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2011年5月23日 (月)

今年の昇給について

2期続けての赤字決算になったため、今期の昇給をどうすべきか、4月から賃金統計や関連書籍を勉強しながらずっと考えて来ました。

当社にも賃金テーブルがあり毎年、昇給をやってきました。でも赤字の状態で人件費を増やすと利益を出し難くなってしまいます。特に人件費の割合が高い当社ではその影響は大きいので慎重に対応する必要があります。

私は毎年5千円から1万円は上げたいという気持ちだけでこれまでの昇給をやってきました。でも世間相場を調べてみると、最近の昇給事情は大変に厳しいことが良く分かりました。

厚生労働省が毎年実施している「賃上げ等の実態に関する調査」というものがあります(下記参照)。平成22年の本調査を見ると、100人以上の従業員がいる企業で、部分的でも昇給を行った企業は74%、昇給をしていない企業が17%で、賃金の引下げをしている企業が5%、(4%はNA)となっています。

そして、平均賃上げ額は、H22で3,672円、H21では3,083円です。これが従業員100~300人の企業だと、H22が2,837円で、H21は1,846円になります。

バブル経済の頃の昇給は1万円を越えていました。当時はかなりインフレだったので今とは単純に比較できませんが、日本の賃上げ事情は激変していることが分かります。また、昇給を抑えないと企業の経営が成り立っていかないほど、今の日本経済は低迷しているということなのでしょう。

当社も2期続けての赤字では本来は昇給を見送らなくてはいけない状況です。でも色々と悩みましたが、まだ基本給の少ないG1ランクと、G2ランクの人は世間相場並みの昇給は実施し、G3ランク以上のみ昇給を見送ることにしました。

ただし、G1とG2の人でも、①昨年度の人事評価で「C」以下のある人、②勤務状況の悪い(遅刻が多い、欠勤がある)人、③3年以内に就業規則違反の「懲戒」を受けた人の昇給は見送りました。

さらに、役員全員と、前期評価が「C」以下のマネジャー、2期4回の人事評価で3回以上「C」以下の評価だった人は減給にしています。

そして、日本企業の多くが昇給から業績連動の賞与に比重を移していますが、当社も今期の経営計画を達成させて、賞与を増やすことで、年収ベースでの待遇改善を図りたいと強く熱望しています。

以上が今期の昇給に関する考え方と基準になります。

今期の昇給に関する説明資料は、給与支給に合わせて配布しますので是非、しっかりと目を通して下さい。

〇賃上げ等の実態に関する調査(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/jittai/10/kekka02.html

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/jittai/10/index.html

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