« 情報共有ニーズがミソ | メイン | ビッグデータ活用展 »

2018年4月 6日 (金)

Facebookのデータ流用事件

Facebookデータ流用事件につきまして、JMRA会長名で声明が発表されたとのメールが来ました。

こちら皆さんにも共有します。

うちも沢山の方の個人情報をお預かりしている会社ですので、その取扱いは厳正に行い、個人情報の流出が絶対に起きないように運用して行きましょう。

======================================

   法とルールを遵守し、健全なデータ分析市場の育成を
  ~ Facebookデータ流用事件の再発を許さないために ~

                        一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
                                                    会長 内田 俊一

すでに多くの皆さんがマスコミ報道等でご存知のことと思いますが、
米Facebookの利用者データ(約5,000万人分)が英ケンブリッジ・アナ
リティカ社(以下「CA社」)に不正流用*)され、2016年の米国大統領選
挙への干渉に使われたという事件が発覚しました。
*) 英ケンブリッジ大の心理学教授が学術調査目的で契約を交わし、
Facebookを通じて約27万人のアプリ使用者データを収集し(ここまで
は合法)、合わせてその友人約5,000万人分のデータを吸い上げ、
後日CA社に横流しした(完全に違法)。
不正流用を防げなかったFacebook社の責任は重大であり、厳正な対
策を期待したいと思いますが、一方で、既存ルールを犯し、データ分
析業界の信用を失墜させたCA社に対し、強い憤りを覚えます。

私たち市場調査業界のメンバーは、長年にわたってリサーチの社会
的意義と重要性を訴え、「マーケティング・リサーチ綱領」を遵守して健
全な市場調査環境の育成に努力してまいりました。グローバルなリサ
ーチャーの組織であるESOMAR等とも協力し、昨年6月には『ISO1973
1(市場・世論・社会調査を目的としたデータ分析とWeb解析)』を発行
してビッグデータ分析ビジネスの品質管理規格の啓蒙・普及にも取り
組んできました。
今回のCA社による悪質極まりない事件は、先人の英知と努力を地に
おとしめる、まったく許しがたいものです。しかしまた、科学的かつ公
正なデータ収集と分析・提言を通じて社会に貢献する、私たちの使命
を改めて痛感させられることでもありました。一般の生活者にとっては
、個人データが守られることが最優先です。
私たちの業界内はもとより、データ収集や分析に携わる周辺領域の
事業者の方々とも密接に協力して、法的・倫理的により適切な行動規
範を形成していきたいと考えます。
 
今後、事件捜査の進展とともに、さらに多くの情報が流布されるものと
思われます。
それらをただ放置してしまうと、データ分析ビジネスの将来に悪影響
ばかりが残されるリスクがあります。逆に、私たちが取り組んできたこ
との正当性を示すことができれば、信頼をつなぎとめることが可能で
あり、情報社会の発展にさらに貢献できるものと確信しています。
当業界の正会員・賛助会員はもとより、クライアント、法律家、規制当
局を含めたすべての関係者の皆さまとともに、専門的・倫理的な規範
の重要性を世に訴え、健全な市場の維持・発展に寄与してまいりたい
と思います。皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

                            以上

関連リンク(ESOMAR): 
https://rwconnect.esomar.org/cambridge-analytica-esomar/

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。