自分なりの納得感
自分の最年長の従兄弟が、長年、官庁で働いていた功績が認められて「瑞宝中綬章」というりっぱな勲章をいただきました。
「それはめでたい!」ということで、自分が幹事になって約20人の親族を集めてお祝いをしました。
夫婦で皇居に招かれて勲章を貰い、すごく大きくてりっぱな皇居の部屋で記念写真を撮ったそうで、その写真を見せてもらい、それぞれの親族が額に入った勲章をかかえながらお祝いを言って、酒を飲み、とても賑やかで楽しい会でした。
その従兄はもう70歳で2年前まで官庁の関連団体で働いていましたが、もうそこも終わって地元で引退生活をしています。
親族から見ると中央官庁で働き、大使館で勤務をしたり、県の部長に出向したり、審議官をやったりで、何かいつも偉そうにしていて、役人は人に頭を下げなくていいからいいよな。などと話していました。
でも最後に本人が挨拶したら、「役所勤めは周りが東大卒の優秀な人ばかりで本当に大変だった。夜も寝ないで寝食を忘れて役所に何日も泊り込んで必死に働いていたことも沢山ありました。本当に苦労の連続で、家庭や色々なものを犠牲にしたと思ってます。でも国から自分の仕事が認められて、こんなりっぱな勲章をもらい、やっとこれまでの苦労が報われた思いがしています。」としみじみ話していました。
仕事はみんな大変で、みんな社会の何かに関わり、何かに貢献しながら働いている訳です。
そして、周りからどんなに良く見える仕事でも、やっている人には大変な苦労があるんですね。
最後は何らかの形で自分は世の中の役に立った、自分なりに誠実に精一杯に頑張ったと自分で納得して思えること。
そんな自分なりの納得感や自負心が最後に残るのだなあと思いました。
従兄弟の退任後の本音を聞きながらそんなことを思いました。

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