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2014年1月17日 (金)

優しいマネジャー

私が働いていたCRC総研のリサーチ部門は、評価制度はあるものの、あまり分りやすい運用はされていませんでした。そして、リサーチの企画営業やリサーチの実務は、個人によって2倍も3倍も実績が違う仕事です。

自分はチームのノルマは達成させたかったし、自分がやるべき数字は必ずやってきました。やるべきことが出来ないのは悔しいし、同じ年代の社員に負けるのも悔しいという気持も強かったのだと思います。お陰で毎年の評価はSとかAをいただいていました。

同じチームに自分と同じ年の社員もいました。彼は残業もあまりせず、営業訪問もそんなに熱心にしていなくて、売上はいつも自分の半分とか1/3位しかありません。仕事が忙しいため残業も70~80時間はしていましたが、彼はその半分以下で早く帰っていました。

しかし、チーム会では「要はリサーチは切り口だよ。戦略的にどう攻めるかが重要なんだよ。」と抽象的な主張ばかりしています。

そして、会議でも、日常の業務の中でも、マネジャーが彼を厳しく指導をすることはなく、そんな状況でチーム計画が未達であるのをもどかしく感じていました。

 

ある日に神田でマネジャーと酒を飲んでいる時に「彼にももっと実績を作るように努力をさせて下さいよ。彼は頑張ればもっと数字が作れると思うし、そうしないとチームの計画が行きませんよ。」と意見を具申したら、

「お前は仕事ができるからいいけど、仕事ができない奴にそんなこと言ったら可哀想だろう。もっとできない奴の気持ちも考えてやれよ。」と言われました。

これは彼の優しさなだったのかもしれません。でも彼は仕事ができないのではなく、自覚と熱意が足らなくて、やれることを、やっていなかっただけなのだと思います。

そして、結果的にはそのチームは業績不振でなくなり、リサーチの本部自体も廃止され、沢山の若者が解雇や望まない異動になりました。

これって関係者にとって決してハッピーなことではないですよね。

やはり組織である以上、マネジャーは部下に計画はちゃんとやってくれと言うべきだし、全員が熱意を持って計画達成に向けて努力をすべきだし、計画ができた人とできなかった人で、評価や、昇進、待遇もちゃんと差をつけるのが、フェアで活力ある組織なのだと思います。

 

私も人に厳しいことを言うのは苦手です。

でも今のような業績悪化の中では、辛くても厳しいことを言って、嫌なことでもそれが会社を良くすることであれば、迷わずにやって行くつもりです。

この不振を早く抜け出し、良い会社になるために、全員が自覚と熱意を持って頑張りましょう!

 

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