調査票の著作権
広報の広岡さんが当社の自主調査と同じ項目の調査結果が、サンケイ新聞に掲載されているのを見つけました。調査会社はM社(マクロミルさんではありません)となっていますが、確かに当社の選択肢と内容も表現もほぼ同じ内容でした。
M社は当社と取引関係があり社長も面識があります。「これはどういうこと?」と社長にクレームをしたところ、もう退社した社員が当社の調査票をコピーしたもので大変申し訳ないと謝罪に来ました。今後は絶対この様なことがないように徹底すると約束をしてくれたので、今後注意をするように強く要請して終わりにしました。
調査票にも著作権がありますので、絶対に他社の実施した調査票を転記してはいけません。別な会社の調査票や調査結果を参考にすること自体は問題ありませんし、調査の精度を上げたり効率性向上のためにも必要なことです。ただ、その場合には複数の資料を参考にして、自分の頭で考えて取捨選択し、表現方法なども工夫をすることが必要です。
2年ほど前に当社の自主調査(ロハス調査)で、当社が公開されている調査票の1部を転記してしまったことがあります。その時はある企業からクレームがあって発覚して、私がすぐにお詫びに行きましたが「どういうことだ!」と大変厳しく叱られました。この時は調査結果の削除と、このデータも使わないことを約束して何とか許してもらいましたが、2度とこのようなことがないように当社も注意したいと思います。
レポートだけでなく調査票にも著作権があることは、是非覚えておいて下さい。
今回利用された調査は「公共交通機関のマナー」というマニアックなテーマで、設問も選択肢もほとんど同じで明らかに転載しているものでした。後でM社の社長に聞いたところ、新聞社とのタイアップでテーマも同社が考えるというものだそうです。
同社はリサーチ業界以外からできた会社ですので、調査票の著作権という考えが浸透していなかったようです。当社も時々このようなメッセージを伝えながら業界の常識として徹底して行きたいと思います。
投稿: 高井 | 2007年9月25日 (火) 20:22
調査票の著作権の件は忘れがちですが、大変重要なことです。具体的にはどのような内容だったのでしょうか?気になるところです。一般的な内容を聞く質問票は表現がかなり似てきますので判定しにくいのが実情のようです。質問票の表現で差別化するのは至難の業になってきていますので、クロス集計やバターン分析などの結果を踏まえた上での新しい表現方法を考えることの方が得策ではないでしょうか。
マイボイスコム社で発表した内容や新しい尺度のネーミングなどが真似されるようにしたいですね。
とは言っても、リサーチの世界もいろいろな制約条件が出てきておりますので、やりにくくなっています。
投稿: 山口美喜雄 | 2007年9月20日 (木) 18:43