調査パネルの品質
インターネット調査になる前の郵送調査や訪問調査、電話調査でも、調査概要には何件発送して何件の有効回答を入手したので「回収率は何パーセント」という記述がありました。
そして、調査結果のデータを見る時には「このデータは郵送調査でXX%の回収率のデータなんだ」ということを確認しながら読み込んだものです。
回収率が高いということは、その対象者の代表性の高いデータで、回収率の低いデーターは少し注意して見ることが必要という共通認識がクライアントとリサーチ会社の両方で共有していました。
当社も会社を立ち上げてから5年位は、この「回収率」を明記していたのですが、それまでリサーチ経験がない方達が立ち上げた会社では、この「回収率」の重要性を認識していないためか、何件回収という分子だけの報告になり、それがいつの間にかスタンダードになっています。
しかし、対象者の10%回収のデータと、対象者の45%回収のデータでは、データの信頼性と価値は明らかに異なります。
それはお客様には伝わり難い価値になってしまいましたが、より良いデータで、より良い分析結果をお届けするという当社の方針からすると、見えなくても拘りたいところです。
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以前、京都大学のI教授がある官庁の研究の委員長をしていて、当社ではないあるネット調査会社に回収を頼んだデータを色々と分析していたら、沢山の論理矛盾が出てきて、「こんなデータでは正しい研究が出来ないからマイボイスコムで取り直して欲しい。」と主張されて、当社に回収のご依頼が来たことがあります。
こんなケースはあまり多くありませんが、当社は大学の研究調査、学術調査も沢山やっているので、多くのクライアント様には気付かれないとしても、パネルの品質や回収率に留意して行きましょう。
GMOパネルの回収率は15%ほどと聞いていますし、おそらくマクロミルや楽天インサイトの回収率もその位だと思われます。
そんな中で当社の自社パネルは、47%もの高い回収率が取れることは自負してよいと思います。
これからも「お客様とモニターの信頼と満足を第一に考えて行動する。」という行動指標のもとで、モニターを大切にして、モニターの信頼を築くことで、高い回収率が確保できる様に努めましょう。
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