香港おまけ
もう少し面白かった経験を紹介します。「香港通信事情調査」でクライアントをアテンドして、2回めの現地調査に行った時のことです。
仕事もほぼ終わり、中華料理屋で楽しい食事をして酔っ払ってホテルに戻ろうとしていた時に、クライアントのWさんから「高井さん今日は本当に楽しい。是非、2人でもう1軒行きましょう!」と誘われて香港の飲み屋街を歩いていたら、「社長さん、うち楽しいよ。」と日本語で声をかけられました。
完全に海外では危ないパターンです。でもそのWさんは酔っ払っていて「自分は社長じゃないよ、係長だよ。」とわけのわからないことを言いながらお店に入っていきます。
店の中に入ると客はいないし、薄暗いし、危険なにおいがたっぷりでしたが、香港女性2名と1時間ほどビールやウイスキーを飲んで、さあ帰ろうとなったら20万円ほどの請求が来ました。
やっぱりそういう店かと思っていたら、Wさんが「ここは自分に任せてくれ」と言って英検1級の流暢な英語で「店長をよべ」といい、「この店はおかしい、なぜこの料金なのか説明しろ」とやっているのですが、その後で「俺は日本人で金はある。」といって現金で膨らんだ財布を見せたのには驚き、これで勝負は負けたと思いました。
結局少しだけ値切って帰ることになったのですが、その時に香港警察の手入れが入り、10人くらいの警察官が店になだれ込んできたんです。
そしたらWさんが「これは愉快だ、高井さん、日本男児としてもう一発やってみますか」と言って、警察官の方に行き「この店はこんなにひどい。」と大きな声で説明を始めました。
すると香港人の従業員が自分の横に来て「あいつを黙らせろ。お前たち九龍湾に浮かびたいのか」と耳打ちをしたんです。この時はまじめに怖くなり「Wさん、もういいでしょう。帰りましょうよ」と言ってお店からWさんを引っ張り出しました。
Wさんは相変わらず「今日は愉快な日でしたね。」と喜んでいましたが、自分は冷や汗たっぷりでした。
そして帰国後にWさんから悪いけど半分払ってよ。といって8万円の請求が来てまた冷や汗をかいたのでした。
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