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2013年6月28日 (金)

価値ある挑戦

伊藤忠商事の食料カンパニーで活躍されていた知人が、この春に7年間勤務した同社を退社して会社を作りました。

彼とはまだ2年ほどのお付き合いでしたが、とてもしっかりしていて、企画力や行動力もあり、素晴らしい商社マンだと思っていたので、突然の退職の挨拶メールにとても驚きました。

「スポーツで感動を与えるビジネスをやりたい」という想いで、高校時代のサッカー部の友人2人で会社を立ち上げたのだそうです。

3月末に退社されてからしばらくは米国に行き、米国のスポーツビジネスを勉強して6月から具体的な活動を始めたというので、先日ランチをしながらお話を伺いました。

伊藤忠商事の仕事はとても充実していたのだそうですが、どうしてもスポーツビジネスを自分で作りたくて、安定していて待遇もよく、自分の大好きな仕事を捨ててでも30歳を前に挑戦したかったのだと聞きました。

具体的には自分が関わってきた6部リーグのサッカーチームを運営しながら、スポーツマネジメントと、スポーツマーケティングのサービスに展開していくということでまだ収入源もありません。資本金も850万円しかなく、当面は売上がないため2人とも無給で働くのだそうです。

持っているのは「スポーツで感動を与えるビジネスをやりたい」という想いと、スポーツの世界にも商社でのビジネス経験が活かせるはずだという自信だけです。そして、「まだ何がどうなるかも分かりませんが、どんなに苦しくても、這いつくばってでも頑張りますよ。」と話してくれました。

でも強い想いや熱意は大きな力を生みます。

私も話を聞いてできるだけの協力はしたいと思い、あまり近い知人ではありませんでしたが、デサントの役員と、帝京大学のスポーツマネジメントの教授にメールで彼を紹介し、自分のスタートアップの経験で役立ちそうなことを熱心に話をしました。

そして、資本金850万円のうちの100万円は、伊藤忠商事の上司であった部長がプライベートで出してくれたものだと聞いて、彼はやっぱり上司からも評価されていて、人の信頼があるのだなあと改めて実感しました。

周りからは無謀と思われる挑戦かもしれませんし、こんな時代に伊藤忠商事を辞めるのはもったいないとも思いますが、1時間半ほど話を聞いてみて価値のある挑戦だと感じました。

こういう転進ならいいですよね。

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