対応手法
先日ある大手調査会社の役員と食事をしました。彼も長らくリサーチの実務に携わった経験があり、今はリサーチ部門の責任者をやっています。
同社もインターネット調査に力をいれており、アドホック調査の半分以上がインターネット調査になっているそうです。
その方が「今の若いリサーチャーはインターネット調査しかやったことがなくて、郵送や訪問、CLTの経験が全くないと、将来困るかもしれないなあ。うちも部署によっては個票自体も見たことがない人が沢山いるからね。」と仰っていました。
確かに少し前のリサーチャーは郵送や訪問等で「1件の個票を獲得することの大変さ」を経験しており、その上でネットの利便性や効率性を活用できますが、最近この世界に入った人はネット調査がスタンダードになっていて、その他の調査手法に接しなくても何とかなる環境にあります。
でも将来大きなテーマや、特殊な環境のテーマに取組む場合に、色々な調査手法の組み合わせで対応することが求められる場面が必ずあると思います。
お客様の課題に対してどれだけ柔軟に効率的なソリューションを提供できるかが、プロとして求められる重要なスキルになります。
そのため、リサーチやマーケティングの世界で生きていくのであれば、面倒で効率が悪くても、郵送調査や、訪問調査、CLT、GI、文献調査、統計調査、現地観察調査も何度か経験しておいた方がいいでしょうね。
このところ内閣府の案件で、いろいろ面倒な調査手法もやっていますが、自分の将来の技術力や対応力を高めるためにも前向きに取組んでみて下さい。
苦労した分だけきっと将来役に立つと思います。
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