自分の仕事ではないから・・
自分の仕事をどう規定するのか。これも難しいことです。
特に当社のような情報を扱う仕事だと、どこまでやるべきかの線引きが難しいです。
もちろんコアとなる仕事の領域は作るべきだし、そこでは誰にも負けないように精一杯学び、考え、行動することが必要です。
そして、たまにはこれがリサーチの仕事なの?、という様なイレギュラーな業務をやってみるのも自分の成長のためには良いのかもしれません。
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CRC総研は伊藤忠のグループ会社でした。その関係で米国のオクラホマ州の駐日事務所をやっていて、伊藤忠から出向していた室長とその秘書の2人で、オクラホマ州への企業誘致の仕事をしていました。
そして、自分がまだ入社3年目の時にそオクラホマ室長から呼ばれて「今度、オクラホマ州の副知事が来て、姉妹都市の京都府に連れて行くんだけど、自分がどうしても行けないので高井君が代わりに行ってください。君の上司には許可を取ったのでよろしく頼むよ。」と言われました。
何で自分が??、自分はリサーチャーなのに??、自分の仕事もあるのに??、英語だって厳しいのに??、と疑問と不安だらけでしたが、業務命令なので断るということはできません。
そんな不安そうな自分を見てその室長は「大丈夫、ただ帝国ホテルに迎えに行き、グッドモーニングと言ってタクシーに乗せて、東京駅に連れて行って新幹線に乗せるだけだから難しいことなんてないよ。」と言われてやることになりました。
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しかし、新幹線の中では副知事と開発部長と自分だけなので、英語で日本のことをいろいろ聞いてきます。
そして、京都駅のホームには京都府の公事室長と秘書課長が待っていて、2台の黒塗りの公用車に乗せられてホテルまで行き、車中では通訳までさせられ、京都府とオクラホマ州の副知事との3対3の会談や会食まで同席させられました。
その他にも沢山の要望やトラブルがあり、その度にオクラホマと京都府の間の調整役までさせられて、もうストレスで頭がいっぱいで倒れそうでした。
でも無事、京都から東京の帝国ホテルまで送り届けた時に、2人がとても感謝をしてくれて「Good Job!」と言ってくれたのを鮮明に覚えています。そして、有楽町のガード下でその日の緊張をとるために1人で死ぬほど酒を飲みました。
次の日にE室長に報告に行き、「Eさん酷いですよ。ずっと英語で質問はされるし、副知事と秘書課長との間で交渉までさせられて、本当に死ぬほど大変でしたよ。」と言ったら、「君なら出来ると思ったし、2人とも君のこと凄く褒めていたよ。」とか言われて何か納得してしまいました。
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これも20代のまだ何も分からない時の経験です。こういうすごい苦労したけど何とかやり遂げた仕事が、後々自分の自信になっているように思います。
皆さんは若くて能力と伸びしろがあります。
やれば大抵のことはできるものなので、チャレンジする気持ちを大切にしてください。
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