2026年 新年挨拶
明けましておめでとうございます。
マイボイスコムはお陰様で27回目の新年を迎えることができました。
日本マーケティング・リサーチ協会の「第50回 経営業務実態調査」によると、2024年度のアドホック調査市場は前期比107%の1,541億円で、インターネット調査は前期比108%の847億円でそれぞれ成長していました。これは前年の2023年度がマイナス成長であった反動で、アドホック調査もインターネット調査も成熟期で年2~3%の成長率といえます。
インターネット調査は当社が創業した1998年頃から始まりました。その頃はリサーチ関係者からインターネット調査は代表性がなく邪道だと強く批判されました。そのため、当初は郵送調査等の既存の調査手法とインターネット調査で実施した調査結果を比較してもらい、テーマによっては大きな傾向は変わらないという検証をしながら提案を進めていました。そのインターネット調査が現在ではアドホック調査の54%を占める主要な調査手法になっています。
インターネット調査はまだ成長していますが、昨年度から生成AIが普及してきてリサーチ市場も大きく変化するように思います。10月に開催された日本マーケティング・リサーチ協会のアニュアルカンファレンスでも、テーマの半数ほどは生成AIの活用やその影響に関する内容でした。生成AIによってリサーチの効率化→高度化→代替化が進むと言われており、リサーチ会社も生成AIの活用なしでは継続できなくなるかもしれません。当社が設立した27年前にインターネット調査が出て来たのと同じ様な大きな変化が起こると思います。
当社は1998年から毎月身近な生活テーマの自主調査を実施していて、日本で最大の自主調査(1万人調査が3,800件)の蓄積があります。これらの大量のアンケートデータを生成AIが参照して定量分析(集計、要約、示唆出し)と、定性分析(実在する個人のペルソナ分析)が出来る「AI分析ツール(CotoEL)」を開発して4月から提供を始めました。まだAIで出た情報を実務でどこまで使ってよいか手探りの会社が多いですが、徐々に飲料、食品、流通、金融等の企業での導入が進んで来ました。
しかし、多くの企業ではAIの分析結果で意思決定することはなく、その結果から仮説やアイディア出しをしてリサーチを行う流れになると思います。その時にはリサーチ会社はより高度な提案力や分析力が求められる様になるでしょう。当社は「付加価値の高いコンサル型リサーチを実現する」という基本方針で事業を進めて来ました。クライアントから課題や目的をヒアリングして、適切な調査企画を提案し、調査票作成、実査、集計、分析、レポーティングと考察提案まで一貫した専門サービスが提供できるリサーチ会社です。これを「AI分析ツール(CotoEL)」から「コンサル型リサーチ」に展開することで実現して行く所存です。
当社は1998年の創業時からデータの品質と技術対応力を重視する方針でやって来ました。今年もConsultancy & StoryTellerと言われる「コンサル型リサーチ」の実現に向けて前進し、お客様の意思決定に寄与できるリサーチ会社を目指して尽力して参ります。
新年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2026年1月1日
マイボイスコム株式会社
代表取締役社長 高井和久



































