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2008年10月10日 (金)

世論調査の質

サーベイML主催者の萩原さん(ニールセンオンラインの社長で、私も10年以上のお付き合いがある理論家です)が、「世論調査の質」について投稿していました。参考になると思いますので紹介します。

萩原さんが言うとおり、私も「調査」と「エンターテイメント」とは別なもので、調査はスピードだけでなく精度を重んじるべきものと思います。

(以下は萩原さんの文章からの抜粋です)

毎回指摘してることですが、最近の新聞の世論調査の信頼性低下は、実施期間の短さ、タイミングにも問題があるんじゃないでしょうか。朝日、読売、毎日、日経、共同、いずれも1日(金)夜から2日(土)にかけて電話で実施としています。

1日(金)にいったいどのくらいの人がTVニュースをみて、新内閣について支持、不支持を判断できるような情報に接しているのか、甚だしく疑問です。この夜電話がきても新内閣の顔ぶれすら知らない人は多かったはず。

福田首相の記者会見は夜9時半でしたが、10時以降には調査してないでしょうし。2日(土)にしてもいったいどのくらいの人が新聞をみて、改造内閣について支持、不支持を判断できるような情報に接しているのか。各社とも3日(日)の朝刊に記事を掲載するのが必須のようですから、結局2日も結構早い時間に調査を締め切っているはずです。

調査の正味の実施時間は24時間もありません。インターネット調査が24時間で結果を出すことが代表性を確保できない理由としてよく批判されますがそれよりひどい(笑

今回は幸い土曜なので普通の勤め人にもリーチする可能性はありますけどね。これ平日だったらどうするんだろう。。新内閣の正式発足は2日です。今日3日の新聞やTVでさまざまな情報に接してようやく意見や感想が出てくるんじゃないでしょうか。その意味では新内閣の支持率調査は今日、明日あたりに実施するのが望ましいと思うのです。

今回の各社の数字のばらつきは意図的なものというより、拙速な調査がもたらすわずかのオペレーションの違いが数字にあらわれた結果かと思います。

また今朝のフジテレビ「とくだね!」(朝8:00~9:55)では「全メディア最速の支持率調査」として、この記事にあるようなやりとりがなされたそうです。

◆麻生内閣「最速」支持率 えっ!そんなに…(J-Cast)

支持34.7%、支持しない41.8%と共同通信調査とは逆の結果なのですが、何しろこれはインターネット調査で実施。「司会の小倉智昭も思わず「面白い!」と叫ぶほどの低視聴率」といった報道がされるのであれば、もう内閣支持率調査もエンターティンメントと区別がつきません。

個人的にはスピードよりも調査の精度、代表性を重視して欲しいと願うのですがあえてこの週末に実施しようという見識ある報道機関はないのでしょうか。

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