モニター信頼の体験
モニターの信頼が大切である、モニターに迷惑をかけてはいけない、モニターさんも大切なお客様である。・・・ということを私はしつこく何度も繰り返して話をしています。何で社長はこんなにモニターの信頼に関してうるさいのか??と思われるかもしれませんね。
その考えの基本となった自分の経験があるので、お話させていただきます。
まだマイボイスコムになる前の1998年には、モニターのデータはデータベースに入っていなくてテキストで管理をしていていました、そのため、対象者はエクセルでソートをして抽出し、そのアドレスをBCCにコピペで入れて対象者にメールを出していました。
その中に形式の間違っている(コンマとカンマの間違いなど)とメールは途中で止まります。それを数千件の中から目視で見つけ出して修正し、もう1度配信をやり直す良いうことを毎日1人でやっていました。
昼間は営業でほとんど外出していて、夕刻から提案書や調査票を作って、夜の9時ごろからサンプリングやメールの配信を準備していたのですが、上記の様な非常にバカみたいな作業が必要でしたので、いつもメールを送ると10時とか11時になってしまいます。
ある日にそんな面倒な作業を行って、いつもの様に11時過ぎに5千人くらいにメール配信を行って帰路につきました。
そして、翌朝にオフィスに行ってメールを開くと、300人くらいの方からクレームのメールが入っていました。調べてもらったら1台のパソコンだけでやっていたシステムが開始早々にダウンしていて、ほとんど全員の方が答えられなかったことが分かりました。
まだ協力者だった岡島君に話したら、「これでもう終わったかもね。」と言ったのをよく覚えています。
メールの内容は「いったいどうなっているの!」、「ふざけるな!」というような内容も多く、とても沈んだ気持ち、もう駄目かなと不安な気持ちになりました。でも自分がやってしまって、数千人という人に迷惑をおかけしてしまったのですから仕方がありません。
メールをいただいた300人ほどのモニターさんの、1人、1人のメールをちゃんと読んで、1人、1人にメールを書いてお詫びをしました。
10時ごろから夕方まで1日お詫びのメールを打って、これでもう終わったのかもしれないなという空しい気持ちで家に帰りました。
でも次の日にメールを開いたら、昨日に送った300人のうちの半分位のかたから返信が来ていたのです。
「1人でやっているのですか大変ですね。頑張って下さい。」、「そういう事情でしたか。それなら了解です。」、「こんな丁寧な返答が来るとは思っていませんでした。これからも応援しています。」・・・そんな善意の暖かいメールばかりで嬉しくて目頭が熱くなりました。
その時、ネットで顔が見えなくても誠意は通じる。こんなやりとりができるならネットリサーチは可能性があるのではないか。やはりモニターとの信頼関係が大切なんだ。と強く確信しました。
これが、モニターの信頼、モニターを大切にと繰り返している私の原体験にあり、今でも正しいことだと信じていています。
そして、そのことは当社の経営理念や行動指標にも明示していることですので、当社の基本的価値として皆さんにも理解して欲しいと思います。
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