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2025年7月30日 (水)

損害保険の利用について

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【1】損害保険の加入に関するアンケート調査(第12回)
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今回は「損害保険の加入」についての調査結果を紹介します。
このテーマは2006年から実施していて今回で12回目になります。

私達の生活に身近な「損害保険」ですが、その加入率は76%でした。
その種類別に見ると自動車保険が75%、火災保険(建物)73%、火災保険(家財)52%、地震保険46%で、家財保険が減少し、地震保険が増加する傾向が見られます。

火災保険の契約先で多いのは、1位東京海上日動15%、2位損保ジャパン15%3位三井住友海上9%でしたが、それぞれの契約会社の満足度を比較すると、満足度が1番高いのはソニー損保で、2位県民共済、3位日新火災でした。

同様に地震保険の契約が多いのは、1位損保ジャパン19%、2位東京海上日動16%、3位三井住友海上10%と同じ大手3社が上位を占めていました。契約社の満足度では1位がやはりソニー損保で、2位県民共済、3位セコム損保です。

そして、今後加入したい火災保険は、東京海上日動11%、県民共済6%、損保ジャパン8%で、これから加入したい地震保険は東京海上日動11%、損保ジャパン8%、県民共済7%で、両保険とも県民共済が健闘しています。

損害補償という目に見えない非常時のサービスですが、何を強化して訴求するのが良いのかは、生活者のいざという時の不安というインサイトを詳しく分析することが必要なのでしょう。今回の調査ではこのあたりの自由記述も聴取しているのでお役に立てば幸甚です。

本テーマに関心がありましたら、下記から調査結果をご覧ください。

〇損害保険の加入に関するアンケート調査(第12回)
 https://myel.myvoice.jp/products/detail/32209

〇金融関係の調査テーマ一覧 

https://myel.myvoice.jp/category_detail/1070

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こちらは当社が月1回配信しているビジネスメールの一部抜粋です。

火災保険や地震保険を選ぶ時には、あまり知識もないし、目に見えない補償サービスですからどこの損害保険会社にしたら良いか迷うと思います。

結果としては東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上といった知名度のある大会社と契約することが多いのではないでしょうか。

しかし、上記の様な調査を行うと利用者の満足度では、ソニー損保、県民共済、日新火災保険等が大手3社より高く、今後入りたい損害保険でも県民共済やこくみん共済、あいおいニッセイ同和損保等が上位に来ています。

現在のシェアが高い大会社の満足や、今後の利用意向が高い訳ではないんです。

このあたりの利用者のインサイトが、徐々に市場の変化を生んで行くのかもしれませんね。

〇火災保険利用者の満足度

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〇今後契約したい火災保険の損保会社

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Takai kazuhisa

伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで、1999年にネットリサーチ会社のマイボイスコムを立ち上げて社長をやっています。会社を作ることより続けること、良い会社を目指して経営することの難しさ日々感じながら奮闘している毎日です。夜は神田や神保町あたりの居酒屋に出没し、休日は自然散策やアウトドアを楽しんでいます!