専門性とプロ意識
マーケティングリサーチは生活者の意見や要望を客観的に分析し、クライアントがより良い商品やサービスを提供することを通じて豊かな消費生活に寄与する仕事です。それがインターネットを使うことでより早く広範囲に安価でできるようになりました。それは調査手法としては大きな前進だったと思います。
ただし、クライアントの課題をちゃんと理解をして、適切な調査設計を提案し、どの様な項目をどの様な形で聞いて、どの様な方法で分析をして、その結果をどう読んみどう表現して伝えるかというプロセスは変わりません。また、当然のことですが、クライアントとの約束に責任を持って対応することや、サービス精神や専門性が求められる仕事であることも全く変わっていないと思います。
当社は「早くて安いオペレーション」ではなく、リサーチの付加価値や技術力、顧客対応力で勝負して行く会社です。その実現には社員の皆が学習と経験を通じて専門性とプロ意識を身に付けることが必要です。それができれば、面白いテーマも増えて、お客様に感謝される場面や、自分が関わった仕事が商品やサービスや事業として、世の中に役立つ場面に接する機会も増るでしょう。それがこの仕事の遣り甲斐にも繋がります。
「社員の専門性とプロ意識の向上」⇒「良い仕事の拡大と会社の発展」⇒「高い利益と良い待遇の実現」という好循環を早く実現するためにも、皆には学習と経験を沢山積んでほしいと思います。山口さんに来ていただいて、毎月の勉強会も充実したものになりました。また、社外研修もできるだけ参加の機会を作ります。
忙しくてなかなか時間が取れないかもしれませんが、まずは全員が「新しい技術やノウハウを学習して専門性を高めることが個人にとっても会社にとって重要である。」という共通認識を持つことから始めましょう。
リサーチのクォリティは、企画段階で決まると思います。特に提案性の高いリサーチやクライアントの戦略立案の際に要求されるリサーチには、企画力の高さが要求されるのではないでしょうか。企画段階でしっかりしたものができれば、後の分析がやりやすくなります。提示された課題に肉薄することができます。さらに結果として、そのプロジェクトに係わった人たちの企画力アップにつながりますし、分析力のアップにもつながっていきます。社内での活発な企画論議を期待してやみません。
投稿: 山口美喜雄 | 2007年10月17日 (水) 19:09