粗利のコントロール
1月の経営会議で「このところ予定粗利率が低下している。営業時にどんな案件を取るのかもっと精査してほしい。」という要望がありました。
データを見ると確かにこの下期の粗利率は低下傾向にあります。
12月も計画以上の売上を上げて、皆さんがかなりの残業もやって頑張ってくれたのに、外注費が増えたこともあって、営業利益を確保することができませんでした。
上期のまだ稼働率が低い時には、案件の粗利確保よりも、値引きで粗利率を下げてでも案件を取り入れて、生産稼働率を向上させることを優先することが必要です。
しかし、受注が増えてきて、生産稼働率も計画の70%に近くなってきたら、適切な粗利が出せるように切り替えて行くことが必要になります。
価格を下げることが常態化して、売上も増えて、みんな忙しく働き精一杯働いているのに、事業活動の果実である「利益」が出ないというのでは最悪です。
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例えば、現状が営業利益が「0」の状態だったとします。
それでも、ここから値引きを平均で5%抑えて、あと5%高く販売できれば、年間では約2,000万円の営業利益を出すことができます。
そして、あと5%多く値引きをして、5%安くして販売すると、約▲2,000万円の赤字に転落してしまいます。
5%高く売るのと、5%値引いて安く売るのでは、会社の決算は天国と地獄の結果になる。
会社の決算はそんな微妙な価格対応で大きく変わります。
販売価格は非常に重要です。会社全体で適切な粗利を確保するために、競合動向を良く見て「定価」を設定して、値引きの職務権限などで、販売価格を適切にコントロールすることが必要になります。
会社としては適切な利益を作ることを1番に考えて、販売価格をコントロールして行きたいと思います。
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