公募研究
今年のJMRAのアニュアル・カンファレンスのテーマは「Catch the Wave」でした。
会長の田下さん(インテージ社長)の挨拶は、「世界的な金融不況で、この先不透明な時代だからこそ、リサーチ業界の活躍の場がある。リサーチ業務の社会的な役割をしっかり果たすとともに、その仕事に誇りを持って取組んで下さい」というような内容でした。
こんな時こそ「CHANGEのGをCに替えて、CHANCEにしましょう」とうまいことを言っておられました。
このカンファレンスでは一般公募の研究発表が5つありました。数十件の応募があってそこから選ばれた5件なのだそうです。発表テーマは下記の通りでした。
○BtoBコミュニケーションのポイント 日経BPコンサルティング
○中国インターネットリサーチの現状 インテージ
○世代分析から見た「食」生活環境の展望 R&D
○写真日記式モバイルリサーチ 電通リサーチ
○環境コミュニケーション分類 ノルド社会環境研究所
それぞれ30分のプレゼンでしたが、私の評価は「おもしろい」が2件、「普通」が2件、「?」が1件でした。私がおもしろいと思ったのはインテージさんと電通リサーチさんの発表でした。
そして、参加者で投票をした結果は、優勝が電通リサーチさんの発表で、2位がインテージさんでした。やっぱり業界関係者の見方は似ているようです。
電通リサーチさんの発表はとても良かったですが、中身的にはそんなに凄い検証をやったわけでもなく、凄い調査結果が得られた訳でもありません。モバイルリサーチの仕組みは外注ですし、当社でもすぐにできる内容です。FACT FINDの面ではインテージさんの方が上だったように思います。
では何が良かったというとそれは「プレゼン力」なんですね。ここに集まった人達が何を求めているかをよく理解した上で、何をどう見せるかの工夫がとてもうまかったです。
夕刻のパーティで電通リサーチの面識のある部長とお会いしたので、「彼女のプレゼン良かったですね。」と話したら、「彼女は優秀でね。でも彼女はまだ入社2年目の26歳ですよ。2年目なのによく頑張ったよね。」とのことでした。
2年目のリサーチャーが自主的に一般公募に応募して、自分で工夫をしながら資料を作り、500人の前で堂々とプレゼンをするのですから大したものです。
当社の若い皆さんもこういう企画に挑戦してみては如何でしょうか。当社には沢山のデータはありますし、もし当社のPRに寄与する内容であればモニター謝礼の実費位は会社で負担してもいいですよ。
われこそという方は、いつでもご相談下さい。
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