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2009年3月27日 (金)

訪問留置

先日紹介した調査会社の部長さんから、「訪問留置き調査の環境がすごく悪くなっている」と聞きました。

自宅にいない世帯が増えたこと、セキュリティ対応の住宅が増えたこと、個人情報に対する意識が高まってきたこと、官公庁に対する信頼感が低下してきたこと、など色々な要因が考えられますが、訪問留置調査の回収率はこの10年位で大幅に低下しています。

昨年は国勢調査でも答えてくれないということも話題になりましたよね。

この訪問留置き調査の回収率を低下させる新たな要因があると聞きました。特に高齢者の協力度低下に影響があるのだそうです。

皆さん、何だか分かりますか。

それは高齢者を狙った「おれおれ詐欺」や「振り込め詐欺」の増加なのだそうです。

高齢者方が見知らぬ調査員の訪問に「おれおれ詐欺」ではないかと思ったり、「おれおれ詐欺」が色々な手口でやってくるので、分からない訪問者には絶対に会ってはいけないという話がだいぶ伝わっているのでしょう。

ですから、「XXXXリサーチです。内閣府の調査で協力をお願いしたいのですが」などと言われると、これは新たな「おれおれ詐欺」ではないかと警戒されてしまうようです。一生懸命に1軒1軒回っている調査員の方がお気の毒です。

そして、私が聞いた調査会社の話では、大規模な訪問留置き調査を実施すると、必ず数件は「これは確かに御社でやっているのか。本当にXX官庁の調査なのか」という連絡が警察から入るそうです。

「おれおれ詐欺」を疑った高齢者の方が、警察に届けるのでしょう。「もう慣れましたけどね。」とは仰っていましたが調査会社のご担当者もお気の毒です。

こんな環境も「訪問留置き調査」の環境を悪化させています。これは社会環境としてはとっても危惧されることですが、国民の意識や意向を捕捉する手段として、当社がやっているインターネット調査の役割は今後も高まって行くように思います。

民間企業にしろ、行政機関にしろ、何らかの方法で生活者や国民の意見を吸い上げる仕組みは必ず必要です。

そんな役割がきちっと果たせる会社になるよう、頑張って行きましょう!

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