インターネット調査市場
日本マーケティング・リサーチ協会が毎年出している「経営業務実態調査(第51回)」が発表されたので、インターネット調査市場の推移をグラフ化しました。
2024年度は2001年~2023年がコロナ禍の影響で横這いから微減であった反動で108%も伸びでしたが、2025年度は102%の861億円でした。
過去からの推移を見ると2020年までは拡大基調でしたが、もうその伸びは無くなり名目GDPの伸びと同じような2%成長くらいに留まるのかもしれません。
また、生成AIの影響で簡易的なリサーチは削減される動きも出ていますので、これからはマイナス成長になる可能性も否定できません。
インターネット調査は当社が創業した1998年頃から生まれて主要な調査手法に発展しましたが、アドホック調査の55%までシェアが高まり、そこに生成AIの出現が重なることで踊り場になっている印象です。
やはりリサーチ会社は作業としてのリサーチから、意思決定に寄与できる考察や提案が出来るリサーチに変化することが求められているのだと思います。
でもそれが本来のリサーチ会社の仕事であり、リサーチャーの仕事なんですよね。
インターネット調査が早さと安さの過当競争になり、装置化と自動化に進み、作業としてのリサーチが増えてしまいました。
今後はAIに出来る作業はAIに任せて、クライアントの意思決定に役立つ提案や考察にもっと時間と能力を注ぎ込む方向に動くのではないでしょうか。
そして、それができればリサーチ会社の仕事は、もっと有意義で遣り甲斐のある仕事になる様にも感じています。
