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2008年2月28日 (木)

吉野家

080219_1232001_2 日本マーケティング協会の定例会で、吉野家の安部修二社長が講演するというので聞きに行きました。「逆境の経営学」というテーマでした。

安部社長は狂牛病で米国産牛肉の輸入が禁止された時に、牛丼の販売を停止しつつも経営を建て直した方です。その厳しい環境の中でどんな思いで会社の経営をして、何を頼りに意思決定をしていたのか興味がありました。

吉野家は110年の歴史のある会社ですが、この狂牛病問題の以前にも、1990年に会社更生法で倒産をするという逆境の時期がありました。それから7年間で借金を返済して、再度上場まで持って行ったという歴史があります。

この倒産をした時に会社に残って支えた30代の社員が、安倍社長を始めとして今の吉野家の経営者になり、京樽等も含めたグループ会社を経営しているのだそうです。

何故、倒産した会社、借金を返すだけの希望のない会社に残ったのか、それは「更生までは役割を全うしよう。身の振り方は会社更生が終わってから考えよう。何が正義なのかで判断した。」ということだったそうです。

安部社長の経営の判断基準は、

1)それはお客様の支持をいただけるか(来客数の推移)

2)収益性の高い事業であるか(15%以上の営業利益率の確保)

だと仰っていました。

また、いつも社員に言っていることは、「お店はお客様のためにあり、スタッフは良い商品とサービスを提供するためにあり、活動目標はお客様に良かったまた来たいと思っていただくことであり、利益はこの活動目標を継続するための手段」だと言います。

当社も同じサービス業ですので、一致しているところが多いと思いませんか。

「会社はお客様のためにあり、社員は専門性と付加価値の高いサービスを提供するためにあり、活動目標はお客様にご満足いただいてまた次も頼みたいと思っていただくことであり、利益はこの活動目標を継続するための手段」と言い換えてもあまり違和感ないですよね。

安部社長のお話は、逆境を何度も乗り越えてきた強さと明るさがあって、とても参考になりました。皆さんも何かの参考になりましたか?

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