank18%、ドコモ17%です。2014年まではSoftBankの「お父さん犬」が圧倒的に強かったですが、2016年からはauの「三太郎」が逆転しています。

しかし、「先進的だと思う」、「信頼できる」、「機能が充実している」の印象ではいずれもドコモが1番で、「電波が繋がりやすい」ではドコモが65%で、2位のauの12%、3位のSoftBank 6%を大きく上回っています。

今後利用したい携帯電話会社は、ドコモが32%でトップで、au 15%、SoftBank 8%、Ymobile 8%でした。最近の変化ではau とSoftBankが減少し、Ymobile の比率が高まる傾向が見られます。

あまり変化がないと思われる企業ブランドの印象ですが、21年間ではこんなに大きく変化しているんですね。それだけに企業ブランド調査を年に1回は実施して、その経年変化を踏まえながら対策を取ることが大切なんだと思います。

マイボイスコムでも以下の様な「ブランド調査」のメニューをご用意して対応しています。

〇ブランド調査メニューの紹介

http://www.myvoice.co.jp/service/solution/brand.html

〇携帯電話会社のイメージに関する調査(第21回)

https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=29507

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2022年12月 1日 (木)

回転寿司の会場調査

当社はインターネット調査が中心ですが、会場調査やグループインタビュー、ホームユーステスト、ヒアリング調査等のオフライン調査も積極的に対応しています。

こちらはある回転寿司チェーンからのご依頼で実施した試食を伴う会場調査です。

調査は客観的に正しく行いましたから、正しい調査結果であればこの様な形でご利用いただくのも良いことだと考えています。

これからもクライアントのご要望に対して、柔軟に色々な調査方法にも取り組んで行きます。

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━━━━━━*\「食べくらべ調査」を実施/*━━━━━━
自慢の”まぐろ”と”サーモン”が高評価を獲得しました!
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当社は食べくらべ対象の回転寿司チェーン大手5社中1社以上の
利用経験者100名を対象(最頻利用店舗はほぼ均等に回収)に
「回転寿司の寿司ネタに関する食べくらべ調査」を実施いたしました。

その結果、魚べい自慢の寿司ネタ”まぐろ””サーモン”が
「おいしさ指標」の10項目にて高い評価を獲得しました!

今後もみなさまにご満足いただけるお寿司を提供できるよう、精進して参ります。
引き続き魚べいをどうぞよろしくお願いいたします。

※魚べい学芸大学駅前店、渋谷道玄坂店、新大久保店、大宮西口店、大森駅山王北口店、マチノマ大森店、三宮雲井通店、吉祥寺店、元気寿司川崎駅前大通店では「まぐろ(2貫)130円(税込)」「サーモン(2貫)120円」での販売となります。

■調査概要
元気寿司株式会社は、2022年10月10日(月)に、関東一都三県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に住む20歳~54歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する人(食べ比べ対象の回転寿司チェーン大手5社中1社以上の利用経験者100名(※最頻利用店舗はほぼ均等に回収) )に対し、「回転寿司の寿司ネタに関する食べ比べ調査」を実施し、100名の有効回答サンプルを集計しました。
(調査協力機関:マイボイスコム株式会社)

https://www.genkisushi.co.jp/topics/?id=2266

2022年7月 6日 (水)

携帯電話会社のイメージ調査

携帯電話会社のイメージに関するアンケート調査(第20回)

Q4.貴方がもっとも「信頼できる」と思う携帯電話会社はどこですか?

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マイボイスコムでは2002年から毎年「携帯電話会社のイメージ調査」を実施しています。

直近の調査は2021年2月に実施していて20回目になります。

左のグラフは弊社のモニター「マイボイスパネル」に「貴方がもっとも孫頼出来ると思う携帯会社はどこですか?」という設問の回答です。

企業イメージをこの様に項目別に時系列で比較すると、生活者が企業に対するイメージは年々変化していることがよく分かります。

信頼性ではNTTドコモが49%で最も高く、2位が17%のau、3位が9%のソフトバンクでしたが、今回の80時間を超えるauの通信障害でこの信頼性のイメージがどの様に変化するのでしょうか。

このテーマはこれからも継続して実施したいと思います。

調査結果にご関心があれば下記のURLで調査結果をご覧下さい。

〇携帯電話会社のイメージに関するアンケート調査(第20回)

https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=27106

2022年3月10日 (木)

市場変化を捉える定性分析

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ウィズコロナが長く続くことで、生活者の購買行動や消費行動が大きく変化しています。

そして多くの企業が構造的に変わった消費者行動を把握して、その変化に合ったマーケティングを模索しています。

しかし、それを調査設計した定量調査で把握するのには限界があります。

イボイスコムでは、市場の変化の兆しや、新たに生まれた潜在ニーズを把握する方法として、インターネット調査で純粋想起のコメント(自由記述)を大量に回収して、当社で開発した「テキストマイニング(TextVoice)」で解析する調査をお勧めしています。


設問としては、

 「〇〇〇について最近困っていることをお聞かせ下さい」とか、

 「〇〇〇について最近気になっていることを何でも結構ですので教えて下さい」

といった質問で数千件の意見を聴取して分析します。

この様な純粋想起の意見や要望を分析することで、これまでの購買や消費行動では考えられなかった変化を見つけることができます。

当社の自主調査「カップ麺のアンケート調査」で聴取した「カップ麺の不満の自由記述」を「テキストマイニング(TextVoice)」で解析したサンプルレポートを公開しました。

もし定性分析のアプローチにご関心があれば、下記のサンプルレポートを参考にして下さい。

インターネット調査 × テキストマイニング(TextVoice)が皆様のマーケティングに役立つことができれば幸甚です。

〇「テキストマイニング (TextVoice)」の分析事例(カップ麺の不満)

 https://www.textvoice.jp/info/pdf/textvoice_report_CupNoodles.pdf

2021年12月20日 (月)

マイボイスコムのコンセプト

マイボイスコムのコンセプトは『生活者と企業のコミュニケーションメディア』です。

これは会社を設立した3年後に考えたもので、企業はスピードや生活者情報を重視する経営になって来ているし、インターネットの発展によって左の図のような「DO→SEE→DO→SEE」という循環が必要になり、そこにネットリサーチの役割が出て来ると考えました。

そんなことを想像しながら『生活者と企業のコミュニケーションメディア』というコンセプトを考えたのですが、インターネット調査の普及で確かに早いスピードで、大規模な生活者情報を聴取することが出来る様になりました。

以前は300~500件回収の郵送調査でも2~3ヵ月の時間と、400~600万円の費用がかかりましたから、そんなに気軽に調査はできませんでした。

そして、1度調査をしたらその範囲で仮説検証したり原因や方策を探索するしかありませんでした。

しかし、インターネット調査では同じような調査が2~3週間と100~150万円で実施できますから、調査をして新たな課題や疑問や仮説が生まれたら、もう1度調べてみることも出来るようになっています。

私が20年前に想像した「DO→SEE→DO→SEE」の循環はもう出来ているのかもしれません。

Monitor

一方で時間も予算も以前の4分の1まで大幅に下がったことで、クライアントとリサーチャーが課題や仮説を共有して、十分な時間を取って調査設計をしたりデータ分析や考察をすることが難しくなっています。

そして、リサーチ業界を見渡すと、調査設計からレポート作成と考察提案までしっかり対応できる会社が大幅に減少しました。

しかし、全てのお客様が「システム化と自動化で早く安い実査サービス」で意思決定できることはなく、丁寧に人的で専門的なリサーチが提供できるリサーチ会社も必要だと思います。

マイボイスコムは「人的で専門的なリサーチサービスを、親切、丁寧に提供できるリサーチ会社」を目指して尽力して参ります。

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☆貴方もアンケートモニターに参加しませんか。

 ↓モニター登録はこちらからお願いします。↓

https://voice.myvoice.co.jp/info/campaign/

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2021年11月17日 (水)

在宅でのリサーチワーク

新型コロナの第5波も収まり、徐々に日常を取り戻しつつあるようですね。

私は神田駅から通ってますが、神田の飲食店もだいぶ賑やかになってきました。

当社も去年4月の第1波の時は、政府が勧める通り「8割在宅」をやりました。

社員分のノートパソコンを購入して、テレワーク用のツールも契約しての取組みでかなり不安でしたが、思ったより業務はできた感じでした。

しかし、社内コミュニケーションが難しくて問題もあるため、第2波からは「2割在宅」にして、緊急事態宣言終了後は時差出勤での通常勤務に戻しています。

そして、全員が出社していて、何かあれば直ぐに相談が出来て、すぐに話し合える環境は大切だと感じています。

先日、ある大手リサーチ会社の役員と情報交換をしました。

彼らはまだ9割在宅を続けていて、その方も月に2、3回しか出社はせず、朝から晩までオンライン会議をしているそうです。

そして、同社は在宅勤務でもリサーチは出来るという判断で、今後も在宅勤務を続けると聞きました。

でも私が気になったのは「これまでにないほど若手社員が大量退社している」と伺ったことです。

入社してまだ数年の若い社員はまだ技術も経験も足りません。

そんな彼らが自宅で業務指示のメールを受けとり、1人で調査票を作ったり、回収の設定をしたり、データ集計したり、レポートを書いて、分からないことはチャットで質問するような仕事が1年以上も続いたらそれは面白くないし、辛い毎日だと思います。

こんな仕事が生活がずっと続くのか、、と考えたら辞めたくなる気持ちも分かります。

若い社員の不安や失望や大量退社があっても続けるほど、新型コロナはまだ怖い存在なのでしょうか。

私にはそうは思えないので、当社は緊急事態が出ない限り通常勤務を続けることにしました。

特に当社は機械的な装置型リサーチではなく、お客様の課題解決に取り組むコンサル型リサーチを指向しているので、関係者が集まって知恵出し出来る環境が不可欠だと感じています。

どちらが正しいということではありませんが、若手社員の失望や大量退社があっては、数字が出来ても会社経営が出来ているとは言えない気がします。

 

2021年9月20日 (月)

食の安全に関するアンケート調査

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「食の安全」に関する1万人調査をやりました。
 
食の安全に不安を感じている人は2008年には94%もいましたが、今回は49%になり、この13年間で45%も下がりました。
 
思い起こすと2008年はひき肉の混ぜ物や、船場吉兆の賞味期限偽装などの食品偽装問題が多発していた頃でした。
 
消費者の意識はそう大きく変化しないように思われますが、時系列で見るとその時の社会現象等によって大きく変化するのが分かります。
 
この様な消費者心理の変化に合わせたマーケティング施策をすることが大切で、それを実現するために私達が提供しているリサーチが必要なんだと思います。
 
現在の食の安全に不安を感じる要因の上位3位は「添加物」「残留農薬」「輸入食品の安全性」でした。
 
過去調査と比べて「食品の放射能汚染」は減少しています。
 
これも原発事故から年月が経ったことによる消費者意識の経年変化といえそうです。
 
 
〇食の安全に関するアンケート調査(第7回)

2021年8月27日 (金)

東京オリンピックのアンケート調査

東京オリンピックに関する1万人アンケート調査をやりました。
 
2004年のアテネ大会から毎回同じ設問で関心度を聞いてますが、各大会の関心度は2004年のアテネ大会76%、2008年の北京大会59%、2012年のロンドン大会59%、2016年のリオデジャネイロ大会42%で、今回の2021年の東京大会は54%でした。
 
本来なら自国開催で断トツに関心度が高まったはずなのに残念な結果となりました。
 
また、東京オリンピックの評価も「良くなかった」が39%で、「良かった」の31%を上回りました。
 
新型コロナの感染で1年延期となり、更に感染拡大の時期での開催となったことで、厳しい結果になり本当に残念です。
 
ご関心があれば下記のページから調査結果をご覧下さい。
 
集計結果やローデータ、調査レポートも安価にお求めいただけます。
 
〇東京オリンピックに関する調査

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2021年2月17日 (水)

日経テレコンでのデータ販売

マイボイスコムでは1998年7月から約23年間(275ヶ月)、毎月、食品、日用品、流通、情報通信、金融、季節催事等の1万人調査を自主企画で実施して来ました。

この1万人調査が約3,300件ほど蓄積していて、「アンケートデータベース(MyEL)」で情報発信しています。

今回この「アンケートデータベース(MyEL)」の調査データ(集計データや調査レポート)を、日本経済新聞社の「日経テレコン」で販売することになりました。

「日経テレコン」には1万社を超える企業が会員になっていて、ビジネス情報として広く活用されています。

このデータベースサービスを通じて、当社の自主調査も多くの企業に役立つことが出来れば嬉しく思います。

こちらが「日経テレコン」のお知らせ記事です。

(日経テレコンのお知らせ記事:「マイボイスコム消費者調査レポート」の提供開始)
https://t21help.nikkei.co.jp/oshirase/2021/02/20210208-2.html

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○日経テレコンのお知らせ
「マイボイスコム消費者調査レポート」の提供開始、1万人の生活者調査 マー ケティング調査に役立つクロス集計表やグラフなどデータも充実

記事検索、ナビ型記事検索、リストで検索、レポート・市場シェアの各メニュー で「マイボイスコム消費者調査レポート」の提供を開始しました。インターネッ ト調査会社のマイボイスコム株式会社が独自に企画、実施する生活者調査のレ ポート、クロス集計表を収録します。
「消費財」「サービス」「ライフスタイル」について毎月12テーマを選定し、各 テーマ1万人を対象に実施した調査結果を、3パターンの形式で提供します。食 品、流通、自動車など、消費者行動に関するマーケティング調査にお役立てくだ さい。

■レポート、データ形式
・調査概要レポート:調査結果のグラフ(7-8問)と自由回答(1問)を6~7ペー ジでまとめたPDFレポートです。
・詳細レポート:単純集計・クロス集計の表・グラフと自由回答をまとめた約30ページのPDFレポートです。
・クロス集計表:各設問(7-8問)と性別/年代/性別・年代/居住地域/世帯年収 の5軸のクロス集計データをExcelファイルで提供します。

各フォーマットのサンプルはこちら
https://t21help.nikkei.co.jp/oshirase/2021/02/20210208-2.html
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2020年8月 1日 (土)

在宅勤務に関するアンケート調査

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在宅勤務・テレワークに関する自主調査をやりました。


雇用型で働いている人のうち、在宅勤務・テレワークの経験者は35%で、今回の新型コロナで始めて経験した方が20%でした。


在宅勤務・テレワークのメリットは、通勤ストレスの減少、時間の有効活用、自分のペースで仕事ができるで、課題は、オン・オフの切り替えや気分転換が難しい、モチベーション維持が難しい、コミュニケーションがとりにくいが上位となりました。

在宅勤務・テレワークを良いと思う肯定派が56%もいて、在宅勤務・テレワークを経験して働くことの意識に変化があったと答えた人が60%もおられて、今後の働き方や社会の変化が推察される結果となりました。

調査結果の詳細は、下記の「アンケートデータベース(MyEL)]のページで公開していますので、興味がありましたらご覧ください。

〇在宅勤務・テレワークに関するアンケート調査
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=26212

 

2020年7月30日 (木)

在宅勤務・テレワーク調査

今回は5月に実施した「在宅勤務・テレワーク」の調査結果を紹介します。

雇用型の勤務先で働く人(全体の6割弱)のうち、新型コロナウィルスを切っ掛けに制度変化があったのは6割弱でした。在宅勤務・テレワークの経験者は35%で、今回の新型コロナで初めて経験が20%でした。そして、在宅勤務を経験することで働くことの意識が変わった方が60%もおられます。

在宅勤務のメリットは「通勤ストレスの減少」が66%で最も高く、「時間を有効活用」「自分のペースで仕事ができる」「気候や交通状況などに左右されない」が各4割弱で続きます。

課題は「オン・オフの切り替えや気分転換が難しい」が46%、「モチベーション維持が難しい」が37%、「コミュニケーションがとりにくい」30%、「運動不足」29%などがあげられています。

在宅勤務・テレワークに賛成は56%と高く、今後も一定程度は定着して来るものと思われます。そして、この働き方の意識や行動の変化が、市場構造の変化にどう影響するのか、その変化の兆しを捉えてマーケティング戦略に反映することが重要となりそうです。

調査結果は下記ページでご覧ください。

集計データ、調査レポートも下記ページからお求めいただけます。

〇在宅勤務・テレワークに関する調査

https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=26212

マイボイスコム株式会社

https://www.myvoice.co.jp/

2020年5月10日 (日)

意思決定に役立つリサーチ

リサーチはお客様の意思決定に寄与するものでないといけません。

お客様が広告代理店様やコンサル会社様であれば、お客様が基本的な調査設計をしてくれるので、リサーチ会社はきちっと実査をすることが役割になります。

これらの業務は大規模なパネルとシステムに強い、マクロミルさんや、クロスマーケティングさん、楽天インサイトさんが活躍しています。

当社は事業会社や大学のお仕事が中心で、特に学術調査のお手伝いが年々増えていて、今ではリサーチ業務の3~4割は大学や研究所関連の仕事になっています。

事業会社や大学の先生方は、こんなことをやりたい、こんなことを知りたい、判断したいという目的や仮設は明確だし、その分野の専門知識も豊富にお持ちですが、それをどんな調査設計でどんな調査手法でやれば良いかの知見が少ない方も多くおられます。

当社はそんなお客様に若干なりともリサーチ豊富なスタッフが、一緒に考えて提案しながら丁寧に進めることが必要なリサーチでお役に立てればと思っています。

早くて安くて、大量のデータを集められるのはインターネット調査の1つの価値ではありますが、仮説をもとにしっかり設計をしないと、これで何が分かるの??ということにもなりかねません。

そして、事業会社や大学の先生方の多くは、しっかりしたデータで判断の出来るリサーチをやるための提案とサポートを求めておられます。

そんなご要望に対して、Consultancy & StollyTeller の専門サービスが提供できて、役に立ち、喜ばれるリサーチ会社になるのが当社の目標であります。

日本のインターネット調査が先進国で1番安いという環境で、技術者を育成しながら複雑な課題に人的サービスで応えるモデルは難しい面もありますが、そんなリサーチ会社も必要だと思うので頑張って参る所存です。

何か複雑で面倒そうなリサーチ課題がありましたら、何なりとご相談ください。

当社は小さな組織ですが22年の実績と経験を活かして、誠心誠意を持って対応することはお約束いたします。

マイボイスコム https://www.myvoice.co.jp/

学術(アカデミック)調査 https://www.myvoice.co.jp/service/solution/academic.html

2020年4月18日 (土)

インターネット調査の変遷

22年前の黎明期からインターネット調査に携わってきましたが、振り返ってみると良い面と悪い面があったように感じています。

良い面はやはり手軽に早く安く大量の生活者情報が取れるようになり、動画や音声などの活用や、インタラクティブ性を活かした色々な調査が可能になったことがあります。

悪くなった面はリサーチの価格や納期が1/4~1/5まで急激に下がり、機械化や効率化を優先せざるを得ない環境の中でリサーチの技術力やノウハウが低下して、設計等の準備が不十分なリサーチが増えてしまったようにも思えることです。

もっと時間をかけてクライアントと相談し、時間もかけて良く考えて役に立つ調査結果を提供しようとしても、今のネットリサーチの市場価格と納期ではそれができません。

そして、インターネット調査の自社環境を持たないで、人的な専門サービスを提供してきたリサーチ会社が沢山なくなったのは不幸なことだった様に思います。

当社は1998年に伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーとして創業して、インターネット調査の事業を始めました。

そこから7、8年は数社のベンチャー会社が取組んでいたのですが、当社の様にリサーチ経験からこの市場に入った会社では、リサーチとは何かとか、リサーチにとって大切なこととは、という価値観というか拘りがあって、そこを大きく変えられないところがありました。

しかし、リサーチに携わったことのない企業や創業者が、どうすれば事業を大きくできるかを考えた時に、システム化と自動化による早さと安さの訴求になり、その安い価格と短納期が業界の標準になってしまったように思います。

それでお客様の意思決定に役立つ良質なリサーチが提供できて、働く社員も自信と誇りを持って働ける環境が作れれば良いのですが、今のリサーチ業界は多くの歪みを抱えてしまっているようです。

毎日7、8件もの調査の依頼を行う多頻度回答や、数時間で回収を行う短時間回収、予備調査は2~3ポイント(円)、本調査でも30問に答えても30円という極端に低い謝礼で、リサーチャーも調査票の設計に必要な時間が取れない状態では、良いデータの回収もパネルの維持もできません。

この歪みは市場環境から来るので何とも歯がゆいですが、当社は自社で出来る範囲で高品質で専門的なリサーチサービスの提供に務めて行きたいと考えています。

そのために、独自の「テキストマイニング(TextVoice)」や「アンケートデータベース(MyEL)」を構築して固定収益を作ることで、リサーチワークに少しでも余裕を作り、リサーチャーの育成にもできるだけ注力することでやっていくつもりです。

小さくてもそんなリサーチ会社を求めているお客様もおられると思うので、厳しい環境ですが藻掻きながらも品質向上に向かって頑張って参ります。

マイボイスコム株式会社 

https://www.myvoice.co.jp/

2020年4月10日 (金)

暮らしと節約に関する調査

2020年1月に実施した「くらしと節約の調査」を紹介します。

本テーマは2009年から13年間毎年実施しているものです。

生活満足度や、節約度、幸福度は毎年大きくは変わりませんが、5年スパンで見ると変化が分かります。特に東日本大震災後の2012年は、生活満足度は44%まで下がり、節約度も66%まで上がっていました。

その後は2年ほどで消費者意識は元に戻り、今年の調査では生活満足度は54%、節約度は53%、幸福度が57%という結果でした。幸福度が2010年の60%から徐々に低下していることが気になる結果です。

国連の関連団体が「世界幸福度ランキング」を毎年発表していますが、2019年は世界の156カ国の中で日本は58位で、2015年の46位から12位も下がっています。経済的に豊かでも幸福を感じられないのは寂しいですね。

節約の上位は「食料品」「外食」「衣料品」等で、昨年よりお金をかけたいものは「旅行」、「趣味・娯楽・教養」でした。今回のコロナショックで購買意識がどこまで冷え込むかが気になります。 

調査結果の詳細は下記ページでご覧ください。

ローデータ、集計データ、調査レポートも安価にお求めいただけます。

〇くらしと節約に関するアンケート調査(第13回)

https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=25812

マイボイスコム株式会社

https://www.myvoice.co.jp/

2020年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

マイボイスコムはお陰様で21回目の新年を迎えました。

これも多くの皆様からのご愛顧のお陰だと、心から感謝申し上げます。

また、本年もよろしくお願いいたします。

当社が創業したのは2018年です。伊藤忠系シンクタンク(現:伊藤忠テクノソリューションズ)の社内ベンチャーとして準備をして、翌年の1999年7月に会社を設立しました。

その頃のインターネット人口は200~300万人で、20代オタク男性の玩具などと言われていました。

そのため、頭が良くてカミソリと言われた当時の副社長から「高井君、この事業は失敗するから止めた方が良いよ。失敗する理由は、、、」

1)インターネットに個人情報を登録したりしない

2)顔も見えない世界なのでまともな回答はしない

3)まともな回答でないデータをいくら分析しても役に立たない

4)役に立たないものに企業はお金を払わない

だから事業としては成立しない、、、と失敗する根拠を理路整然と諭されたのを覚えています。

その頃の事業環境を考えるとまったく正しい考えで、本当に私のことを心配されての助言だったと今でも感謝をしています。

それから22年が経って、インターネット調査はアドホック調査の5割を超えるまで普及しました。

早くて、安くて、大量の回収ができ、双方向で、音声や動画も使える利便性が評価されてきた結果だと言えるでしょう。

しかし、その一方で早さと安さの過剰な競争と、パネルやシステム環境の整備に多額の資金が必要な事業になったため、お客様の課題にしっかりした調査設計ができ、お客様の意思決定に寄与できる専門サービスの提供できる会社が激減してしまいました。

効率的な実査ができることは良い事ですが、お客様の課題に対してどんなデータを集めて、どんな分析をすれば、どんな調査結果と提案ができるかを考える人的ノウハウが伴わないと、有効なリサーチはできません。

当社も色々な課題があって十分なサービスが出来てはいませんが、創業時に考えた経営理念のもとで、皆様に役立ち信頼されるリサーチ会社を目指して努力して参る所存です。

これからもご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇マイボイスコムの経営理念

「生活者と企業のコミュニケーションメディア」として、クオリティの高い生活者情報と専門性の高いサービスで企業のマーケティングを支援し、豊かな消費生活に貢献する。

https://www.myvoice.co.jp/company/philosophy.html

マイボイスコム株式会社 代表取締役社長 高井和久

2019年12月 5日 (木)

テキストマイニングの新機能

マイボイスコムでは4年前から独自の「テキストマイニング(TextVoice)」を提供していて、ご利用の企業様からは「操作が簡単で結果も分かり易い」と高い評価もいただいています。

このテキストマイニングをよりシンプルで、分かりやすくするために新たな機能を追加しました。

<テキストマイニング(TextVoice)の特徴>

 〇類義語辞書の自動作成機能搭載により、チューニングなしにすぐに分析できます。

 〇文単位で分析を行い、最大6つの類義語のつながりで表現できます。

 〇テキストデータに属性や回答データがあれば、セグメント別の分析もできます。

<追加機能>

1.自動で類義語をまとめた結果を可視化するワードクラウド機能

2.類義語と類義語の繋がりを表したネットワーク図の作成機能

3.ネットワーク図から原文を確認できる原文参照機能

追加機能1: ワードクラウドの作成機能

出現量の多いワードを文字の大小で閲覧できる機能です。出現数が多いほど文字が大きく表示されます。※CSV形式で出力することも可能です。ワードをクリックすることで原文の確認ができます。また、同じ意味でまとめられたワードも表示されます。

Slide01

追加機能2: 類義語と類義語の繋がりをネットワーク図に表現、選択ワードを含む原文の表示もできる機能

テキストマイニング(TextVoice)が自動で作成した類義語の出現の割合や、類義語から原文の参照など、類義語レベルでの内容把握にもご利用いただけます。

Slide02

 

追加機能3: 類義語の組合せの出現件数の割合を円グラフで表示

自動的に作成した類義語を、最大6つの類義語の組合せまで分類します。そして、類義語の組合せの出現頻度を円グラフで表示することで、どの様な意見がどの程度あったのかを可視化します。

Slide03

 

こちらの3つの追加機能を表現した後で、以下の3つの従来の機能を表示することで、定性データを定量的、構造的に把握することができるテキストマイニングです。

機能4:少数でも影響力の大きな発言を見つけるフォーカス

フォーカス

 

 ・

 

機能5:発言残隊の俯瞰図を表すパースペクティブ

パースペクティブ

 

機能6:属性や回答による差異を見つけるセグメント

セグメント

テキストデータのCSVファイルを読み込ませるだけで、類義語も自動で作って、上記の6つの分析が作れるのが「テキストマイニング(TextVoice)」の特徴です。そして、自動的に作成した分析用の辞書を1、2度チューニングすることでより分かりやすいテキスト分析をすることができます。

テキストマイニング(TextVoice)は月10万円でご利用いただけます。

アンケートの自由回答や、サイトのお問い合わせ、営業日報や店舗報告のコメント、SNSデータ等の定性分析に是非お役立てください。

〇 テキストマイニング(TextVoice)の詳細

  https://www.myvoice.co.jp/service/menu/txt-voice.html

  https://www.textvoice.jp/info/

 

2019年11月15日 (金)

コンサル型のリサーチ会社

インターネット調査が生まれたのは、当社が創業した1998年頃からです。

その頃はインターネット調査やネットリサーチという言葉もなく、自分がニュービジネス協議会のビジネスプランコンテスト97に応募した時には、「ネットフォーカスグループの構築によるマーケティング情報サービス」というタイトルで事業計画を出しました。

その頃はマクロミルも、クロスマーケも、楽天リサーチもなく、インテージもまだインターネット調査を始めていませんでした。

当社は1998年4月から事業準備を始めて1年以上経ってから、同じベンチャーのインフォプラント(大谷社長)や、インタースコープ(平石社長)もインターネット調査のビジネスを始めていることを始めて知りました。

その後、インフォプラントもインタースコープもヤフーに買収されて、その後、ヤフーがマクロミルも子会社化して一緒になり、その頃のベンチャー会社がすべてマクロミルさんになったのは若干寂しい気もします。

現在ではアドホック調査の5割がインターネット調査になり、1番大きな調査手法になっています。

インターネット調査は、早いし、安いし、大規模な回収もできるし、双方向のやり取りもでき、動画や音声も使えるため、リサーチユーザーにとっては多くのメリットがあると思います。

しかし、過剰な速さと安さの競争によって、リサーチ会社は応用力とか、考えて組み立てる力が弱ってしまいました。

そこにクライアント様の不満があると思われるので、その様なウォンツに対応できる「Consultancy & StoryTeller」の提供できるリサーチ会社になるのが当社の目標になります。

ただし、時間と予算に全く余裕のないインターネット調査だけではそれが難しく、リサーチサービスに余裕を作るために、5年前から固定収益を生み出せる「テキストマイニング」の研究開発に注力して来ました。

でも新たな分析の仕組みとツールの開発は、思った以上に資金や体力のいる作業でした。

あっという間に1億円近い事業資金がかかり、従業員が40人で1億8千万円の資本金しかない当社には重い負担となり、ここを補強するために伊藤忠さんに頼んで増資をしてもらい、グループの力も借りてこの事業を成功させて、「Consultancy & StoryTeller」の提供できるリサーチ会社にしたいと考えています。

リサーチ会社は益々装置型で、大きな資本や組織がないと成り立ちにくい事業になっています。

「Consultancy & StoryTeller」のサービスが提供できるリサーチ会社は必ず必要だと思うのですが、その様な会社が成り立ちにくくなった原因の1つが、インターネット調査の普及であったというところに若干複雑な想いがあります。

マイボイスコム https://www.myvoice.co.jp/

 

2019年10月 2日 (水)

意思決定に役立つリサーチ

私たちのミッション(Mission)

生活者の意見を企業や社会に届けることで、より良い商品やサービス、社会の実現を推進し、生活者の幸せや満足に貢献します。また、信頼性の高いサービスを提供し、お客様の意思決定に寄与することで、お客様の事業発展にも積極的に貢献します。

こちらが20年前から掲げているマイボイスコムのミッションです。

「信頼性の高いサービスを提供し、お客様の意思決定に寄与することで、お客様の事業発展にも積極的に貢献すること。」がしっかりできる会社にしたい。

そんな想いで21年間、この会社をやって来ました。

20年ほど前からインターネット調査が普及し、リサーチ会社は実査回収のスピードと価格の競争が中心になり、それによって人的な専門サービスを提供して来た「従来型リサーチ会社」はどんどん無くなりました。

会社は残っていても、以前とは機能や特色が大きく変わった会社もあるようです。

あの名門の電通リサーチもマクロミル傘下の電通マクロミルインサイトになり、R&D社もクロスマーケティング傘下の会社になり、スミスも外資系に売却されてなくなりました。

そんな業界再編によって、技術力と対応力をもったリサーチ会社は少なくなったと言われています。

しかし、マーケティングの課題をしっかり理解し、色々な調査手法にも対応できて、調査設計からレポーティングと提案まで対応できるリサーチ会社も必要です。

当社はそんな意思決定に役立つリサーチ会社を目指したいと思います。

マイボイスコムは今年の3月に増資を受けて、伊藤忠グループに戻りました。

伊藤忠グループにはリテール関連の事業会社も沢山あり、消費者ビジネスを強化するためのカンパニーも出来たりしています。

この様なグループの力も借りて、事業会社のマーケティングに役立つリサーチ会社にしていきます。

まだまだ実力不足ではありますが、マイボイスコムをこれからもよろしくお願いします。

マイボイスコム →  https://www.myvoice.co.jp/

2019年8月30日 (金)

アンケート調査の情報発信

マイボイスコムでは、自主企画で毎月12テーマの1万人調査を実施しています。

この調査結果は、以下の「アンケートデータベース(MyEL:ミエル)」から閲覧できて、集計結果や、レポート、ローデータも安価に販売しています。

アンケートデータベース(MyEL)には食品、日用品、流通、金融、季節催事等の1万人調査が、約3,000件蓄積しています。

こんな調査データがないかとお考えの時にはこちらをご覧になってみて下さい。

また、これらの調査結果は積極的にメディアにも発信していて、「Yahoo!ニュース」にも毎月10テーマほどが掲載されています。

マイボイスコムは「生活者と企業のコミュニケーションメディア」が企業コンセプトです。

これからも生活者の意見を社会に伝える役割を果たすため、メディア発信を続けて参ります。

これからもマイボイスコムをよろしくお願いします。

〇アンケートデータベース(MyEL) 

https://myel.myvoice.jp/

https://myel.myvoice.jp/products/list_all.php

=====(Yahoo!ニュース での調査結果の掲載例)=====

生命保険の申し込み、ネットや保険ショップ経由など多様化

マイボイスコムは、9回目となる「生命保険の加入実態」に関するインターネット調査を2019年7月1日~5日に実施。1万266件の回答を得た。 現在、加…

8月22日(木) 9時0分-経済総合(MONEYzine)

直近1年間にスマホで写真を撮った人は約7割、デジカメは約4割

マイボイスコムの「スマートフォンのカメラ機能の利用」に関する調査によると、直近1年間に写真を撮った機器を聞くと、「スマートフォン」は68.2%、「デジタルカメラ」は39…

8月21日(水) 18時20分-IT総合(アスキー)

あなたは週に何回「麺類」食べてる? 2019年最新調査、アレンジメニューもご紹介

…自宅で食べるのは「うどん」「ラーメン・中華麺」で7割 調査会社のマイボイスコム(千代田区神田錦町)が全国の約1万人の男女を対象に行った「麺類」に関する…

8月16日(金) 11時30分-ライフ総合(アーバン ライフ メトロ)

びっくりドンキー、いきなり!ステーキ、ブロンコビリー、ステーキ店を利用する時に重視するポイントは?

…今回紹介したいのは、みんなが大好きな「ステーキ」に関する調査。マイボイスコムの「ステーキ店の利用に関するアンケート調査」によると、直近1年間に利用した…

8月15日(木) 17時32分-エンタメ総合(@DIME)

炭酸飲料「週1回以上」飲む人の数が減少傾向に 2019年夏のアンケート調査、「カロリーゼロ」「甘さ控えめ」も

…過去5年、飲用者が減少傾向に 調査会社のマイボイスコム(千代田区神田錦町)が全国の約1万人の男女を対象に行った「炭酸飲料」に関するインターネット調査で…

8月15日(木) 11時30分-ライフ総合(アーバン ライフ メトロ) 

 

2019年6月21日 (金)

アンケートサイト・リニューアル

今回増資をいただいた資金を使って、7年ぶりに当社のビジネスサイトを全面リニューアルしました。

「うちはこんな会社で、こんなことを大切にして20年間やってきた。」ということを制作をお願いした伊藤忠インタラクティブのコピーライターに何度も話をして、30件近い案の中から「課題と向き合うリサーチ。」のキャッチコピーを選びました。

マイボイスコムは、大手リサーチ会社の様な「機械的な流れ作業で、多くの分業制で行うリサーチ」ではなく、「専門リサーチャーが親切丁寧に、最初から最後まで一貫して対応する、人が中心のリサーチを提供している」ことをお伝えしたかったので、「課題と向き合うリサーチ。」が1番しっくりくるものでした。

新しいビジネスサイトで当社サービスを説明していますので、ご覧になっていただけると幸甚です。

〇リニューアルした「ビジネスサイト」 https://www.myvoice.co.jp/

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課題と向き合うリサーチ。

マイボイスコムは、伊藤忠系シンクタンクから生まれた、

20年以上の実績を持つリサーチ会社です。

専門性と責任を持ったリサーチャーによる一貫対応と、
品質にこだわったデータとサービスで、
お客様の課題を解決するリサーチを適正価格でご提供します。

https://www.myvoice.co.jp/

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2019年6月10日 (月)

リサーチ会社の個人情報流出事故

リサーチ業界にとってとても残念な事故が起きてしましました。

マーケティングアプリケーションズ(MAPPS)社が運営するアンケートサイト「アンとケイト」から、77万人もの個人情報が流出したという発表がありました。

第三者からの不正アクセスによって流出したとのことですが、氏名や住所、メルアド、生年月日に、銀行の口座番号や、電子マネーの口座番号まで出てしまったようです。

不正アクセスによる事故ですが、インターネット調査は参加してくれているモニターの信頼と協力で成り立っているサービスですので、MAPPSさんだけでなく、リサーチ業界全体に与える影響も大きいと思われます。

弊社もモニターの方全員に、他社で個人情報流出の事故があったことと、パスワード変更をお勧めするご案内をお送りしました。

この5年間でモニターの協力率が半減しているという厳しい環境の中で、この様な事故が起きてしまったことで、モニターの協力率がさらに下がらないことを祈るばかりです。

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不正アクセスによるお客様情報流出に関するお詫びとお知らせ
株式会社マーケティングアプリケーションズ

このたび、弊社が運営するアンケートモニターサービス「アンとケイト」、「ポケットアンとケイト」において第三者による不正アクセスがあり、お客様情報が流出いたしました。 今後の調査の進捗に応じて対象件数や状況が変動する可能性がございますが、現時点で確認している事実と弊社の対応状況をご報告いたします。 ご利用の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。 

1.被害状況

(1)流出アカウント数:770,074件

(2)流出内容
氏名(*2)、メールアドレス、パスワード、性別(*1)、生年月日、未既婚(*1)、子供の有無(*1)、個人年収(*1,2)、世帯年収(*1)、職業(*1)、勤務先業種(*1)、郵便番号、都道府県(*1)、市区町村(*2)、市区町村以降の住所(*2)、電話番号、銀行口座の支店番号(*2)、口座番号(*2)、口座名義(*2)、Pex ポイント口座番号(*2)、ドットマネー口座番号(*2) 等

(*1)該当する選択肢番号を選ぶ形式のため、具体的な職業・業種・職種、配偶者や子供の有無などは明記されていません 
(*2)任意項目のため回答頂いていた方のみ該当します 

2.原因

第三者より一部サーバーの設定上の不備を攻撃され、不正アクセスが行われました。 

〇マーケティングアプリケーションズ社のお知らせ

https://mkt-apps.com/news/20190524.html

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2019年5月30日 (木)

JMRA カンファレンス 2019

5月28日に開催された日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)のアニュアルカンファレンスに参加しました。

私はもう15年ほど前から毎年参加していて、その時々のリサーチ業界の話題や、流れや、次のヒントに気付くこともできる良い集まりだと考えています。

今年のテーマは「CREATE A NEW FRAME ~次のワクワクを創る~」でした。

リサーチ業界は変わらなくてはいけない、新しいフレームを作らなくてはという関係者の想いから考えられたテーマなのだと思いました。

しかし、このままではいけないという危機感は感じるものの、次のワクワクが何処にあるのかはなかなか見えにくい感じがしました。

リサーチ業界とは少し離れたZOZOの役員が基調講演をしてくれましたが「AIやビッグデータの技術開発が進む中、このままではリサーチャーは不必要な職業になるのではないか。いまの市場変化の中で8割以上の調査会社がビッグデータやデジタルの動きに何も対応していないのは信じられない。」というリサーチ業界への警告の様な内容でした。

そして、「ポスト平成のインターネットリサーチ」のセッションでは、インターネットリサーチ品質委員会から「ネット調査パネルのアクティブ率がこの5年間で半減しており深刻な状態です。その原因は、1)スマホシフト、2)負荷の大きな調査票(マトリクス)、3)謝礼の低さ、が主な要因で、ここを業界全体で改善して行く必要があります。」というものでした。

リサーチ業界が置かれている環境は大きく変化しているのは確かです。

その変化の動きは、この3年ほどで加速しているようにも感じています。

しかし、ビッグデータやAI等を使ったサービス開発には、それなりの資金や組織力や、システム力が必要なので、経営資源が限られた中小のリサーチ会社には、そこに踏み込めないもどかしい現実もあります。

~次のワクワクを創る~ のは各社がそれぞれに悩み、考えて、リスクを取って動きながら作るしかないのでしょうね。

そんなことを強く考えさせられた今年のカンファレンスでした。

〇日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA) アニュアルカンファレンス

 http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/conference/2019lp/2019lp.html

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2019年5月16日 (木)

マーケティングデータバンク(MDB)

皆さんは「マーケティングデータバンク(MDB)」というサービスをご存知ですか。

日本能率協会総合研究所様がかなり昔から提供してきたデータサービスで、私もリサーチャーをしていた時には良く利用させていただきました。

同社のサイトでは、以下の様な説明になっています。

世界中のビジネス情報をワンストップで入手できる日本最大級のビジネス情報提供サービスです!

  • サーチャー資格を保有する情報コンサルタントが、依頼者に代わって短時間で的確なデータ/情報の探索をします。
  • 官公庁の統計情報からWeb上の情報まで、世の中の公開情報を専門スタッフが日々収集しております。
  • MDBを活用すれば、電話1本/メール1通で、世の中の公開情報をワンストップでクイックに入手可能です!

これまでは膨大な資料からサーチャーが最適な資料を探してお届けするというサービスでしたが、このサービスのデジタル化が昨年10月から始まり、そこに当社の「アンケートデータベース(MyEL)」のデータも掲載いただくことになりました。

最近は多くのマーケティングプラットフォーム構想が進んでいるようで、その様な会社から「アンケートデータベース(MyEL)」のデータを使いたいというご相談がいくつか来ています。

この様なデータバンクやマーケティングプラットフォームを通じて、当社の「アンケートデータベース(MyEL)」のデータがお役に立つことはとても嬉しいことです。

MyELには1万人調査が約3,000件ありますので、この様な構想でご利用になりたい方はお気軽にご相談下さい。

MDB Digital Search - 日本能率協会総合研究所

MDBライブラリ. MDBでは50万点以上の資料を所蔵しています。会員の皆様は東京・大阪のライブラリでご覧いただけます。お気軽にお越しください。 詳しくはこちら .... 第5回 コンビニエンスストアの利用 クロス集計表. マイボイスコム. 2019/02 ...

http://search01.jmar.co.jp/mdbds/

〇アンケートデータベース(MyEL)

https://myel.myvoice.jp/

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2018年7月 1日 (日)

お陰様で20周年を迎えました

いつも大変お世話になっております。

お陰様でマイボイスコムは設立20周年を迎えました。

これもひとえにお客様のご理解とご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

弊社が伊藤忠系シンクタンク(現:伊藤忠テクノソリューションズ)の社内ベンチャーで設立したのは1999年7月1日です。その前年の1998年4月からインターネット調査を始めましたので、創業からは21年目になりました。

その当時はまだインターネット人口がやっと1,000万人を超えた頃で、インターネットは20代男性のオタクのツールとまで言われていました。そして、インターネット調査は「garbage in garbage out」で、ゴミを入れてもゴミしか出ないと強く批判されていました。

それが今ではアドホック調査の約半数がインターネット調査になり、マーケティングリサーチの主要な調査手法にまで発展しており隔世の感があります。

マイボイスコムは、これからもデータとサービス対応の品質で、皆様のお役に立ち、信頼されるリサーチ会社を目指して微力を尽くして参ります。各種リサーチをご検討の際は、お気軽にご相談下さい。誠心誠意、専門性を持って対応させていただきます。

これからもマイボイスコムを、よろしくお願いいたします。

  2018年7月1日

マイボイスコム株式会社

代表取締役社長 高井和久

https://www.myvoice.co.jp/

2018年5月 9日 (水)

2018年ビッグデータ活用展

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今日から東京ビッグサイトで開催されている「ビッグデータ活用展」に、今年も「テキストマイニング・ツール(TextVoice)」を出展しています。

今年はTableau社、Yellowfin社のBIツールと、TextVoiceのAPI連携の開発を進めていてその紹介もしています。

大量のテキストデータをTextVoiceで1次処理し、それをBIツールに読み込ませて自由に、動的に、分析、可視化できる仕組みです。

これで扱いが難しかった定性データ(大量のコメント等)も、定量データの様に比較的容易にいじれるようになります。

興味があれば弊社ブースにもお立ち寄りください。

〇ビッグデータ活用展(2018年5月9日~11日)

 http://www.data-m.jp/

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2018年3月29日 (木)

テキストマイニング×BIツール

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TextVoice × Tableau のワークショップに参加させていただきました。

これまでは、インターネット調査で大量のFAを取得して、それを弊社の「テキストマイニング(TextVoice)」にかけると面白い結果が得られる。

こんな『定性分析調査』もありなのではないかと感じていましたし、最近はその様なご依頼も増えてサービスも提供しています。

しかし、今回BIツールのTableauさんとワークショップを開催して、そこに集まった約40人の分析者が2時間で作った分析結果を見て、BIツールを使うメリットを実感することができました。

定性分析のニーズが高まっているのは、大量のテキストデータが集めやすくなったことと、調査設計されていない自由な意見やコメントから、新たな発見や気づきをすることの有益性の認識が広まったからだと思います。

しかし、定性データは分析が難しく、従来の単語のカウントと、2つの単語の係り受けのテキストマイニングでは、分析者の主観での推測が多く、組織のベクトル合わせが難しいという欠点がありました。

弊社の「テキストマイニング(TextVoice)」は、テキストデータのファイルを読込ませるだけで、AIが分析用辞書を自動で作り、最大6つの意味を持った言葉の組合せまで分類するので「操作が簡単で分かり易い」というご評価をいただいています。

しかし、分析や可視化の表現に自由度がないことと、分析結果を情報共有することができない、という点を改善できないかというご指摘も受けていました。

今回、ワークショップ参加者の発表を見たら、色々な発想で定量データと定性データを組み合せた分析ができるということと、それらの分析データを動的に動かしながら考えて、何かの気づきがあったら、それを分かり易く可視化できることが分かりました。

これからは様々なデータを社員が広く共有し、必要な人が必要なデータを自分でいじりながら考えて、その気付きで各自がアクションをして行く時代になるのかもしれません。

集計データやレポートではなく、自由にデータがいじれる環境が共有されているから、皆さん勝手に触って、勝手に考えて、勝手に気づいて行動に移して下さい。という様なイメージです。

そして、データの1部は、お客様の意見要望や、営業報告のコメントや、SNSの発信データといった「テキストデータ」であることが想像できます。

そんなBIツールでの分析ニーズに、お手軽なオプション料金で、テキストマイニングが提供できれば、お役に立てると思うので、BIツール✖テキストマイニング(TextVoice)のソリューションを開発して、皆様にお届けしたいと思います。

そんなに時間がかからずにできると思うので、ご関心のある方は下記フォームからお問合せ下さい。

〇「テキストマイニング(TextVoice)」お問合せフォーム

https://www.textvoice.jp/contact/

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2018年2月 1日 (木)

Consultancy & Story teller

11月に開催された日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)のアニュアルカンファレンスで、米国リサーチ業界のオピニオンリーダーであるレイ・ポインター氏が「サーベイ市場は確実に減少し続ける。そして、リサーチ会社は「Consultancy や Story teller」で勝負をするか、モバイル、オートメーション、ビッグデータ、AI、アドバンスト・アナリティクス等の「New Research」で勝負をするかの選択が迫られている。」との講演をされました。

これまでのリサーチの世界にいると「サーベイ」が主業務であり、その市場の中でどう差別化を図るのか、どうお客様の役に立つサービスが提供できるのかを考えて実践する競争でした。

インターネット調査も10年前までは新しい技術サービスとして、市場に支持をされて成長もしてきましたが、それも「サーベイ」の範疇での技術革新でありました。

でもそのリサーチ市場の中心であった「サーベイ」は確実に減少し続けるので、「Consultancy や Story teller」で勝負をするか、「New Research」で勝負をするかの選択が迫られている。という提言は、納得性もあり、印象的で、私の頭の中にずっと残って考えさせられました。

当社が目指すのは「Consultancy & Story teller」の出来るリサーチ会社であります。

そして、「Consultancy & Story teller」を実現するために、アドバンスト・アナリティクスであり、オートメーションでもある「テキストマイニング(TextVoice)」と、ビッグデータやAIに役立つ「アンケートデータベース(MyEL)」で、「New Research」で固定収益ビジネスを作るためにもがいているところです。

沢山の従来型のリサーチ会社が衰退し、実質的に無くなっている中で、インテージさんがりっぱな会社に成長しているのは何故でしょう。

それは、パネル事業という安定した固定収益ビジネスを成功させて、その収益基盤をもとにアドホック調査のサービスも充実させて、新しいビジネス開発にも投資ができたからではないでしょうか。

従来型リサーチ会社は、リサーチ価格の大幅な低下と、インターネット調査の外部コストが重くて「New Research」を開発するだけの余裕がない会社が多い様に思われます。

そして、インターネット調査会社の多くは、リサーチのインフラ環境(パネルやシステム)の提供を主軸にしたサービスを展開しています。

弊社は、苦しくても何とか「New Research」の固定収益ビジネスを成功させて、しっかり人の技術とサービスで、お客様に役に立ち喜ばれる「Consultancy & Story teller」型のリサーチ会社にして行きたいと考えています。

なかなか難しいテーマですがベストを尽くして参りますので、これからもよろしくお願いします。

〇テキストマイニング(TextVoice)

https://www.textvoice.jp/info/

https://www.myvoice.co.jp/menu/txt-voice.html

〇アンケートデータベース(MyEL)

https://myel.myvoice.jp/

〇リサーチサービス

https://www.myvoice.co.jp/

2018年1月 1日 (月)

お陰様で20周年の新年を迎えました

お陰様でマイボイスコムは「設立20周年」の新年を迎えることができました。
当社は1999年7月にCRC総合研究所(現:伊藤忠テクノソリューションズ(CTC))の社内ベンチャーで設立しましたが、その頃のインターネット人口はまだ1,500万人ほどで、少し前まで「20代おたく男性の道具」と言われていた頃でした。

そのためリサーチ業界でもインターネット調査は邪道な調査手法だと言われて、「garbage in garbage out (ゴミを入れてもゴミしか出ない)」等と強烈に批判もされました。

2002年にはインタースコープの平石社長と、インタースコープの大谷社長が呼びかけ人になってくれて、インターネット調査の品質向上を目指そうという主旨で「インターネットリサーチ研究会」が発足しました。

〇インターネットリサーチ研究会

https://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0213/ires.htm

その当時は、日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)に行っても「インターネット調査は邪道な調査だ」という批判が強いため、それならインターネット調査のベンチャー同士で協力して良いサービスにして行こうという研究会でした。

そして、この光景は印象的でしたが、200人近いマーケティングの関係者が集まった研究会のイベントで平石さんが司会を務めていたら、ある統計数理研究所の先生が突然立ち上がり「インターネット調査の統計的な根拠を示しなさい。それができないならこの様な調査手法は即刻止めなさい!」と大声で主張されました。

そのイベントの後で、平石さん、大谷さんと私の3人で、「自分達も社会に役立つ良いサービスを作ろうと頑張っているのに、あんな言い方はひど過ぎるよなあ」と言いながら、赤ワインを3本空けたのを覚えています。

それが今ではインターネット調査が、アドホック調査の49.7%※を占めるまで普及をしていて隔世の感があります。(※JMRA「第42回経営業務実態調査」)

インターネット調査がなければ、マーケティングリサーチも成り立たない状況にありますので、「インターネット調査品質ガイドライン」をしっかり順守して、このサービスを継続していくことが私達リサーチ会社に課せられた使命なのだと思います。

マイボイスコムは、これからもインターネット調査を中心に、データとサービスの品質を重視した、信頼性の高いリサーチの提供に努めて参ります。

20年目のマイボイスコムにご期待ください。

今年もよろしくお願いいたします。

マイボイスコム株式会社 http://www.myvoice.co.jp/

2017年12月25日 (月)

インターネット調査 品質ガイドライン

日本マーケティング・リサーチ協会のインターネット調査品質委員会から「インターネット調査品質ガイドライン」が発表されました。

1.調査協力者を大切にする。2.調査協力しやすい調査票を設計する。3.時代に応じたインターネット調査を実施する。という構成で、アニュアルカンファレンスで委員長の星野崇宏先生(慶応大学経済学部教授)から説明を聞いた時も、とても良くまとまっているガイドラインだと思いました。

そして、内容の1つ1つはとても当たり前のことなのですが、厳しい市場競争の中で忘れがちなことを、もう1度原点に返って考える必要がある、とリサーチ業界に警笛を鳴らしてくれいる様にも感じました。

調査協力者を大切にする。なんて基本中の基本だと思うのですが、お客様との関係でモニターの皆様に過度な負担をかけてしまうこともあります。

今の謝礼水準の低さや、設問の多さや、巨大なマトリクスの利用など、インターネット調査に係るすべての関係者が問題を直視して、見直さないといけないギリギリのとこに来ているのだと思います。

当社はこちらのガイドラインを全社員に配布して、「何かあればこのこのガイドラインに立ち戻って考えよう」と社員に呼びかけました。

なかなか自社だけで変えられないことが多いのが辛いところですが、当社はこのガイドラインを極力順守して、より良いインターネット調査の提供に努めたいと思います。

下記のサイトで「インターネット調査品質ガイドライン」がダウンロードできます。

インターネット調査にご関心のある方は、是非とも目を通されることをお勧めします。

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インターネット調査品質ガイドライン

時代とともに変えていくべきこと、守るべきこと

1.調査協力者を大切にする
① 調査協力者あってのインターネット調査であることを理解する
② 調査協力者のプライバシーに配慮する
③ 回答負荷を意識した謝礼の支払いを心がける

2.調査協力しやすい調査票を設計する
 (調査ボリュームの軽減)
① 回答所要時間は10分以内を推奨
② 巨大マトリクスは使わない
③ マトリクス形式や自由回答を多用しない
④ スクリーニング調査では抽出に使わない質問を控える

3.時代に応じたインターネット調査を実施する
 (回答デバイスに配慮した調査設計)
① マルチデバイスで回答できるようにする
② 回答環境に配慮する
③ デバイス環境に対応したコミュニケーション
④ 無駄を省いたシンプル設計
⑤ まずは自分で回答してみる

おわりに

• アンケート調査が紙からPCを前提としたインターネット調査へと移行したとき、メソドロジーは変わったが、調査票の本質は変わっていない。かえって紙面の制約がなくなったことで、質問数やマトリクス設問が増え、調査票の肥大化が進んでいった。

• しかし今、PCからスマートフォンへという時代になり、肥大化してしまった調査票をいかにコンパクトにしていくかという難題が突きつけられている。

• JMRAインターネット調査品質委員会では、この難題を克服しない限り、日本のインターネット調査、ひいては日本のマーケティング・リサーチの未来はないと危機感を募らせている。日本のインターネット調査を持続可能なものとしていくためには、あらゆる調査関係者の理解が必要である。

• インターネットを取り巻く環境は、時々刻々と変化している。インターネット調査の運用の仕方も、この環境の変化を意識しながらも、時代が変化しても守るべきことは流されずに守りつつ、時代とともに変えるべきことは恐れずに変えていかねばならない。そして、新たなインターネット調査を取り巻く課題が出現したときには、速やかにこのガイドラインも見直すべきであろう。

〇インターネット調査品質ガイドライン
 時代とともに変えていくべきこと、守るべきこと

http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/rule/guideline/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3_web.pdf

〇マルチデバイス時代におけるインターネット調査の在り方

http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/conference/past/%E3%80%90B2%E3%80%91JMRA%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3.pdf

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2017年11月29日 (水)

Annual Conference 2017

日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の「JMRA Annual Conference 2017」に参加をしてきました。

このカンファレンスはもう10年以上前から毎年参加をしていますが、今年もリサーチ業界の最新の動向をいくつか聞くことが出来て勉強になりました。

Photo

今年の基調講演は、リサーチ業界で世界的に有名なレイ・ポインターさんによる「マーケティング・リサーチのこれから」でした。

彼によると「サーベイ」は徐々に減少し、モバイル、オートメーション、バイオメトリクス、アドバンスト・アナリティクス、ビッグデータ、AI等を使った新しい領域のリサーチ(New Research)が拡大するトレンドなのだそうです。

そして、マーケティングリサーチ会社は、

 ①これらの新しいリサーチ領域で勝負をする

 ②コンサルティング、ストリーテラーの領域で勝負をする

このどちらかの道を選択することが求められている。

今のサーベイを続ける道もあるが、それでは衰退するのは間違いない。という刺激的な内容でした。

(写真出所)JMRA facebook

インターネット調査も基本は「サーベイ」ですので、これだけではもう成長は難しい。

そんな時代に入ったということなのでしょうね。

当社は「テキストマイニング(TextVoice)」で①の新しいリサーチ領域でビジネスを作り、②スタッフのコンサルティング力を強化して付加価値を高める。という方向性で考えていたので、この公演を聞いてすっきりすることができました。

また、米国には「Text Analytics」の専門会社があるという話しも聞いて、Textvoiceで大量の生活者の生の声を分析して、その結果をもとにストリーテールできたら面白いのかもしれないなあ・・

そんなことを考えさせられる基調講演でした。

年に1度のリサーチ業界のカンファレンスですが、毎年良い公演が聞けるのでお勧めです。

〇JMRA Annual Conference 2017 (日本マーケティング・リサーチ協会主催)

http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/conference/2017lp.html

マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/

2017年11月21日 (火)

大学研究とインターネット調査

ネット調査が生まれて20年近くが経ち、マーケティングリサーチだけでなく、社会調査や、学術調査の分野でも沢山ご利用いただくようになりました。

弊社も1998年から20年近くネット調査に取組んでいますが、設立当初からデータの品質と、専門リサーチャーの一貫対応を基本にしてきたため、大学の先生方からのご依頼がかなり多いのが特徴です。

最近では売上の20%以上が大学の先生方の学術調査のお手伝いだったりしています。

大学の先生方はネット調査に「速さと安さ」ではなく、「できるだけしっかりしたデータを回収する」ことに1番の関心があるため、当社サービスとの相性が良いのだと思われます。

消費者行動研究学会でも、日本マーケティング学会でも、先生方の研究発表でもかなりの比率でネット調査が使われるようになりました。

そして、7、8年前までは調査手法がネット調査だと、「それで代表性は問題ないのか?」という質問が必ずの様にありましたが、最近ではそれもあまり聞かれなくなりました。

ネット調査が正しくなったという訳ではなく、社会調査手法はどれも偏りがあり、訪問調査や郵送調査の環境が悪化する中で、ネット調査でないと生活者の意識や行動のデータが集めにくくなり、ネット調査のデータであることを前提に解釈するという考え方が広まってきたのかもしれれません。

「データの質を高めるということに尽きるかと思います。モニターの管理や回収率の向上、いい加減な回答の抑止など、特効薬はありませんが、母集団を代表する正確なデータを私は必要としております。」

こちらは当社のCS調査で、ある大学教授からいただいたご意見です。

この様なご要望にどう応えていくのかが、リサーチ会社の責務なのだと感じています。

〇「アカデミック調査」の説明ページ

http://www.myvoice.co.jp/academic/index.html

(ご利用大学)

秋田大学、岩手県立大学、大阪大学、お茶の水女子大学、学習院大学、国際基督教大学、京都大学、慶應義塾大学、玉川大学、東京大学、東京工業大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、福島県立医科大学、法政大学、宮城大学、明治学院大学、明治大学、共栄大学、東北大学、横浜国立大学、東洋大学、立教大学、名古屋市立大学、早稲田大学、奈良女子大学、 政策研究大学院大学、日本女子大学、福岡大学  等

(大学の先生向けの広告)

広告のプレビュー

〇ディスプレイ広告(「大学の調査を徹底サポート!」)

https://adwords-displayads.googleusercontent.com/da/b/dabAdPreview?hl=ja_JP&ad=204531016735&ocid=1374779214&showMulPreview=true&showVariations=true&s=46&sig=ACiVB_wfKjWwhPKXeMUUp-viG64oeuD5gg

2017年5月26日 (金)

テキストマイニング(TextVoice)を出展

Kimg03135月10日~13日に東京ビッグサイトで開催された「ビッグデータ活用展」に、当社の「テキストマイニング(TextVoice)」を出展しました。

インターネット調査では豊富ななテキストデータ(FAデータ)が回収できます。

また、ホームページのお問合せにも業態によっては毎週数千件のお客様からの意見や要望が集まる、というのもお客様からお聞きしました。

そして、各種SNSにも沢山のテキストが毎日発信されています。

テキストデータには「私はこう思う。もっとこうして欲しい。こんなことに困っている。こんな商品を望んでいる。」といった純粋想起の情報が、背景やシーン、理由などとともに書かれており、新たな発見や、気づき、潜在ニーズが沢山含まれています。

ここを有効なマーケティング情報にするのに、より簡単で使いやすいテキストマイニングが必要なのだと考えています。

当社の「テキストマイニング(TextVoice)」は、テキストデータのファイルを読込ませるだけで、分析用の辞書も自動で作り、最大6つの言葉の組合せに分類し、少数でも重要な発言の発見や、発言全体の俯瞰、そして、セグメント分析も簡単にできます。

操作が簡単で、結果が分かりやすいのが特徴です。

これを展示会に来ていた技術記者の方が「これは面白い技術ですね。」と言って、マイナビニュースの記事を書いてくれました。

こちら流石にプロで良く書けていて、テキストマイニングの理解にも繋がると思うので紹介させていただきます。

ぜひマイナビニュースのサイトで読んでみて下さい。

=====(以下、2017年5月25日のマイナビニュースより転記)=====

何気ないコトバに秘められた価値を発掘!

テキストマイニングを身近にするツール - マイボイスコムの「TextVoice」

[2017/05/25]

全世界で、それこそ秒単位でつぶやかれる情報。書籍や衣料品等、さまざまな品物が手に入るショッピングサイトでの購買データ。鉄道系ICカードを使用した際に蓄積される乗車記録……。近年、日々蓄積されていくさまざまな情報、いわゆる「ビッグデータ」を有効活用しようとデータマイニング手法が登場している。「Japan IT Week春」でもビッグデータに対して多様なアプローチを試みるサービスやソリューションが出展されていたが、今回ピックアップしたのは、インターネットでのアンケート調査などでお馴染みのマイボイスコムが出展していた「TextVoice」だ。

この「TextVoice」は、例えば「もう少し味付けが薄いほうが好みです」や「ボリューム的にさびしい気がしますが、価格に見合っていると思います」といった自由回答によるテキストデータを驚くほど手軽に分析が行えるASPサービスなのだ。先ほど、「驚くほど手軽」と称した理由は、「TextVoice」にログインして分析したいテキストデータが蓄積されたCSVファイルを指定し、あとは実行ボタンをクリックするだけ。たったこれだけのアクションで任意の情報を、誰でも使うことができるのは特筆すべきだろう。

手軽でありながら、この「TextVoice」は4つの視点での分析結果を得ることができることも本サービスの特徴と言えよう。文章のなかにどのような言葉が登場したか、その出現量や結びつきの強い語句をピースとして最大6個表示してくれる「サマライズ」、結束度の高い注目すべき意見を抽出することが容易な「フォーカス」、グリッド上に配置された語句の位置関係から潜在する大きなパターンを読み解く「パースペクティブ」、性別や年齢といった属性と強く繋がりを持つ内容を抽出する「セグメント」、以上の分析がわずか数分で行えてしまうのだ。ちなみに、用意したCSVデータに約3,000件のレコードが記録されていた場合、2分程度で分析が完了するという。また、1回の分析で最大15MB未満のデータ(おおむね10万件程度)まで分析可能とのこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇マイナビニュース(2017年5月25日)

http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/25/itweek2017myvoicecom/

〇テキストマイニング(TextVoice)

https://www.myvoice.co.jp/menu/txt-voice.html

https://www.textvoice.jp/info/

2017年3月 8日 (水)

政策課題の内閣府調査でも

マーケティングリサーチでインターネット調査が占める割合はかなり高く、2016年7月に日本マーケティング・リサーチ協会が発表した「第41回経営業務実態調査」によると、2015年度のアドホック調査の45.9%がインターネット調査となっています。

ただし、2012年度でも44.5%を占めていましたので、もう4、5年前からインターネット調査市場は成熟期に入っています。

〇JMRA「第41回経営業務実態調査」

http://www.jmra-net.or.jp/trend/investigation/index.html

当社が行っているインターネット調査の約7割は民間企業から委託を受けた、マーケティングリサーチです。

そして、残りの2割が大学の先生方からの学術調査で、1割が官公庁向け調査という感じです。

先日も内閣府消費者委員会様に「電力・ガス小売自由化に関する消費者調査」をご利用いただきました。

こちらは人口構成に合わせた4万人から1次調査を回収し、そのうちの電力会社や料金プランを変更済または変更手続中と答えた方を2次調査の対象者に抽出して、約1,600人から詳細な行動や意識を確認したものです。

限られた予算と短い期間で、4万人もの多くの国民から意見を聞けるのもインターネット調査だからできることだと思います。

こちらの調査結果は3月に開催された「公共料金等専門調査会」の審議に活用されて、内閣府のサイトでも公開されています。

この様な国の重要な政策課題の検討にも、インターネット調査が使われています。

私がインターネット調査を始めた1998年には全く想像も付かないことでした。。

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〇内閣府の調査レポート

http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/kokyoryokin/doc/028_170302_shiryou2.pdf

調査名:電力小売自由化ならびに都市ガス小売自由化に関する消費者調査

● 調査対象: (1次調査)全国20-60代の男女40,000人(2次調査)1次調査で電力会社や料金プランを変更済または変更手続中と回答した回 答者のうちの1,600人

● 調査実施時期:平成29年1月~2月(インターネット調査)

● 調査実施会社:マイボイスコム株式会社

〇第28回 公共料金等専門調査会

http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/kokyoryokin/senmon/028/shiryou/index.html

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2016年7月26日 (火)

リオデジャネイロオリンピック調査

7月上旬に「リオデジャネイロオリンピックの1万人調査」をやりました。

関心ある人は40%で、ロンドンオリンピック56%、北京オリンピック56%、アテネオリンピック73%と比べてかなり低いようです。

どうして関心が低いのでしょうね?

南米だと距離感があるのでしょうか?

世界中のテロや、ロシアの組織的ドーピングなども微妙に影響しているのでしょうか?

4年に1度の世界的なスポーツと平和の祭典を素直に楽しめる世の中でありたいですね。

1.リオデジャネイロオリンピックの関心度
〔(全員)あなたは「リオデジャネイロオリンピック」にどの程度関心がありますか。〕

リオデジャネイロオリンピック

リオデジャネイロオリンピック関心層(「非常に関心がある」「やや関心がある」の合計)、非関心層(「あまり関心がない」「全く関心がない」の合計)が各4割です。2012年のロンドンオリンピックと比べ、関心層の比率が低くなっています。
性別による差はあまり大きくありません。年代別にみると、10代と50代以上では関心層が各5割弱で、他の年代よりやや高くなっています。男性20代、女性20・30代では非関心層が各5割強~6割弱で、他の性年代に比べ関心度が低いことがうかがえます。

〇リオデジャネイロオリンピックの1万人調査
http://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=21616 

2016年5月 6日 (金)

ビッグデータ活用展2016

マイボイスコムでは独自の「テキストマイニング・ツール(TextVoice)」を提供していますが、
5/11~13に東京ビッグサイトで開催される「ビッグデータ活用展」に出展します。

〇テキストマイニング・ツール(TextVoice)
 http://www.textvoice.jp/info/
簡単なテキストマイニングのデモもできますので、ご興味があれば、是非、お立ち寄りください。
小間番号は(東27-37) です。

【2016 ビッグデータ活用展】 http://www.data-m.jp/
※こちらで無料招待券が申し込めます。

(展示会の様子もご紹介します)

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2016年4月 5日 (火)

聞き耳・2016年タレントイメージ調査

マイボイスコム と読売広告社でライフスタイルによる生活者分類を行い、77,000人のオリジナルパネル(キキミミパネル33-Voice)を構築して、調査・分析サービスを提供しています。

本パネルを対象に、タレントに関するイメージ調査(2016年)を2016年2月に実施致しました。3月にニュースリリースをしたのでお知らせします。

好きな男性タレント、女性タレントを見ると確かにそうだなあ、という方が並んでいます。

そして、キキミミパネルの「聞き耳」と言われている方が好感度を持っている人が、今後ブレークする可能性の高い方です。

NHKの朝ドラで活躍したディーン・フジオカさんや、菅田将暉さん、高畑裕太さんなどが、聞き耳さん達が注目しているタレントです。

そして、聞き耳の方が自由回答で書いたタレントには、男性では町田啓太、浦井健治、間宮祥太郎、上遠野太洸、女性では桜井日奈子、清野菜名、唐田えりか、浜辺美波、アーティストではアレキサンドロスらの名前があがっており、今後の活躍が期待されます。

「キキミミパネル(33-Voice)」は、慶應大学商学部の清水聰教授の「聞き耳・死神研究」をベースに、清水先生と読売広告社、マイボイスコムの3社で構築運用をしているものです。

こちらは消費財ブランドだけでなく、タレントについても、ブランドの将来診断ができるのが面白いところです。興味があれば下記ご覧ください。

〇タレントイメージ調査のニュースリリース
 http://www.myvoice.co.jp/news/pdf/33release160329.pdf
 
〇キキミミパネル(33-Voice)」
 http://www.myvoice.co.jp/menu/33-voice.html
 

◆好きな男性タレントは、ジャニーズグループの躍進が目立つ結果。
20-60代の男女全体で好きな男性タレントを聞いたところ、嵐やSMAP、TOKIOなど、ジャニーズ事務所所属グループのランク上昇も目立つ結果となった。
一昨年首位の阿部寛が昨年首位のマツコ・デラックスを再び抜いて首位へ。

男性ランキング2016

◆好きな女性タレント、3位には結婚を発表した北川景子がランクイン。
◆有村架純が前回29位から4位にジャンプアップ。

好きな女性タレントでは、綾瀬はるか、新垣結衣が昨年と同様、トップ2にランクインし、人気の強さを見せた。3位には先日結婚を発表した北川景子がランクイン。
昨年29位だった有村架純が4位にジャンプアップ、他にも竹内結子、桐谷美玲などが上位へ躍進。

女性ランキング2016

◆聞き耳層が選ぶ!「今後ブレイクすると思うタレント」

高感度な生活者=「聞き耳層」が支持する次世代タレント首位は、ディーン・フジオカ。
「聞き耳層」=この人たちに好かれるとヒット&ロングセラーにつながる可能性が高い、感度の高い生活者。
彼らが注目する次世代のタレントは、今後のブレイクと、その後の長い活躍も期待できる。聞き耳層が
支持する次世代タレントの特長は、「話題性」とともに、「信頼」「個性」「親しみやすさ」をも備えている点。
 
聞き耳ブレイク
 
 

2015年9月29日 (火)

世論調査の代表性の呪縛

先日、埼玉大学社会調査研究センターが主催の「第5回世論・選挙調査研究大会」という研究会があり、その中で
「インターネット調査の課題と可能性」というテーマがあるのが気になって聴講して来ました。

まずは報道機関の取組みの発表でしたが、読売新聞社の方が「電話に出ない人は調査を偏らせるか」、朝日新聞
社の方が「ネット調査による選挙予測の可能性について」、毎日新聞の方は「ソーシャル世論の傾向、ツイッター
分析を基に」という発表をしてくれました。

これらの大新聞社が世論調査や選挙予測調査のために、インターネット調査や、ツイッター分析の研究をしていると
いうこと自体が驚きでした。

世論調査や選挙予測調査では「代表性」と「手続きの正しさ」が最も重視される分野ですから、インターネット調査や
ソーシャル分析は対極にあるもので、インターネットやSNSでやるべき対象ではないと思っていました。

しかし、携帯限定者(固定電話を持たない人)が10%を超えて、知らない電話番号の着信には出ない人が増える
中でRDDの信頼性が急速に低下しているのだそうです。

米国の携帯限定者は45%で、RDDの回収率は9%という酷い状況で、日本でもRDDや、訪問調査、郵送調査
の回収率が年々悪くなる中で、これまではタブーとも思われていた「インターネット調査」や「SNS分析」も排除せ
ずに検討せざるを得なくなっているとの印象を受けました。

米国の大統領選挙で、ブッシュとゴアの投票結果を1番正しく予測できたのは、ハリス・インタラクティブ社がインタ
ーネット調査で実施した結果で、理論的な補正を正しく行えば世論調査や選挙調査でもインターネット調査が使え
るという風潮が米国で起きているとも聞きました。

治安やセキュティ、個人情報に関する意識や、電話環境の変化等で社会調査の環境も変わって来ているということ
でしょうが、報道機関の方々から「何とか改善しなくてはいけないが、代表性の呪縛から逃れられないので、、、」と
いう発言が印象的でした。

自分もインターネットで世論調査や選挙調査を安易にやるべきではないと考えますが、インターネット調査以外には
改善の方法が見当たらないのかもしれませんね。

2015年9月 1日 (火)

インターネット調査×テキストマイニング

学習院マネジメント・スクールの監修で、2011年11月に『買い物客はそのキーワードで手を伸ばす』という書籍が出ています。

そして、こちらには以下のような記述がありました。

=============================

「価値創造型プロモーションの開発プロセスで用いるのは『ウェブ・モチベーション・リサーチ』と名づけた手法である。ウェブ・モチベーション・リサーチでは、インターネット調査会社を利用して多くの消費者を対象としてアンケート調査を行う。また、結果の解析にはテキストマイニングのソフトを用いて分析の省力化を図る・・・」 ※1
「そこで必要となるのが、テキストデータの縮約だ。縮約とは、膨大なテキストを各質問の内容によってグループ化し、どういった意見が出てきたのかを見やすくまとめる・・・」 ※2
「・・・テキストマイニングの最大の利点は、手間を大幅に省くことができるということだ。」 ※3


【引用文献】「買い物客はそのキーワードで手を伸ばす」 学習院マネジメント・スクール 監修 上田隆穂/兼子良久/星野浩美/守口剛 編著  ※ダイヤモンド社 Amazon kindle版 位置No.843(※1)、No.1031(※2)、No.1071(※3)

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最近、当社では新しい「テキストマイニング(TextVoice)」のASPサービスを開発して、5月からお客様にご紹介しています。

お蔭様でお客様の評判はとても良く、まだ発売して4か月ですが、食品会社、飲料会社、日用品会社、調査会社、コンサル会社等が導入していただけました。

そして、インターネット調査で自由記述(FAデータ)を大量に回収して、それをTextVoiceで構造的に解析したい。というご要望も多く、数社のクライアント様の案件で調査を実施ししましたが、とても面白い結果が得られたと喜んでいただけました。

上記の書籍で学習院大学の上田先生が『ウェブ・モチベーション・リサーチ』を提唱しておられますが、インターネット調査で大量のテキストデータを回収して、それをテキストマイニングにかけて分析する。というのは有効なアプローチだと思います。

お客様からご依頼をいただく調査では、インターネット調査で定量分析を行い、その前後でグルイン等での定性分析を行うケースが沢山あります。

もちろんグルイン等の情報を深化する定性調査も必要ですが、調査の目的によっては1,000人、2,000人といった沢山の生活者から、純粋想起のテキストデータを回収し、それをテキストマイニングする方が効果的なケースもありそうです。

「TextVoice」はテキストデータの構造分析が得意なので、「インターネット調査」×「TextVoiceでのテキストマイニング」をお勧めいたします。

興味があれば下記ページをご覧ください。

〇インターネット調査×「テキストマイニング(TextVoice)」
  https://www.myvoice.co.jp/menu/txt-voice.html

2015年5月 1日 (金)

「オンライン・テキストマイニング」できました!

新しい「オンライン・テキストマイニング」の分析ツールができました。

従来のテキストマイニングは、単語のカウントと、2つの単語の係り受けのカウントとマッピングでしたが、この「オンライン・テキストマイニング(TextVoice)」では、大量のテキストデータを、最大6つの言葉の組合せまで分類できるのが最大の特徴です。

6つの言葉の組合せには、5W1Hの多くが含まれるため、発言の背景や、利用シーンまで解釈がしやすくなります。

また、このオンラインサービスは、分析サイトにテキストデータのCSVファイルを読み込むだけで、以下の4つの分析結果が自動的に出てきます。

アンケートの自由記述データや、コールセンターのお客様のご意見・ご要望、SNSに発信された発言データ等の構造的な内容理解に役立つとご好評をいただいています。

新しいテキストマイニングにご興味があれば、下記の説明資料とサイトをご参照ください。

TextVoiceが皆様の顧客理解のお役に立てば嬉しいです!

〇「オンライン・テキストマイニング(TextVoice)」

https://www.textvoice.jp/info/

http://www.myvoice.co.jp/menu/text-voice.html

2015年3月16日 (月)

タレントイメージ調査2015

マイボイスコムと読売広告社は共同で、独自のライフスタイルによる生活者分類を行い、84,000人のオリジナルパネル(「キキミミパネル」 33-Voice)を構築して、独自の調査・分析サービスを提供しています。

このキキミミパネルを対象に、タレントに関する自主調査を2015年2月に実施して、調査結果のニュースリリースを行いましたのでご紹介します。

今回の結果で驚いたのは「マツコデラックスさん」が大幅に躍進して、ずっと男性タレントのトップを続けていた不動の「阿部寛さん」を抜いてトップに立ったことです。

マツコさんの人気って本当に凄いんですね!、本人は「私は男性タレントなんかじゃないわよ!」ってお怒りかもしれませんが・・・

  調査概要
  −調査方法:  マイボイスコム・キキミミパネルを利用したインターネット調査
  −調査対象:  全国20~60代の男女
  −総回収数:  3,264サンプル
   ※日本の性年代別・人口構成比に合わせ、さらにウェートバック集計
  −実査期間:   2015年2月20日~2月24日
 

【好きな男性タレント】

マツコデラックスが、好きな男性タレントの首位に躍進! また圏外からトップ5入りした錦織 圭を始め、上位の顔ぶれに変動。

20-60代の男女全体で好きな男性タレントを聞いたところ、マツコデラックスが昨年の6位から首位へ。 また錦織圭、西島秀俊、大泉洋、池上彰が、トップ10入りするなど、人気上位の顔ぶれが変化。

【好きな女性タレント】

女性部門では、綾瀬はるか・新垣結衣・天海祐希が不動のトップ3を死守。また、杏・米倉涼子・桐谷美鈴らが大きくランクアップ。

好きな女性タレントでは、綾瀬はるか、新垣結衣、天海祐希は昨年と同様、トップ3にランクインし、人気の強さを見せた。また、杏、米倉涼子、桐谷美鈴、能年玲奈、中島みゆきらは、昨年と比べ10位以上の大幅ランクアップとなった。

〇共同調査のニュースリリース

http://prtimes.jp/a/?f=d7815-20150311-6718.pdf

2014年12月 3日 (水)

日記調査のご紹介

単発のアドホック調査では日々の変化や、日々の正確なデータの回収や、思い出しでは見つけられない希少な気付きや不満、アイディアの発見を目的とした「日記調査」の依頼が増えてきました。

「日記調査」とは、同じモニターに、1週間、1ヶ月、数ヶ月の一定期間、商品使用の感想や、行動記録等を日記形式で回答いただく調査です。

毎日の回答をお願いする場合もあれば、週末や休日のみ回答をお願いする場合など、目的に応じて回答日時や期間を設定することができます。 また、選択肢や自由記述だけでなく、関連する「写真」をアップしていただくことで、より詳細な生活者情報を取得することもできます。

最近の実績では、日常の買い物で気づいたことを答えてもらうことや、ある商品カテゴリーの広告で目についたことを答えてもらうことや、週末の土日の夕食の写真を毎回アップしていただいて、その料理を作った理由をお聞かせいただくような調査を行いました。

購買の実態ベースのデータは、POSデータやパネルデータで詳細に提供されていますが、生活者が何にどの様な関心を持ったり、不便さを感じたり、気付きを感じているのか。

そんな「気持ち」や「理由」を継続的に追いかけてみたい時には、「日記調査」は有効な手段です。

こんな調査方法もインターネット調査があり、協力してくれるモニターがいるから実現できる調査だと思います。

〇「日記調査」のサービス http://www.myvoice.co.jp/menu/diary.html

日記調査(Diary-Research)の進め方

日記調査は、以下のような流れで実施します。

調査画面イメージ

回答する日のボタンを押すと、その日のアンケート画面に進みます。

〇インターネット調査のマイボイスコム  http://www.myvoice.co.jp/

2014年11月19日 (水)

写真(画像)調査のご紹介

以前から実施している「写真調査」のシステムを改良しました。

「写真調査」は、モニターの皆様に、お願いした写真画像をアップロードしてもらい、そのコメントなども記入していただく手法です。

これまでに週末の食卓や、自宅のパソコン環境、自宅でお気に入りの場所、商品などの写真をいただいて、なぜその料理になったのか、なぜその場所や商品がお気に入りなのかを詳しく書いてもらい、写真の画像情報と、選択回答と、コメントで分析を行っています。

また、グループインタビューに参加の方の条件確認で、この写真調査を利用したこともあります。

モニター自身が「ファッションセンスが良い」と答えているよりも、日常の服装の写真をアップしてもらい、何に拘っているのか書いてもらったもので判断する方が、各段とクライアントの条件に合った方を選ぶことができるようです。

また、当社のキキミミパネルや高感度パネルの皆様に、最近お気に入りの写真をいただいて、その理由をコメントいただくなんていうのも面白そうですね。

「写真調査」は使い方によっては、色々な場面で役立つと思いますよ。

写真調査でこんなことできないか、ということがあればお気軽にご相談ください。

〇写真調査(Photo-Voice) https://www.myvoice.co.jp/menu/photo-voice.html

1.写真のアップロード画面

アンケート画面での写真のアップロード画面は下記の様になっています。回答者がアップロードした写真の画像を確認してから送信できるので、誤った画像の取得を防止することができます。

2.調査票設問への写真の反映

アップロードした写真を調査票に反映して、その写真を見ながら設問に答えてもらうこともできます。

〇写真調査(Photo-Voice) https://www.myvoice.co.jp/menu/photo-voice.html

〇キキミミ調査(33-Voice) https://www.myvoice.co.jp/menu/33-voice.html

〇高感度調査(Hi-Voice)  http://www.myvoice.co.jp/menu/hi-voice.html

〇インターネット調査の マイボイスコム http://www.myvoice.co.jp/

2013年12月28日 (土)

マクロミル社の米国ファンド売却

今年は12月に入って、リサーチ業界にとってとても大きなニュースがバタバタと入って来ました。

その1つは電通リサーチと綜研が2011年に合併してできた電通マーケティングインサイト社が、マクロミル社の子会社になるという発表があったことです。

40年以上の歴史と伝統のある、技術力でも定評のあったあの旧電通リサーチがマクロミルの子会社になるだけでもリサーチ業界にとっては驚くほど大きなニュースでした。

 

そして、次はその電通マーケティングインサイトを傘下に収めたマクロミル社が、米国の投資ファンドのベインキャピタルに100%売却されるというニュースが12月11日にありました。売却額は513億円という巨額なものでした。

これによってマクロミル社は上場が廃止されて、筆頭株主のヤフーには110億円が入るのだそうです。

ヤフーはもともとインテージと合弁で作ったインテージインタラクティブ社でネットリサーチに参入していましたが、その後、インフォプラントとインタースコープの2社を買収してヤフーバリューインサイトを作り、マクロミル社との合併で同社の筆頭株主になっていました。

それが今回の米国投資ファンドへの全株売却で、ネットリサーチ業界から離れることになります。

ネットリサーチ業界再編の主役はヤフーなんだなあ、やはりネットリサーチも「リサーチ業界」よりも「ネット業界」の力の方が大きいのだなあと事ある毎に実感してきましたが、今回の株式売却でネットリサーチ業界から離れることになるようです。

でも、マクロミル社は米国系投資ファンドが100%の株式を持つので、またその後にどこかの企業に株式は売却されます。1部にはその最終的な売却先の候補は、カンターグループか、イプソス、ニールセンが有力という報道もあり、外資系リサーチ会社の傘下に入るのかもしれません。

 

マクロミルはとても組織が大きく、営業力も強くて、ネットリサーチ市場では価格決定力もあるほど強い存在です。

その巨大なネットリサーチ会社がどの様になるのか、それは、日本のネットリサーチ業界だけでなく、リサーチ業界、マーケティング業界にとって凄く大きな影響のあることなので、日本のマーケティング市場と、そして、同じリサーチ業界で働く同社社員にとって良い形になることを祈りながら、今後の動きを見守りたいと思います。

 

〇マクロミル社の米国ファンド売却の関連記事

http://byus.me/facts/286/questions/821

http://toyokeizai.net/articles/-/26995

2013年12月 3日 (火)

JMRAカンファレンス2013

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11月29日(金)に開催されたJMRAのアニュアルカンファレンスに参加して来ました。

このカンファレンスには2005年の第1回から毎年参加していますが、今年の参加者は約800名とこれまでで1番多い参加者であったと聞きました。

そして、これまでは9割くらいは調査会社の関係者でしたが、今年は全体の4割近くが調査会社以外の参加者になり、少しオープンな雰囲気になったようにも感じられました。

今年も色々な発表を聞いて、夜の懇親会でも色々な方と話をして、とても勉強になりましたし、この2年ほどでリサーチ環境が大きく変化したことを実感しました。

その1つがフェイスブック等の発展によって、クライアント様自身が直接ユーザーの声を聞くことができるオンラインコミュニティ環境を作ることが容易になり、ユーザードリブンの共創マーケティングが大きく進んでいるという点です。

先進事例として、ベネッセさんや、良品計画さん、サッポロビールさんの事例の紹介もありましたが、これもインターネットとインターネット調査の発展によって生れた新しい動きだと思います。

そして、これらの動向を後押しするように、「今までの調査会社は代表性に拘り過ぎていた」、「もっとコア顧客の声を重視すること、アクションアイディアに繋がることが大切である」、という意見も聞かれました。

この様な新しい潮流の中で、如何に有効な気付きやインサイトを提供できるのか。

リサーチ会社には、より高い次元の情報サービスが求められていることを痛感させられるカンファレンスでした。

〇JMRAアニュアルカンファレンス 

https://www.jmra-net.or.jp/conference/

2013年10月25日 (金)

シングルソースパネルの出現

インテージさんの「インテージフォーラム2013」に参加して来ました。

こちらはインテージさんのプライベートイベントで、千人近い関係者が集まる大規模なイベントになっています。インテージさんは当社にも若干の出資をいただいている関係ですが、1社でこんなに集客できるのはリサーチ業界ではインテージさんだけではないでしょうか。

今年のテーマは「循環型マーケティング」で、慶應大学の清水先生が提唱した概念を、彼らのサービス提供機能として実現しているもの、新しく開発しているサービスの紹介が中心でした。

私も幾つかの発表を聞きましたが、特に、i-SSPというシングルソースパネルを使ったデータ提供が面白い、というか凄い取組だと思いました。

これまでも提供していた5万人の購買データ(SCIパネル)に、メディア・広告接触データ(17,000件のPC、4,000件のモバイル、3,000件のTVの行動データ)を付けて、情報接触と購買行動の関連性をタイムラインで可視化できるというものです。

従来のTVCMの評価は数百世帯の視聴率データが中心で、どの程度の人がそのCMを見たのか、どの位のリーチしたかで判断していたと思いますが、i-SSPでは、どのTVCMを見て、PCやモバイルでどの様な情報に接触した人が、実際にはどの様な商品をどの程度購入したのかまで分ります。

そして、TVCMとPCサイトのバナー広告のどちらを見た方が、どの程度、商品購買に結び付いたのかも分るので、TVとPCとモバイルの広告投資の適正化にも役立つのだといいます。

数年前までは全く考えも付かないような多様なデータがシングルソースになって入手できる、これもインターネットと、インターネット調査の進歩によって実現できたことです。

この新しい技術を凄いなあと思いつつ、リサーチの世界がどんどん複雑になってきて、何をどう使って、どう判断するのかという、人間の分析力が追いつくかがちょっと心配な気もしました。

ビッグデータアナリストが、益々必要な時代になるのかもしれませんね。

インテージフォーラム2013 http://www.intage.co.jp/forum/

 

2013年10月15日 (火)

インターネット調査のサービス対応

自分は1998年から16年もインターネット調査に取組んでいるのですが、最近、インターネット調査は本当にリサーチ市場を前進させたのだろうか?と思う時があります。

シンクタンクで15年間リサーチを経験してからこの事業を立ち上げた経験から、リサーチで1番重要なのは、しっかりした品質のデータを集めることと、課題解決のための調査設計力、分析力、提案力だと思ってやってきました。

しかし、お客様にとってサービスやデータの品質は見えにくいため、パネルの規模や、早さ、安さ、システムの利便性等の「リサーチインフラ」が市場競争の中心になっています。

そして、職人的な技術に拘っていた従来型のリサーチ会社の多くは縮小・撤退し、リサーチ会社の技術力は低下して、お客様のリサーチ会社に対する満足度や、意思決定寄与度もこの10年で大幅に低下※してしまいました。 (※日本マーケティング協会の「日本のマーケティングリサーチの現状」より)

結局はリサーチを使うお客様も、リサーチを提供するリサーチ会社も、あまりハッピーでなくなってきたように思えてなりません。 

私はスタッフの専門性とデーターの品質がリサーチの肝だという考えに変わりはありません。そして、それらが提供できる市場環境を作ることが、結局はお客様とリサーチ会社の双方にとって有益なのだと思っています。

しかし、現在のインターネット調査の取引条件では、技術者をしっかり育成して、リサーチ課題をお客様とよく話し合い、相談をして、考えながら業務を進めるだけの時間や費用は全くなくなっています。

このあたりに現状のジレンマを感じているのですが、やはり弊社は弊社がリサーチの肝だと思い続けてきた、スタッフの専門性と、データの品質、そして、独自サービスの開発、に拘ってやって行きたいと考えています。

インターネット調査の市場競争はとっても熾烈で厳しいですが、リサーチ経験者としての信念を持って頑張りますので、これからもマイボイスコムをよろしくお願いいたします。

http://www.myvoice.co.jp/

2013年9月30日 (月)

タレントに関するキキミミ調査

【同性から好かれているタレントは、男性では阿部寛、明石家さんま、イチロー。 女性では、天海祐希、綾瀬はるか、菅野美穂】

マイボイスコムでは読売広告社と共同で、独自のライフスタイルによる生活者分類を行い、53,000人のオリジナルパネル(キキミミパネル 33-Voice)を構築して、キキミミ分析サービスを提供しています。本パネルを対象に、アニメ・タレントに関する自主調査を2013年5月に実施いたしました。今回はその結果として、最新タレントランキングの調査結果をご報告いたします。

<調査概要>
調査方法:  マイボイスコム・キキミミパネルを利用したインターネット調査
調査対象: 全国20~60代の男女
総回収数:  3098サンプル
実査期間:  2013年5月10日 ~ 2013年5月15日

 
「同性から好かれているタレント」、男性では阿部寛、明石家さんま、イチロー。
女性では、天海祐希、綾瀬はるか、菅野美穂。
また、“この人たちに好かれるとヒットにつながる”=聞き耳層の支持をみると、
同性から人気の男性タレントは、役所広司、高倉健、石塚英彦、笑福亭鶴瓶、伊東四朗、
女性では安室奈美恵、松雪泰子、山口智子、吉瀬美智子、観月ありさ。

調査結果の総括

1. 同性に好かれる男性タレント、全体のTOP3は阿部寛、明石家さんま、イチロー

 また、とくに聞き耳層での支持が高いのは、役所広司、高倉健、石塚英彦。
 調査対象者の男性全体で好きな男性タレントを集計したところ、上位は阿部寛、明石家さんま、イチロー、  福山雅治、ビートたけしといった面々が上がった。 また、聞き耳層男性に絞ったランキングをみると、人気上位のタレントは総合とほとんど差が見られないが、その  中でも、役所広司、高倉健、石塚英彦、笑福亭鶴瓶、伊東四朗といったタレントは聞き耳層の上位にランキ ングされた。

2. 同性に好かれる女性タレント、全体のTOP3は天海祐希、綾瀬はるか、菅野美穂

また、とくに聞き耳層での支持が高いのは、安室奈美恵、松雪泰子、山口智子。
 調査対象者の女性全体で好きな女性タレントを集計したところ、上位は天海祐希、綾瀬はるか、菅野美穂、  深津絵里、篠原涼子といった面々が上がった。
 また、聞き耳層女性に絞ったランキングをみると、男性のランキングと同様、人気上位のタレントは総合と  ほとんど差が見られないが、その中でも、安室奈美恵、松雪泰子、山口智子、吉瀬美智子、観月ありさと  いったタレントは聞き耳層の上位にランキングされた。

3. 人気タレントのとくに印象に残っている出演作。 阿部寛は「テルマエ・ロマエ」、天海祐希は「BOSS」のイメージが強い
 阿部寛「テルマエ・ロマエ」、明石家さんま「ホンマでっか!?TV」、天海祐希「BOSS」、綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」など、人気テレビ番組や映画が上位に入る一方、イチロー「佐藤製薬 ユンケル」、菅野美穂「サントリー  角ハイボール」など、シリーズCMの印象が強いケースも。

4. これからブレイク? 聞き耳層が注目している次世代タレントはこの人たち
 聞き耳層が“今、注目しているタレント”の自由回答を見てみると、男性では賀来賢人、滝口幸弘、ムロツヨシ、山崎育三郎、女性では井之上史織、黒木華、保坂朱乃、宮崎奈穂子といった面々で、今後の活躍が期待される。

◎詳細な調査データは下記のリンクからご覧ください。

【調査結果のリリース詳細PDF】

http://www.myvoice.co.jp/news/pdf/33voice_talent4.pdf

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聞き耳死神®分析サービスでは生活者を分類して、タイプごとの商品の買われ方を分析しています。従来の指標(市場シェア、POSデータなど)では判別できない「ブランドの力(パワー)」やその構造などを把握分析することができます。

聞き耳層=情報感度の高い、先端的保守層で、この層に支持されるとロングセラーにつながる可能性が高い!

キキミミセグメント

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  キキミミ分析サービス http://www.myvoice.co.jp/menu/33-voice.html

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2013年8月 5日 (月)

アニメキャラクター調査(キキミミ調査)

マイボイスコムでは読売広告社と共同で独自のライフスタイルによる生活者分類を行い、54,000人のオリジナルパネル(キキミミパネル)を構築して、キキミミ分析サービスを提供しています。

こちらのキキミミパネルを対象に、アニメ・タレント調査を実施しましたので紹介します。

「この人たちに好かれるとヒットに繋がる」というのが聞き耳層の特徴なのですが、聞き耳が好きなアニメキャラクターは誰だと思いますか?

聞き耳層の好きなキャラクターのトップは「矢吹丈」で、2位は「ルパン三世」、3位は「アルプスの少女ハイジ」でした。
イメージ別ランキングでは「星一徹」「沖田十三」「目玉おやじ」といった個性派・脇役の“頼りになるオヤジ”キャラクターが上位になりました。
さらに、聞き耳の好きなアニメキャラクターとイメージの近いタレントを重ねたところ、「矢吹丈」&「石川五エ門」 ≒ 「本田圭佑」 3人のイメージがほぼ同じになっています。

聞き耳層が好きなアニメのキャラクターランキングは下記の通りです。ご興味があれば下記のリリースをご覧下さい。

 1  矢吹丈 「あしたのジョー」
 2  ルパン三世 「ルパン三世」
 3  ハイジ 「アルプスの少女ハイジ」
 4  孫悟空 「DRAGON BALL」
 4  則巻アラレ 「Dr.スランプアラレちゃん」
 6  ドラえもん 「ドラえもん」
 7  鮎原こずえ 「アタック NO.1」
 8  江戸川コナン(工藤新一) 「名探偵コナン」
 9  上杉達也 「タッチ」
10  ラム 「うる星やつら」
11  一休 「一休さん」
11  フグ田サザエ 「サザエさん」
13  さくらももこ 「ちびまる子ちゃん」
14  Q太郎 「オバケのQ太郎」
15  浅倉南 「タッチ」
16  星飛雄馬 「巨人の星」
16  ケンシロウ 「北斗の拳」
18  キャンディス・ホワイト・アードレー 「キャンディ・キャンデイ」
18  加賀美あつ子 「ひみつのアッコちゃん」
18  古代進 「宇宙戦艦ヤマト」 ※30位まで下記のサイトにあります。

〇アニメ・タレントに関する自主調査 (リサーチ結果報告)

http://www.myvoice.co.jp/news/pdf/33voice_talent3.pdf

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!