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2022年8月30日 (火)

リサーチの先の事業

アマゾンの「アジャイル型リサーチ」、「マルチデータでの考察」、「ファイナンシャルの影響を試算しての判断」は素晴らしいと思いましたが、当社がどこまでカバーできるかと考えたらまだまだ技術的にも経験的にも不足だと思います。

この様な取組みまでリサーチ会社に求められることは少なくて、どちらかというとコンサル会社やシンクタンクの機能だった様に思います。

それらの機能を事業会社自身が持ってデータドリブンのマーケティングを展開されています。

当社がこの様なお客様にも選ばれて、喜んでいただくには組織としても個人としても努力が必要だと感じました。

私自身の経験を振り返ると「アジャイル型のリサーチ」は従来型のリサーチではできませんでしたが、「マルチデータでの考察」と、「ファイナンシャルの影響の提案」はやっていました。

アマゾンさんは自社の時間単位での大量の販売データというファクトと、調査データと外部データを組合せて分析して探索したり、検証したりすることをアジャイルで行っているそうです。

その様なビッグデータを扱った経験はないですが、ご依頼をいただいた調査で聴取したデータだけでなく、文献情報や統計データ、ヒアリング等のマルチデータを組合せて、そこから何が言えるかを考えてリコメンドするということはよくやっていました。

そして、「ファイナンシャルの影響」も、ある業界の「業界ビジョン策定」で市場規模の予測を行ったり、「数字選択式くじ」のナンバーズが日本に導入される際にその売上規模がどの位になり、各既存の宝くじのどこにどれだけカニバリが起こるかの試算をしたりしました。

また伊藤忠さんの新規事業でも、投資する資金とオペレーションの経費も踏まえたPLを展開して投資採算の内部収益率(IRR)を楽観ケース、標準ケース、悲観ケース別に出して、投資判断に活用してもらう事業化調査(F/S調査)も何度かやったことがあります。

このあたりはまだ皆さんは想像しにくいかもしれませんが、文献情報の活用や、統計分析や需要予測の手法を勉強して、お客様とのやり取りの中で論理的に組み立てれば出来る仕事です。

需要予測やファイナンシャルの計算はこれで完璧というものはなく、得られたデータの範囲でどこまで論理的に整理ができるかですから、案件ごとに知恵を絞りクライアントと調整すれば良いものです。

こんなコンサルティング業務のどこまで踏み込むかにもよりますが、リサーチの先にはこの様な事業展開があることも意識をしながら主体的な学習を進めて下さい。

それが当社が目指す「コンサル型リサーチ」の先にあるビジネスで、そんなところまで対応できる様になるともっと仕事が面白くなると思います。

各自しっかり勉強して下さい。

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