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2010年12月 1日 (水)

データの質

言うまでもありませんが、できるだけ市場を反映した正しいデータを提供することは、リサーチ会社としての基本的な役割です。

ネットリサーチ市場が最近それがあまり重視されなくなっているのは残念なのですが、自社でできることはしっかり対応して行かなければなりません。それが当社の基本的価値であり、経営理念にも掲げていることでもあります。

ネットリサーチも1つの調査手法であって、必ず何らかの偏りは生じるものですが、できるだけ良いデータにするための自助努力の方法はあります。

これらは当社では常識の範囲と思いますが、まだ新しい人もおられすので確認のため紹介します。

1)分かりやすい調査票を作成する

情報の整理ができていなくて、表現が簡潔でない調査票では正しいデータは集まりません。回答者に分かりやすい調査票にすることが大切です。

2)多頻度回答は避ける

これは意外に大切なことですが、1人の人が数多く調査に答えると、調査慣れや、調査による学習効果によって正しい回答が得られなくなります。

マクロミルさんは1日に平均4件の調査を依頼していると聞きました。年間にすると1,000本近い調査件数です。これは多頻度回答の面で問題あると私は思います。

3)短時間回収は避ける

数時間の短時間で回収したデータは、その時の回答者の特質によって回答が大きく偏る危険があります。他社で夕方から回収を始めて翌日のAMに集計を収めるというスピードをうたっているところもありますが、これは質的な面で問題があります。

インテージさんの検証結果によると、最低でも24時間の回収時間がないとデータは大きくぶれる可能性があるそうです。そして当社は「36~48時間で回収する」ことを回収基準としています。

4)データクリーニングをしっかりやる

データクリーニングをやることは、もともとリサーチ会社の常識でしたが、ネットリサーチ会社の中にはデータクリーニングなしで納品している会社も結構あります。それが今回の博報堂さんのトラブルの原因にもなっています。

マクロミルさんは回答時の画面制御は行いますが、回収後のデータクリーニングはオプションになっています。

当社は時間と労力がかかってもデータクリーニングは徹底して行うのが方針です。

これらの基本動作を守って、できるだけ正しいデータをクライアント様に提供するための努力と改善を続けて行きましょう。

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