能力と信義
ポスドクの話をしたので、関連して最近感じたことも紹介します。
3カ月前にバイオの研究で博士課程を出た29才の方の応募がありました。
専門分野は違うし、職歴もありませんが、能力の高い方であろうと思って面接に来ていただきました。
彼はこれまでの研究で色々なデータを扱ってきたので、そのデータ分析の知識と経験が活かせると思って応募してくれたのだと言います。
しかし、マーケティングやリサーチの知見はなく、マーケティングリサーチの機能や役割も理解をされていませんでした。
それで、関連する書籍を5冊ほど差し上げで、「これらを読んで、マーケティングリサーチが本当に自分がやりたい仕事だと思ったら連絡して下さい。」と提案をしました。
そして、「親切にありがとうございます。こちらの本を真剣に読んで出来るだけ早く返事をします。」との返事をいただきました。
それから3カ月が経ちましたが、彼からは何の連絡もありません。
おそらく渡した本を読んで、これは自分が進む道とは違うと感じたのでしょう。
それはそれで良いのですが、それであれば約束通りにその旨の連絡をするのが筋だと思うんです。
ビジネスの世界は頭の良さだけではうまく行きません。
信義(真心をもって約束を守り、相手に対するつとめを果たすこと)を大切にすることが重要な世界であることも学んで欲しいと思いました。
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