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2009年12月 1日 (火)

JMRAコンファレンス

091124_1534001先日、日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)のAnnual Conference が新宿のハイアットリージェンシー東京で開催されました。

当社はJMRAの会員にはなっていませんが、年に1回のリサーチャーの集まりですので、私と金森さん、佐藤さんで出席しました。

出席者は400~500人ほどでしょうか。不況で集まりが悪くなるのを懸念をしていたそうですが賑やかな集まりでした。

業界活動の報告、5件ほどの公募研究の発表と、脳学者「茂木健一郎さん」の特別公演などがあり、18時から懇親会という流れで1日のイベントが終わりました。

研究発表や茂木さんの公演も面白かったですが、1番「そうだよなあ」と思ったのは、田下会長(インテージ社長)挨拶の中で、業界として「フィールドサイエンスをもう1度考える必要がある。」と仰っていたことでした。

その後の懇親会でも少しお話を伺いましたが、今のネットリサーチ会社の動きが、ネットリサーチ市場だけでなく、マーケティングリサーチ全体を壊してしまうという危機感を持っている様でした。

日本のネットリサーチは世界で1番安いって知っていますか。どんどん価格が下がって今は中国よりも日本のネットリサーチは安いのだそうです。

そして、昨年度のマーケティング協会の調査でもあったように、クライアントもデータの質とかリサーチャーの技術や提案力より、価格重視になっています。

ネットリサーチ業界がデータの質を担保せず、データ回収の速さと安さを競うような「リサーチのコモディティ化」が進むと、リサーチ業界全体の技術力が低下してしまうことを危惧していました。

これは私の感覚も一致するところです。

本来のリサーチ業務は、お客様の課題やニーズを正しく理解して、専門性と経験を生かしたサービスを提供することで課題解決に役立つことであり、定型的なオペレーションを提供するものではありません。

今、時代は「安さ」に振れていますが、やっぱりしっかりした設計と分析、提案力でお客様のお役に立つという姿勢は忘れてはいけないと思います。

懇親会では沢山の人と話しをしましたが、そういう思いの人もかなりいました。

どこかで振れすぎた振り子が戻ることを期待したいと思います。

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