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2018年3月

2018年3月30日 (金)

残念な事業年度

今日で19期目の2017年度が終わります。

皆さん、1年間、大変ご苦労様でした。

この1年は色々と改善努力をして来たつもりですが、残念ながら業績を改善できず、減収減益の決算になる見通しです。

1番の原因はこの1、2年で大きく崩れてしまった組織の立て直しが出来なかったことでした。

特にS2が半年間でマネジャーを含む3名が退社になり、その後の補強も結果として失敗したことで、営業チームとして機能しなくなり、専門会社からの受注が大幅に減少してしまったことが大きく響きました。

そして、受注案件の不足から、RG、STの稼働率低迷が続いてしまいました。

それでも上期までは改善していましたが、組織力の不足から3Qで業績が大きく崩れてしまい、4Qは売上計画を達成しましたが間に合いませんでした。

これは環境改善と、体制補強が計画通り進められなかった私の責任だと強く感じています。

皆さん、大変申し訳ありませんでした。

しかし、「業績改善対応」の進捗状況を毎月ブログで共有していますが、色々な改善対策が進んだ1年ではありました。

システムチームの体制強化と、システムインフラの改善は着実に進み、パネル環境(JCP)とアンケートシステム(MO)の導入も実現して、やっとシステム面での懸念やハンディはなくなりました。

また、八幡さん、川島さん、松浦さん、永津さん、望月さんという若くて優秀な方に入社してもらい、初めてのインターネット調査の料金値上にも踏み込み、CCCさん案件の布石としてセキュティルームも設置して、技術顧問の招聘も計画しました。

MyELも回収計画の変更で大幅な経費削減を実行し、新たにMDBとの協業も始めます。

そして、TextVoiceはAPIを開発してBIツールとの連携を進めています。辞書の整備の仕組み作りにも着手して、もう一歩で採算ラインに乗るところまで来ています。

テキスト分析の技術を応用した「AI採用事業」にも着手した1年でした。

これらの施策で「New Research」で新しい固定収益を生み出し、「Consultancy & Storyteller」の付加価値サービスの提供できる会社を目指します。

しかし、会社の財務状況がもう盤石ではなくなってきているのも事実です。

来期は何としてもこの赤字にストップをかけて、しっかりと安定した利益を生み出せる会社にしなければなりません。

20周年になる来年度が、当社にとって勝負の年になります。

そのためには、全員が利益志向を持って業務に取り組み、しっかりと営業をして、しっかり利益の出せる効率的な業務遂行を進めることが重要になります。

改善のための仕組みは出来てきたので、あとは強い意思を持って実行することです。

皆さん、前を向いて、力を合わせて頑張って行きましょう!

2018年3月29日 (木)

ポスドク問題

皆さんはポスドクという言葉を聞いたことがありますか。

ポストドクター(博士研究員)の略称で、大学院の博士課程を修了したあとで、大学や研究機関で任期付きの職に就いている方のことです。

1990年以降で科学技術振興の政策の下で大学院の定員を大幅に増やしたのに、その受け皿である大学や研究機関のポストは増えないため、多くの博士職の方が正規の職業に付けず、短期の契約社員として働いている人が増えているのだそうです。

その人数は1万6千人もいて、平均年齢は約35才、平均月給は30万6,000円(人文・社会科学分野は21万3,000円)で、賞与もなく、1/3の人は社会保険もないのだそうです。

私も30代後半で博士号を持ちながら、2年間の契約社員で働いている大学の後輩から悩みを聞いたことがあります。

優秀な人が人一倍頑張って博士課程を出て、博士号まで取りながら、その能力を活かせる職業に就けない人が1万6千人もいるなんて何か社会の仕組みが間違っているとしか思えません。

実はこの1年ほどで、うちのリサーチャーの求人に8名もの博士取得者が応募して来ました。

皆さんとても著名な大学の博士課程を出た35~45才のポスドクの方でした。

1人だけは面接をしましたが、他の方は専攻分野も違くて、年齢も高いため書類審査で落としました。

有能で努力家だから、もしかするとうちに来てくれたら頑張ってくれるのかもしれません。

しかし、これまである特定分野の研究に打ち込んで来た方が、その専門知識や経験が活かせず、ただただデータ分析の経験が活かせそうなので、、という理由でリサーチ会社に来ることが、彼らにとって本当に良い事なのか?と考えると自信がなく、申し訳ないという想いを抱きながら「残念ながら・・・」という返答を送っています。

おそらく100社、200社から同じようなお断りの連絡をもらっている、35~45歳の彼らがどんな気持ちでいるのかと想像すると心苦しくも感じます。

無計画な政策によって多くの有能で努力家の人生を狂わせている。

これは同じ日本人として残念なことに思います。

(ポスドク問題)

http://toyokeizai.net/articles/-/103023

2018年3月28日 (水)

経験者のアドバイス

昨日紹介した川島さんはとても勉強家で、日本消費者行動学会や日本マーケティング学会等のイベントには必ず参加されていて、時々は研究発表もしておられます。

私が最初にお会いしたのは10年ほど前の日本消費者行動学会の懇親会だったと思います。

その時はJMRサイエンス社の社長でしたので、何かビジネスの接点があるかもしれませんね。という話しになり別な機会にお互いの業務紹介をしたのが最初です。

そして川島さんが3年前に独立をされた時に、川島さんの受注した仕事をうちが協力するという形での協業を始めて、中村さん、石橋さん、澤登さん等に案件対応をお願いしました。

そんなご縁から今回、当社の技術指導をしていただくことになりました。

人のご縁やネットワークは大切だと思うのと、関連イベントには参加して、色々な方と話しをすることの大切さを感じます。

川島さんと私はほぼ年齢が同じで、お互いにリサーチ業界の経験が長く、リサーチ会社の経営という経験も一緒なので、話していると共通項も多く、共感できることも多いと感じています。

そして、定量調査も定性調査も沢山のご経験があって、自分でSPSSやSASを使って分析もするし、グルインのモデレータやレポート作成もできて、マーケティングリサーチを体系的に大学院生に教えることができる専門知識もあります。

そんな川島さんが週1日とはいえ当社に来てくれて、皆さんの案件の相談や、皆さんの技術教育をしてくれるとともに、一緒にやる案件が増えることは、皆さんの成長にとってとても良いことだと考えています。

川島さんの長年のリサーチ経験から得た知見を学べるように、是非、積極的に相談し、積極的に教えを乞うてください。

そうすればきっと良いアドバイスをもらえると思います。

主体的に学び、新しい事にも積極的に挑戦することが大切です。

そして、プロのビジネスマンとして自分の価値を高めるために、専門性を高めて成長してくれればと願っています。

2018年3月27日 (火)

技術顧問の招聘

当社の技術レベルを引上げたい。

そうしないと「New Research」で安定的な固定収益を作り、その上に「Consultancy & Story teller」の付加価値サービスを構築する。という将来ビジョンに近づくことができません。

そのため、私が10年前からお付き合いがあり、2年前からお取引もしているBizパートナーズの川島隆志社長を技術顧問として招聘させていただくことにしました。

川島さんは大阪在住で、月曜、火曜は大阪市立大学の大学院で講師としてマーケティングリサーチを教えているため、当社に出社できるのは週に1日で、あとは案件次第ということになります。

まずはCCCさんの定性調査で協力いただきながら、皆さんの技術講習なども計画してもらう予定で、出社している日には調査設計や分析、レポートや提案の相談にも載ってもらえます。

具体的にはこれからですが、川島さんの知見を学んで、皆さん自身の専門性や技術力の向上に役立てて下さい。

(川島隆志 さんの略歴 サイトより抜粋)

1996年関西学院大学商学研究科 博士課程前期修了。㈱日本マーケティング研究所代表取締役社長、㈱JMRサイエンス代表取締役を経験。定量調査、定性調査とも技術と経験が豊富である。2015年に独立し現在㈱Bizパートナーズ社長。関西学院大学大学院、大阪市立大学大学院等での非常勤講師(マーケティングリサーチ)や、SPSSやSASの講師も務めている。

(大阪市立大大学院での講座内容)

本講義は、大学院で研究論文を作成するに際して、実証研究におけるリサーチの基本的な考え方や技術を学んでいただく。座学理論の習得はもちろんのこと、定量的方法論による論文にも接していただく。また、グループワークにより、実際にリサーチを経験していただき、理論をいかに実現するかのハウツーの習得も目指している。

【授業内容・計画】

第 1 回: イントロダクション

第 2 回: リサーチ・デザイン

第 3 回: 調査テーマのディスカッション①

第 4 回: 調査項目の設定(変数による思考)

第 5 回: 調査項目ディスカッション

第 6 回: 調査票の作成

第 7 回: 調査項目ディスカッション

第 8 回: 統計解析 記述統計

第 9 回: 調査項目ディスカッション

第 10 回: 統計解析 相関分析 回帰分析

第 11 回: 調査項目ディスカッション

第 12 回: さまざまな多変量解析

第 13 回: 演習の発表(1)

第 14 回: 演習の発表(2)

第 15 回: 演習の発表(3)

2018年3月26日 (月)

Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースのページで「マイボイスコム」のキーワードを検索すると、この1年間で約30件の記事が出て来ます。

Yahoo!ニュースはかなりの方が読まれますから、かなり多くの方が「定期アンケート」の結果を見て、当社の社名に触れていると思います。

それがどの程度、営業のプラスになっているのか、事業のプラスになっているのか、これが何とも言えないのですが、「定期アンケート」と「アンケートデータベース(MyEL)」は当社サービスの1つの特長であるので、採算を図りながらも続けて行きたいと思います。

〇Yahoo!ニュース 「マイボイスコム関連記事」

https://news.yahoo.co.jp/search/?fr=news_sw&p=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%A0&ei=UTF-8&xargs=2&b=1

慢性疲労7割 寝るのが一番~?

慢性疲労7割 寝るのが一番~?

原因はさまざまだが、約7割の人が慢性的な疲労を感じていることが、マイボイスコム(東京)がインターネット上で実施した「疲れ・疲労に関するアンケート調査」(回答者数は10…

3月7日(水) 14時17分-ライフ総合(オーヴォ)

信頼性・安心感がある住宅メーカー、「積水ハウス」「住友林業」「積水化学工業」が上位、マイボイスコム調べ

マイボイスコム(株)(東京都千代田区)は、12回目となる「住宅メーカーのイメージ」に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査時期は2018年1月1日~5日。11…

3月5日(月) 10時21分-ライフ総合(SUUMOジャーナル)

大雪でも好調な1月のコンビニ売上 調理品がいちばんおいしいのは「セブン‐イレブン」

…月末の店舗数は前年同月比3.5%増の5万5,310店だった。 一方、マイボイスコム株式会社は2017年12月1日から5日にかけて「コンビニ調理品の利用…

3月3日(土) 18時0分-経済総合(MONEYzine)

ノンアルコールビール飲んでますか? ノンアルコールビールに関するアンケート結果

ノンアルコールビール飲んでますか? ノンアルコールビールに関するアンケート結果

…していると言っても過言ではない「ノンアルコールビール」。これについてマイボイスコム株式会社が、「ノンアルコールビール」に関するインターネット調査を実施…

2月22日(木) 12時12分-経済総合(carview!)

宅配受け取り月2~3回 配送の確実さ重視

宅配受け取り月2~3回 配送の確実さ重視

…、宅配をめぐる問題が指摘される中、「宅配便サービスに関する調査」(マイボイスコム・東京)を実施したところ、7割の人が月1回以上宅配便を受け取っており、…

2月20日(火) 12時27分-ライフ総合(オーヴォ)

「2017年の生活に満足できた」54.3%、マイボイスコム調べ

マイボイスコム(株)(東京都千代田区)は、11回目となる「くらしと節約」に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。調査時期は2018年1…

2月1日(木) 10時57分-ライフ総合(SUUMOジャーナル)

2018年3月23日 (金)

心理テストの狙い

1年半前からある会社様のHR分野の提案と、検証実験を続けていることをお伝えしました。

これは高根先生の長年の社会心理とテキスト分析の知識とノウハウを凝縮した技術で、その精度にお客様も私も驚いています。

こんな素晴らしいHR技術を放っておく訳には行きませんし、世の中に活かして、弊社のビジネスにも活用させていただければと考えています。

高根先生からも「私が責任を持って良いものを作るから、ビジネスは高井さんに任せるからうまく進めてください。」と仰ってくれているので、うまく進めたいと思います。

この技術の社会的意義は何か、、

それは、その仕事の職適性が低く、入ってすぐに辛い想いをして退社せざるを得ない方を減らすことができることです。

また、上司と部下の関係で、相性が悪いことで、人間関係に苦しみ退社をする方も減らすことができることでもあります。

この技術のビジネス的な意義は何か、、

それはデータ分析という技術で、当社に大きな固定収益をもたらし、高い収益力を作ることができるということです。

当社としてはこの技術の効果が認められ、彼らのHRソリューションに採用されれば、高根先生と協力してこの技術をシステム化して、テストビジネスを構築したいと考えています。

そして、このHRソリューションを「独自のテキスト分析も取り入れたAI採用システム」という内容で営業展開ができればと考えています。

社員の皆さんが安心して働き続けられて、ハッピーになれる会社にするためにも、この事業展開は慎重に、粘り強く、進めてみます。

今期はまだ数字も厳しいですが、この様な新しいビジネスの開発も含めて、色々な改善と挑戦は続けているので、夜明けは近いと思います。

変化と改善に向かって、頑張りましょう!!

2018年3月22日 (木)

心理特性と組織運営

朝会などでも紹介したと思いますが、高根先生と一緒にある会社の離職低減対策プロジェクトを進めています。

この話しは1年半前にそこの社長さんから「AI技術でオペレーターの離職率低減が進められないか?」というご相談をいただき、最初は大手システム会社のAI部隊をお連れしましたが、彼らにはAIの技術はあっても、HRのノウハウがないため対応ができませんでした。

そのため、高根先生に相談したところ「それならやれるよ」というので、半年ほど前から再度提案を始めました。

先生のアプローチは心理特性の選択肢と、ある絵を見てもらって、そこに描かれている方がこれから何をすると思うか書いてもらったテキストの2つで、被験者を12分類の心理特性に区分けを行うというものです。

最初はパイロットで40名の社員の方に実施をしたところ、テストの判定結果と、その方の上司の評価が約75%合致度しました。

そのため、次には本格的な実験を有料でやらせてもらうことになり、2千人近い方にこのテストを受けてもらって、色々とその業種ならではの特色もチューニングをしたところ、約80%まで合致度が上昇することができました。

この仕組みを使って、採用の是非と、配置転換を考えれば、かなりオペレーターの方々の離職低減が図れるのではないかと思われます。

まだ検証段階で、この技術がお客様の採用や配置転換に採用されるか分かりませんが、今のところ順調に進んでいる様に思われます。

これからも高根先生との協力と信頼関係の中で、同社への提案を続けます。

2018年3月20日 (火)

無駄、ムラの削減

私達がハッピーになるために、売上を拡大させて、新サービスも成功させて、適切な利益が安定的に出せる会社にしなければなりません。

そのために改善策を、1つ1つ着実に進めて行きます。

早くそれらの施策が進んで美味しい果実が実り、その果実を皆で享受できる会社にして行きたいですね。

当たり前のことですが、利益は売上から経費を差し引いた差分であります。

利益を出すには、売上を引上げるか、経費を引下げるか、その両方を実現することです。

トヨタの様な超優良企業でも、常に改善活動を続けて、小さな無駄やムラを無くして行くことが組織の遺伝子に組み込まれているのだと思います。

「アンケートデータベース(MyEL)」のシステム運用は、2年前まで自社でしていましたが、システム体制の問題から社内対応が難しくなり、E&Dさんに業務を委託しました。

しかし、高井さん、川島さんの2人のSEがSTに入っていただいたことで、もう自社で対応できると思い、E&Dさんに無理を言って自社運用に戻させていただきました。

これで削減できる経費は月5万円、年間で60万円です。

これで業績が大幅に改善するということではありませんが、自社でやれることは自社でやり、外注費を削減することも業績改善には必要なことです。

小さな経費削減の積み重ねも大切ですので、皆さんも意識して取り組んで下さい。

よろしくお願いします。

2018年3月19日 (月)

TextVoice ×Tableau のメリット

来週の3月22日に、40名の分析系のお客様によるTableau×TextVoice の共同セミナーを開くことはもうお伝えしている通りです。

その事前の打合せで彼らが作った分析事例を見せてもらったのですが、とても面白いアウトプットが出来ていました。

それらのアウトプットはTableauのBIツールが入っていないと見ることができないですが、このBiz Challenge というワークショップで良い分析ができたら、その結果はTableau Publicというサイトで公開されます。

私が1番面白いと思ったのが、分析結果が動的に表現できるところです。

紙のレポートと違って共有化された分析結果を、各自が自分の興味に合わせて視点を変えた見方ができます。

Tableau×TextVoice の組合せで、これまで分析が難しいと言われて来た「定性データ」が、比較的自由に、分析、表現、共有が図れることがお客様に伝わり、TextVoiceのご契約が増えればと強く願い、期待をしています。

Logo

〇Tableau Public

https://public.tableau.com/ja-jp/s/

〇Tableau Publicでのテキストデータの分析事例(イメージ)
https://public.tableau.com/profile/tetsu.yamanaka#!/vizhome/TextVoice_FastFood/sheet0?publish=yes

2018年3月16日 (金)

新料金の粗利率

これまでの料金設定では、モニターは自社パネルで賄っていたため、モニター使用料は100%粗利に反映をさせていました。

そのため回収数が2,000件、3,000件、4,000件と大きくなると、粗利率が60%、65%と非常に高くなってしまい、それでは競争に勝てないという考えから、基礎原価、基礎粗利、という変則的な計算式を取り入れて見積を作っていました。

しかし、この形式だと複数の見積を作ると矛盾が生じたり、管理費がマイナスになることもあり、営業の皆さんがお客様に説明できないケースが発生してしまいました。

そのため、今回の見積システムでは、

 見積額 = 1.人件費 + 2.直接経費 +管理費((1+2)×20%)

という以前と同じシンプルな計算式に戻しています。

今回改定する新料金の平均粗利率は48%です。

5%の値引きで粗利率は45%で、10%の値引きでは42%の粗利率になります。

会社がちゃんとした黒字決算をするには、45%以上の粗利率が必要なので、極力値引きは5%以下に抑えて対応する様にしたいと思います。

「販売費及び一般管理費」を上回る粗利(売上総利益)が確保できれば黒字決算に戻せます。

今回の値上もそのための対応ですので、徐々に良い動きになって来ると思います。

皆さん、よろしくお願いします。

2018年3月15日 (木)

新料金の他社比較

商品の価格を決めるというのは簡単なことではありません。

値上によって粗利率は上がるでしょうが、受注率が下がり、結果として業績改善に繋がらないかもしれない、でも現在の様に外注パネル費が売上の10%近くになり、製造原価が10%も引き上がってしまっては、今までの料金ではとても適切な利益を出すことが出来ない、、、

さてどうするのが会社にとって良いのか、今の市場の動き、競合他社の動きはどうなのか、、、

そんなことを考えながら、悩みに悩みながら、色々な角度から何度も試算を繰り返しながら料金改定は進めています。

それだけ難しい判断で、事業に対する影響度も大きいので、価格の決定権はどの会社も最終責任者である社長の重要な仕事に位置づけられています。

今回も11月から2月まで4ヶ月も色々と試算をして、関係者とも相談し、経営会議やマネジャー会議にも何度か図りながら最後は私の方で決めました。

この金額であれば勝負が出来るはずだ、この料金であれば利益を引き出すことができるだろう。そんな思いで設定した料金になります。

今回の当社の料金は、競合他社が公開している定価との比較は以下の様になります。

300~1,000件回収、10~50問の設問数での比較です。

  マクロミルの       72%

  クロスマーケティングの  75%

  楽天リサーチの      83%

  インテージの      100%

実際の営業の場面では各社とも利益や稼働の状態で勝負をして来るので、この料金差の通りで勝負するというのではありません。

ただし、定価ベースでは競合4社の82%の水準ですので、一定の価格優位性は保てると考えています。

この新しい料金テーブルで、しっかりと営業提案を進めて、業績改善を図りたいと思います。

2018年3月14日 (水)

スクリーニング調査の変更

今回のインターネット調査の値上に対応して、スクリーニング調査(予備調査)のメニュー改定も取り入れました。

当社の予備調査は、5問までが5ポイントで、1万件単位での積算で、5問×1万件で6万円~、という料金設定でした。

しかし、競合他社は5問までで2ポイント、3ポイントという謝礼に設定しているため、2万件、5万件という大きなスクリーニング調査の場合、4~10万円ほど当社の見積が高くなり失注になるケースが見られました。

わざわざ時間を取ってもらい、設問に答えても「2~3円の謝礼?」というのは、私の中では「そんな謝礼でモニターの皆さんに頼んで本当に良いのか?」という疑問が強く、何とか最低でも5ポイントは払いたいと思っていました。

しかし、そこが営業のネックになり、モニターの方々に調査を依頼できる頻度が下がるなら見直しも致し方ないと考えました。

今回の料金変更では、3問まで3ポイント、5千件単位のスクリーニング調査メニューを加えます。

3問以下の設問の場合、5千件回収で2.5万円、1万件回収で4万円、2万件回収で7万円(謝礼金額+1万円)になります。

スクリーニング調査の最小額が6万円~から、2.5万円~に変更することで、競争力を少しでも確保したいとの考えでの変更になります。

スクリーニング調査で「3問以下」×「5千件単位」のメニュー新設も覚えておいて下さい。

2018年3月13日 (火)

データ回収にGTを付与

当社のモニター調査は、

 MENU-1 データ回収

 MENU-2 回収~単純集計(GT)

 MENU-3 回収~クロス集計

 MENU-4 回収~レポート作成

 MENU-5 調査票~レポート作成

の5つのメニューで販売をしてきました。

しかし、この料金表の見直し作業を進める中で、マクロミル、インテージ、楽天リサーチはGTはもう基本料金に加えていることが分かりました。

また、楽天リサーチは今回の15%の値上に合わせて、割付設計でのクロス集計(性別と年代で割り付けていれば、性別と年代のクロス)も基本料金に加えていました。

そして、料金表の作成をお願いしていた永森さんから「もううちもローデータにGTを付けた方が良いのではないですか?、回収の確認用にR3でGTは出しているので、それを使えば原価は変わらなくて、お客様に喜ばれると思います。」という提案をもらいました。

「確かにそうかもなあ」と思ったので急きょ石田さん、鮎澤さん、田井さん、栗田さんにも集まってもらって意見を聞いたところ、全員「それが良いと思う」という意見であったため、この提案を取り入れることにしました。

営業的にも「今回若干の値上げをしました。しかし、ローデータ納品でも確認用のGTはお付けできることになりました。」という説明もできますし、実際には「回収~単純集計」の依頼は少ないので、良い対策であると思います。

そのため、これからのモニター調査は、以下4分類のメニューでお客様に提案します。

 MENU-1 データ回収(確認用の単純集計が付きます)

 MENU-2 回収~集計(単純集計+クロス集計)

 MENU-3 回収~レポート作成

 MENU-4 調査票~レポート作成

永森さん、良い提案ありがとうございました。

2018年3月12日 (月)

収益改善対策(3月)

「リサーチ事業」、「MyEL事業」、「TextVoice事業」の3つとも構造的な収益改善を図ることで、会社の決算を改善し、早期に黒字を取り戻して、新しい成長の流れを作ること。

それをお客様に信頼され、喜ばれるサービスの実現とともにやり遂げることが、当社として早急にやるべきことです。

そして、以下の改善フレームを社員の皆さんと情報共有しながら、しっかり実行させたいと考えています。

3月はインターネット調査の料金改定(約8%の値上げ)を実施します。

これは6年前まで自社パネルだけで対応できていたのが、回収力の低下によって外部パネル(GMOR)を活用せざるを得なくなり、当初は売上の2、3%だった外注パネル費が年々増加して、今では売上の10%近くまで増えたことに対応するためです。

また、GMORのMOを使うためにも年間で約400万円の新たな経費が発生しますので、今の料金ではもう収益が出せないため、やむを得ず値上げに踏み切ることにしました。

ただパネルコストが急激に上昇しているのは当社だけではありません。

先週紹介したように低価格戦略の急先鋒であった楽天リサーチも、2月にモニター調査を15%、ビジター調査を40%も引上げて、低価格競争を止めると言います。

インテージも一般のお客様には定価販売をして、原則値引はしないと聞いています。

他社も大幅な値上や、値引の制約を進めていますので、このタイミングであれば8%の値上げをしても対応できると考えました。

3月時点での収益改善フレームの進捗状況は以下の通りです。

============================

1)リサーチ事業の改善対策 

 ①3月からJCP、11月からMOも導入

   →失注減、外注減、作業効率向上(5%の生産性向上)に期待

 ②リサーチ体制の採用補強(4月以降)

   → RG八幡さん、松浦さん、永津さん、SG廣江さん、望月さん、ST川島さんが入社

 ③インターネット調査の料金改定

   → 外注パネル費増+MO経費の費用化で、約8%の値上を3月から実施

 ④CCC様のセキュティ案件開始 

   → 年間を通じた安定業務の確保(稼働率の改善に期待)

2)MyEL事業の改善対策 (固定収益確保)   

 ①ビッグデータ、POS企業等にデータ協業を提案中

 ②回収規模の見直し(謝礼ポイント年1,350万円→950万円)を2月実施

 ③能率協会MDB(Marketing Data Bank)とのデータ協業を4月から開始

3)TextVoice事業の改善対策 (固定収益確保) 

 ①ASPサービスはお客様要望に対応した機能改善・拡張を実施

 ②APIシステムが9月に完成、BIツールの4社と協業を協議中

 ③SPSS販売移管のAA社と9月に提携 (SPSS×TextVoiceのセット販売推進)

 ④某企業の離職低減のためのテキスト分析 → 12月~3月で本格検証を実施中

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2018年3月 9日 (金)

楽天リサーチの15%値上

1月に楽天リサーチの営業が来社をして、2月からインターネット調査の料金改定をする、という説明を受けました。

いただいた資料は回覧したのでご覧になっていただいたと思います。

彼らの説明では「過去10年間は料金を据え置いて来ましたが、パネル構築や採用コストの増大に対応するため値上げをすることになりました。」とのことでした。

そして、その値上げ幅はパネル調査で10~20%(平均で約15%)、ビジター調査で40%という大きなものでした。

これまで楽天リサーチさんは、パネルの大きさと、価格の安さが売りでした。

1時は「楽天リサーチは何でこんなに安い金額が出せるのか?」と驚くほどの価格を出していたこともありました。

しかし、もうその価格設定では会社運営が難しくなり、大幅な値上げに踏み切られたのだと思われます。

そして、「一般のお客様には値引きはせず、定価で販売すること。」という方針も出ていると教えてくれました。

これまで低価格を推進してきた楽天リサーチさんが、その路線を変更したことは、早さと安さに行き過ぎた市場が是正される良い動きだと思います。

当社もこの3月に7~8%の値上げをさせていただきますが、それによってしっかり喜んでいただけるサービスを提供して、会社の収益改善を推進させたいと考えています。

2018年3月 8日 (木)

生産計画の基準

昨日、2月の従事率(RG+STの生産稼働率)について説明しましたので、この点をもう少し補足します。

この半年の生産稼働率は以下の様に推移しています。

9月37%、10月51%、11月65%、12月60%、1月57%、2月55%

9月は過去数年で1番受注が減少した月で、この時は稼働率は37%まで落ち込んでしまい、月次決算も悲惨なものになりました。

受注が安定して確保できる体制を築き、安定した生産稼働率を確保し、適度に忙しい状況で適切な利益を確保して、皆さんの待遇もしっかり改善して行く。

それが会社として目指す姿です。

それを実現する姿が皆さんにも説明している毎年の「経営計画」です。

そして、この経営計画は以下の様な、残業時間、生産稼働率、残業規制(36協定)を前提に作成しています。

===================================

※想定残業時間は30時間/人月、

 想定生産稼働率はマネジャー30%、サブマネジャー40%、スタッフ75%、全社70%

※生産稼働率:

 個別案件、定期DB、サポート、システム保守・開発、モニタ維持拡大/月間平均就労時間

※「36協定」(残業の届出基準)

 1)45時間以上の残業は年6回までにする。

 2)年間残業時間は最大630時間(月平均52時間)までにする。

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この基準をクリアして行くことが、良い成果の果実(利益)を生み出し、皆が安心して無理なく働ける会社、皆が豊かになれる会社にするということです。

この範囲の中でできるだけ沢山の案件を受注し、効率的な業務遂行で売上を立てて、適切な利益を生み出すことが当社の事業活動のフレームになっています。

皆さんもこの基準は覚えておいて下さい。

2018年3月 7日 (水)

2月の生産稼働率

矢澤さんから毎月計算しマネジャーに配布してもらっている「2月従事率(生産稼働率)」をもらいました。

例年第4四半期は1番の繁忙期でありますが、今年2月の生産稼働率は55%と低く、RG、STの平均残業時間も15時間という状況で、いつもの繁忙期という感じではありません。

過去3年間の2月の生産稼働率を見ると2016年 74%、2017年 67%、2018年 55%と下がっています。

また、2月の平均残業時間も2016年 51時間、2017年 31時間、2018年 15時間と大幅減少です。

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※想定残業時間は30時間/人月、

 想定生産稼働率はマネジャー30%、サブマネジャー40%、スタッフ75%、全社70%

※生産稼働率:

 個別案件、定期DB、サポート、システム保守・開発、モニタ維持拡大/月間平均就労時間

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低稼働の原因としては、S2の営業組織が崩壊してしまい、専門会社フィールドのアプローチと案件確保が低迷し、必要な案件が確保できていないことにあると考えています。

残業が51時間→31時間→15時間と減少するのは良いことですが、この業務量と売上では、事業継続に必要な「利益」が出せません。

インテージさんを始め他のリサーチ会社は、4Qはかなりの残業をしながら何とか業務をこなすのに精一杯という状態で動いています。

年度末にこの様な対応をしないと利益が出せない、経営が出来ないというのがリサーチ市場の現実です。

もちろん45時間以上の残業は年6回まで、年間残業時間は最大630時間という「36協定」を守るのが前提ですが、その範囲でもっと売上を増やし、稼働率を上げることがどうしても必要です。

会社としては一刻も早くS2の営業組織を復活・拡充させて、適切な顧客接点と、適切な業務量が確保できる様に改善を進めます。

皆さんもこの時期は若干無理をしてでも、極力案件を取り込むという姿勢で、業務に取組んで下さい。

それが私たちハッピーになれる職場を作ることですので、頑張っていきましょう!

2018年3月 6日 (火)

ネット調査×TextVoice ×Tableau

メールでもお知らせしていますが、BIツールのTableauさんとの協業が少し動いて来ました。
インターネット調査×TextVoice ×Tableau の組合せで、ネット調査で大量のFAを回収し、それをTextVoiceで解析し、Tableauで自由に動的に表現したり、社内共有できるようにすることを目指しています。

消費財メーカーや、流通企業のサイトに集まるお客様の意見要望でも同じようなサービスができます。

まずはBiZ Challenge というワークショップを通じて、インターネット調査×TextVoice ×Tableau の機能を発信して行きます。

先日、栗田さん、永森さんと打合せに行ったのですが、もう定員の40人の応募がありキャンセル待ちの状態で、非常に順調とのことでした。

この共同セミナーを継続して実施することで、定性データのテキストデータも、BIツールで自由に分析、共有できることをPRして行きたいと思います。

TextVoiceでどれだけの固定収益が作れるかは、当社の将来にとってとても大きな意味を持つことですので、このTableauさんとの協業も力を入れて行きたいと思います。

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〇Tableauを使ったアンケートデータ分析ワークショップ実践編(3/22)
https://www.tableau.com/ja-jp/learn/events/MyVoice-Workshop-2018-03-22

アンケートデータに含まれる自由回答などの定性的なデータは、数値データと異なり、これまで分析が難しいとされてきました。

この度共催するマイボイスコム株式会社は、独自のテキストマイニングツールを開発し、定性的なデータの分析を簡単にし、Tableauでの可視化も可能にしました。

また、マイボイスコムでは豊富なアンケートデータを保有しております。今回のワークショップでは、このアンケートデータを用い、定量・定性データをTableauで分析し、隠されたインサイトを発見するプロセスを皆様に体験して頂きます。

Tableau Desktopを初めて操作する方は第一部と第二部に、Tableau Desktopを活用されている方は、第二部のみご参加ください。

開催日時
2018 年 3 月 22 日 (木) 13:00-18:30 (12:45- 受付)

2018年3月 5日 (月)

定期アンケートのメディア掲載

定期アンケートの結果は、明石さんがニュースリリースを書いて、PR-Times (https://prtimes.jp/)を通じてメディアに配信しています。

これもメールで案内しましたが、2/20に配信した「家電ブランド調査」が、その日の日経電子版に掲載されて、経済分野で3番目のアクセスを取りました。

こんな継続的な情報配信も、当社の認知向上や、信頼感形成、営業の機会作りにとても役立っていると思います。

明石さん、いつもご苦労様です。

それにしても東芝の社長交代の直ぐ後で、東芝の「信頼性・安心感」が急落という取り上げられ方をしてしまったので、ちょっと東芝さんには悪かったですね。

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東芝「信頼性・安心感」3年で急落 家電ブランド調査

調査会社のマイボイスコム(東京・千代田)は20日、白物家電ブランドについての調査結果を発表した。「信頼性・安心感があると思う」ブランドの項目では「東芝」が15年1月の62.9%から38.7%と20ポイント以上減少した。一連の不祥事によるブランドイメージの急落が改めて浮き彫りとなった。

マイボイスコム調べ

マイボイスコム調べ

■東芝白物は中国企業傘下に

マイボイスコムが18年1月1~5日にインターネットを通じて実施し、1万978件の回答を集めた。調査は3年ごとで、前回は15年1月に実施していた。東芝の急落についてマイボイスコムは「詳細な理由は不明だが、会計不祥事などが影響した可能性がある」とみている。

東芝以外のブランドでは「パナソニック」が71.7%から67.7%に、「日立」が65.4%から56.3%、「三菱電機」も49.5%から38.8%にそれぞれ低下している。シャープも47.4%から38.2%に減っている。「全般的に低下傾向にあるが、ほかのブランドと比べても東芝の下げ幅が顕著」(マイボイスコム)だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27128200Q8A220C1000000/?nf=1

2018年3月 2日 (金)

自由度のチャンス

効率化と利便性で伸びて来たインターネット調査でしたが、これからはそれは当たり前のインフラになり、自分達はNew Researchの開発を行うか、Consultancy StoryTellerのサービスを作って行かないと生き抜いていけない。

それは、会社としての方向性でもありますが、リサーチに従事している皆さん自身にも当てはまることでもあります。

自分達はインターネット調査の会社で、それ以外の調査手法はやったことがなくてできません。という考えで仕事をして行くと、10年後に社会的にあまり評価のされないビジネスパーソンになってしまうかもしれません。

「あまり無理せず、業務時間内で残業はせず、決められた範囲の仕事をすることで、プライベートの時間を優先させたい。」という考えの若者が増えているとも聞いています。

私はそういう考えを否定するつもりもありませんし、今は豊かで恵まれた時代ですから、それでも生活はしていけると思います。

しかし、難しい仕事や、新しい分野にも自ら挑戦して、手探りで死ぬほど大変な思いをして仕事に取組んだ経験は、皆さんが40代、50代になった時に、自分の仕事力や、自分の仕事に対する自信という面で大きな意味を持つものになると思います。

会社は「New Research」のTextVoiceやAI採用の事業化に挑戦し、そこで安定した固定収益を作ることで、皆さんがConsultancy StoryTellerができる環境を整備してたいと考えています。

皆さんも、守りに入ることなく、若い時に新しい仕事や、難しい仕事にも主体的にチャレンジをして、苦労をしながら大変な仕事をやり切ったという経験を積んで欲しいと思います。

それがうちの様な情報を扱う仕事で、組織が小さくてヒエラルキーの少ない会社で働く、自由度であり、チャンスであり、成長の可能性であります。

それを自分の将来のために活かして欲しい、というのが私の願いです。