ポスドク
皆さんは「ポスドク」という言葉を聞いたことありますか。
ポスドクとはポストドクターの略です。 博士号を取得しながら大学などで正規のポストに就けず、1~3年契約での非正規で研究活動を続けている研究者のことです。
1990年代から始まった大学院重点化によって大学院の定員が増えて、博士号取得者が増加したため博士のポスト不足が深刻になり、今は約1万6千人ものポスドクで働いていて、35歳を超えると大学などのポストの可能性も殆どなくなってしまうのだと言います。
大学院の博士課程まで進んで、博士号を取るというのは、それなりの才能と努力が必要なわけで、凄い努力をされたのだと思います。
しかし、国の政策による需給バランスの崩れから、30代後半になってアカデミックの世界から出されてしまうのは、理不尽で気の毒なことです。
そして、それらの方が少しでも大学院の経験を活かそうという動機で、当社のリサーチャーにも年に4、5人は博士からの応募が来ています。
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先日も東大法学部の博士課程を履修して、41歳までかかって東大の「法学博士」を取った方が、当社のリサーチャーに応募してきました。
ずっとアルバイトをしながら努力をして、法学博士の取得を目指していたのだと言います。
そして、「法学博士号の取得を一区切りとして、現在は正社員としての勤務を希望し、就職活動を行っています。自分にはこれまで研究活動で培われた忍耐力があります・・・」
との志望動機がありましたが、実務経験がない41才の方ですので、どうしてもうまく働けるイメージが持てません。
また、20年近くも学び研究した法律の知識や経験が活かせないのは、本人にとっても良くないことだとも思ったので見送りました。
こんなに才能が高く、人一倍に努力をしてきた方が報われないのは空しいことです。
人生は何がどうなるのか全く見えない世界だなあ、、、と沢山の方の履歴書を見て思います。
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