新規事業のKFS
私はCRC総研の時に伊藤忠さんの新規事業のF/S調査もやりました。
ニーズ調査の結果をもとに市場規模と売上の見込値を出して、それを10年、20年という期間でPLのシミュレーションをして、内部収益率(IRR)を試算する仕事です。
その時に言われていた事業投資の基準が「3年で短黒、5年で累損一掃」というものでした。
3年目で事業を単年度黒字にして、5年間で初期投資を含めた累損を一掃して、6年目からは投資額に見合った利益を生み続けることが事業投資の基準ということです。
F/S調査や、内部収益率(IRR)の考え方は、Consultancy & Storyteller を目指すには必須の知識ですから、皆さんも是非勉強して下さい。
・
新規事業を成功させるには良いコンセプトや機能、投資できる資金やノウハウが必要です。
そして、もう1つ、私はこれが1番重要なKFSなのですが、何が何でもその事業を成功させるという責任と覚悟を持って、前のめりで取り組む「人」がいるかどうかです。
面白そうだからやってみたいとか、作るのはやるけど、売って数字を作ることは知らない、というのでは新規事業は作れません。
サービスを作るのは新規事業の3割位の仕事で、それを作った後でどれだビジネスにする努力をし続けるのかが7割という感じです。
新規事業の立ち上げは、かなりの苦しみと覚悟を伴うことです。
そして、責任と覚悟を持って取組んでも、9割は失敗するのが新規事業の厳しさです。
会社の資金や時間や体力を無駄に奪うことなので、新しいサービスやメニューの作りっぱなしは決して許されません。
やるからには必ず成功させてやるという強い責任感と覚悟を持って、最後まで真剣に取り組んでいただきたいと思います。
コメント