退任はがき
この時期になると色々な方の退任や、社長就任のおハガキをいただきます。
そんなハガキを見ながら、ああもうあの方も退任されるのか。そういえば色々とお世話になったなあ、などと思い出したりしています。
そんな中の1通に、インテージの社長を長く勤めて、10年も日本マーケティング・リサーチ協会の会長もやっておられた田下憲雄さんが、相談役も辞めて退任されるというハガキがありました。
田下さんとは、当社にインテージさんからの出資を受ける前から、JMRAカンファレンスの懇親会などで挨拶をさせていただき面識はありました。
そして、当社への出資をいただく前には、別な役員の方と3人で料亭に連れて行っていただき、ゆっくり話を聞かせていただく機会もいただきました。
そんなに親しい関係ではありませんでしたが、面識をいただき、色々とリサーチ業界のことについての話を直接伺えたのは貴重な経験だったと思います。
この田下さんが何故、インテージの社長を20年近くの長きに渡ってやってきたか。
それは、彼が現在のインテージの強い収益源になっているSCIやSLI等の「パネル事業」を始めて育てて来たからです。その実績と貢献が高く評価されての社長就任だったと聞いています。
でも彼がその事業を始めた時には、「何てレベルの低いつまらない仕事を始めるのか?」と周りには馬鹿にされたというのをご本人から伺いました。
でもそこで諦めずに、粘って粘って固定収益事業を作ったから、今のインテージさんがあります。
インテージさんも大変に決算が厳しく、組織が混乱した時期もあって、いつ潰れてもおかしくなかったのだそうです。それを助けたのも田下さんが推進したパネル事業だったようです。
そんなリサーチ業界の顔だった田下さんが引退されることは、リサーチ業界にとっても、インテージさんにとっても、1つの時代が終わるということだと思います。
時代は変わる。人も変わるし、仕事も変わる。企業にとって変化は必然と言うことでしょう。
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