3人のレンガ職人
イソップ物語に「3人のレンガ職人」という童話があるのはご存知ですよね。
以下の様な内容で、同じレンガを積むという仕事をしている職人ですが、3人の目的は以下の様に異なり、モチベーションや成果も大きく異なるという例えで良く聞く話です。
1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的
この様な物の見方って、仕事をして行く上でとっても大切なことだと思います。
「リサーチ」の仕事って何なのでしょう。
1.お客様に言われたデータを集めている仕事でしょうか?
2.生活をするために関っている仕事なのでしょうか?
3.それとも「生活者の意見を企業や社会に結び付けることで、より良い商品やサービスや社会の実現を推進し、生活者の幸せや満足に貢献する※」ための仕事なのでしょうか?
(※は当社の経営理念です。)
私は3.の意識と使命感を持って取り組むべき、社会的に意義のある仕事だと思っています。
皆さんはどんな風に考えて、毎日のリサーチ業務に取組んでおられますか。
せっかく長い時間をリサーチに使うなら、3.の様な社会的な意義や役割の目的を意識して働きたいですよね。
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====(3人のレンガ職人)=========
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、
「ここでいったい何をしているのですか?」
と尋ねた。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。
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