訪問ヒアリング調査
自分があれは頑張ったなと思う案件の実例を紹介します。
お客様はある大手の住宅設備メーカー様でした。
その会社は私が知人からマーケティング部長を紹介してもらい、その方から小さな調査案件をもらって、それを120%でやり切って小さな信用を付けて、それを契機に継続的に調査のお仕事が頂けるようになりました。
そして、そのマーケティング部長が他部署の方にも私を推薦してくれるようになり、色々な部署から調査案件を受注して、毎月、何度も訪問していました。
お取引が始まり2年ほどした頃には、彼らの戦略会議にもオブザーバーとして同席させてもらい、「競合のXXX社に勝つためにXXXをしたらどうか」みたいなところに、社外からは私1人が参加しているようなこともありました。私が30歳の頃だったと思います。
そして、4、5年ほどした時に、販促課長から「大変重要なテーマがあるのだけど、高井さんXXXの調査をこの期間で何とか4ヶ月でできないかな?」という相談がありました。
その会社の流通チャネル政策を見直すかどうかの重要なテーマでした。
東京圏と大阪圏で工務店や販売店を400件訪問面接して、販売現場の実態を明らかにするというものでした。
4ヵ月で400件の訪問営業を行うことなので、やれるかどうか分かりませんが、いつもお世話になっているH課長からの依頼ですので断る訳にもいきません。「Hさんの依頼ですからやれるかどうか分かりませんが、全力でやってみます。」としか答えられませんでした。
そして、私をリーダーに4人の体制を組み、クライアント様からも4人の専任スタッフが組まれて、同社にプロジェクトルームを作って8人専属で作業を開始しましたが、工務店などにテレアポをしてもがんがん断られてアポが取れません。
それでも8人で知恵を絞りながら2人1組で毎日アポを取って訪問して、本当に死にそうな想いをしながらも何とか400件の個票を作り、最後は私が会社に3日間泊まり、徹夜でデータを分析して、レポートを書いて納期に間に合わせました。
さらに、それを同社の社長も出席する役員会議で報告させてもらいました。
まだ34歳の私は緊張でプレゼン前にトイレで吐きそうになりましたが、1時間のプレゼンはかなり落ち着いて説明できました。
調査結果は非常に評判が良くて、責任者であった専務さんが役員会を中座して来てくれて「高井さん、この短い期間で良くやってくれました。これで社内は1つにまとまると思います。本当にありがとうございました。」とねぎらってくれました。
その時はやり切った感もあって、涙が出るほど嬉しく思いました。
・
私にその難しい仕事を依頼してくれたH課長は、その後、その大会社の社長、会長となり、今年の6月に相談役になりました。
自分がマイボイスコムを起業した時には応援もしてくれて、その会社の社長になってからも何度か食事をさせてもらいました。
こんな素晴らしい方との繋がりが出来たのも、リサーチの仕事に熱意と責任感を持って取り組んだからです。
皆さんもしっかりしたリサーチが企画・遂行できて、その結果を踏まえて提案なりアドバイスできるようになると、色々な広がりを作れる機会もあると思います。
コメント