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2021年9月21日 (火)

売上予測の大クレーム

お客様にとってどんな事業計画で、どんな売上が見込めるかの検討は真剣そのものです。

それは、その結果をもとに何億円、何十億円という投資をして、その後の事業に責任を持つ立場になることが多いからです。

そのために色々と調査も行って、色々なリスクも検討しながらシビアな検討を進めています。

そこにだいたいこの位かな、という様な現実から離れた金額を出すと大変なことになります。

新しい事業コンセプトがあり、そのターゲット層の消費者にアンケートをしたら、利用意向が何%で、購入単価が〇円で、購入頻度が年何回だから、それを掛け算したら〇〇億円になりました。

こんな安易な試算では事業化の検討に使える売上は推定できません。

それでは現実的にありえない様な数字が出てしまうし、これはどうなの、この市場の売上と比較して矛盾はないの、こんなケースはないのか、みたいにお客様から聞かれても答えられず、

「こんな売上予測を出してきて、ふざけるんじゃないよ。お前らは素人か!」と叱られてしまうでしょう。

私がCRC総研で経験したことを参考までお伝えします。

私の隣のチームで起きたことですが、伊藤忠さんがあるショッピングセンターの建設を考えていて、その施設の売上予測を依頼して来ました。

しかし、担当したリサーチャーはアンケートの結果などからだいたいこんな感じ、という数字を出したようで、それはその地域の実態から見てもあまりに現実とかけ離れたものでした。

その時に「ふざけるんじゃないよ。お前らは素人か!、事業投資を何だと思ってるのか!」的な大クレームになり、最後は社長が謝罪に伺うとこまで発展しました。

その担当者もふざけていた訳ではないですが、事前に手法の検討もしないで、自分流の感覚的な試算をしていたようで専門性が欠如していた仕事でした。

商業施設での売上予測には「ハフモデル」というアプローチが常識なのに、その担当者はそのことも知らないで、手法の調査もしないで自己流で対応したのが原因でした。

需要予測や売上予測はこれで良いというものはないのですが、幾つかの定石はあるし、確かにそうだよな。というロジックを組み立てることが求められます。

こんなケースではどんな分析手法があり、どんな手法が最適なのかの検討から始めるのは常識です。

皆さんも安易な売上予測は提案せず、プロとしてどんな専門サービスが提供できるかを良く学んでから取り組むようにして下さい。

お客様は真剣です。

そのシビアな要求に応えられることが専門会社としての役割です。

〇ハフモデル(商業施設の売上予測手法)

https://business-map.esrij.com/glossary/2021/

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