代表性の思い出
調査の代表性は今でも重要な考え方だとは思います。
しかし、国勢調査でさえもあれだけの労力とコストをかけても7割位しか回収できなくなり、住民基本台帳の閲覧はできないし、訪問調査、郵送調査の回収率は大きく低下をしています。
それですので、代表性の担保された調査をすべきといっても、それらを実現する手段がなくなっているというのも現実の話しになります。
この件ではとても忘れられない思い出があります。
まだ会社を始めて5年目の2003年ごろだったと思いますが、その頃のJMRAは完全に、アンチネットリサーチで、ネットリサーチ会社が会員になっても大変偏見で見られるので、入るのをやめよう、そして、自分達は「インターネットリサーチ研究会」を作って活動して行こうと話をしていたんです。
その時の会の会長がインタースコープの平石社長で、幹事長がインフォプラントの大谷社長でした。
そして、この研究会のカンファレンスで研究成果を平石さんが発表したところ、数理研究所のある有名な、そして、原理原則の原理主義でも有名なO先生が、、
「この調査の代表性を統計的に説明したまえ。それもできずにこんな発表をするのはナンセンスである。君達がうあっていることは邪道だ。直ぐにこんな活動は止めるべきだ!」と200人もの聴衆の前で罵倒されました。
そこは平石さんが冷静に受け答えをしましたが、流石に彼も悔しさが抑えられない様子で、会の終わりに平石さん、大谷さん、それと私の3人でワインを3本空けて、「自分達も一生懸命にやっているのに、あの言い方はないよな。」と話をしながら深酔いした思い出です。
今はインタースコープも、インフォプラントもヤフーに売却されて、その後、一番2人が嫌っていたマクロミルに吸収され、2人ともとてもお金持ちにはなりましたが、この世界からは離れています。
あの時の2人にも、10年後の今回の西内さんの話を聞かせてやりたかったです。
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