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2024年3月 7日 (木)

不正なNo1調査に処置命令

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「満足度No.1」とうたった広告には合理的な根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は1日、Wi-Fiレンタルサービス「イモトのWi-Fi」をてがけるエクスコムグローバル(東京・渋谷)など6社に再発防止や消費者への周知を求める措置命令を出したと発表した。

消費者庁によると、エクスコムグローバルは自社ウェブサイトや旅行ガイドブック「地球の歩き方」の裏表紙の広告で、「お客様満足度No.1」「顧客対応満足度No.1」などと表示していた。

しかし、同社に委託されたリサーチ会社がおこなったアンケート調査ではサービスを利用したことがない人も対象に含まれており、ウェブサイトの印象によって満足度が高そうな会社を選ばせていた。消費者庁は客観的な調査とはいえず、表示には合理的な根拠がないと認定した。(出所)日本経済新聞

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石橋さんからも記事の共有がありましたが、ついに不正な「No1調査」に対して消費者庁から再発防止の処置命令が出ました。

処置命令が出たのは、エクスコムグローバル、飯田グループホールディングス、住宅情報館、一建設、飯田産業、アーネストワンの6社です。

〇消費者庁の処置命令 2024年3月1日

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_240301_01_01.pdf

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_240301_02_01.pdf

消費者があまり関与度のない商品やサービスを選ぶ際には、実際に使った経験のある方が満足されているのか、どんな評価なのかも大きな影響がある情報と言えます。

これらの商品、サービスの広告等で「顧客満足度No1」と表示されていれば、そのことを信じて購入している消費者も少なからずいると思います。

それが正しい手法で実施された調査でなく、合理的な根拠のない調査結果だとしたら大きな問題だと言えるでしょう。

この様な間違った「NO1調査」については業界団体である日本マーケティング・リサーチ協会からも2022年1月に「非公正なNo.1 調査への抗議状」が出されて、関係する調査会社等に改善要望が出されたと聞いていましたが、その後も続いていることは大きな問題です。

〇非公正な「No.1 調査」への抗議状 2022年1月18日

https://www.jmra-net.or.jp/rule/20220118.html

リサーチに携わっている立場から見ると、こんな調査は出現率からみて出来る訳がない、と思われるNo1調査が掲載されている広告を良く見かけます。

納骨堂満足度No1とか、水道工事さいたま市の満足度No1、みたいな広告を見るたびに嫌な気持ちになっていました。

リサーチ会社は正しい市場情報を提供するのが社会的役割であって、データの信頼性に担保する義務があります。

また、当社にも「No1調査をしたいのですが、、」という問い合わせがありますが、最初からNo1を出すような調査には当社は加担してはいけません。

その様なお引き合いはすべてお断りすることを今後も徹底して下さい。

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