回答負荷を意識した設計
3. 調査協力者の回答負荷を意識した調査票を設計する
3.1. 回答所要時間は10分以内を推奨する
3.2. スクリーニング調査では抽出に使わない質問を控える
3.3. マトリクス形式や自由回答を多用しない
PCとスマートフォンの大きな違いを挙げるとしたら、画面の大きさとキーボード操作とタッチ操作の違いがある。
画面の大きさが違うことは明らかであるが、一度に表示できる情報量が全く違う。PCでは一覧表示できていた調査画面であっても、スマートフォンでは何回かスクロールしないとすべての選択肢を確認できない。スマートフォンで一覧できない調査画面を回答するときには画面には表示されていない領域を動かす必要がある。
また、文字入力においても両手を使える物理的なキーボードに比べると、どうしてもタッチパネルの操作は分が悪い。一部の若年層はスマートフォンでの文字入力も苦にならないかもしれないが、相対的にみて、PCと同じくらいの文字数を入力することは難しい。
同じ調査票であったとしても、調査協力者が感じる回答負荷は変化し続けている。調査協力者に過度な回答負荷を与えて、二度と協力してくれなくなるようなことを避けるために、常に回答負荷を意識した調査票を設計すべきである
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この3項目ともとても重要な基準です。
回答所要時間は以前は15分と言われてましたが、スマホ回答が増えたので時間が10分に減ってしまったようです。
これも協会の委員会で実験で脱落率を計測して決めたのだと思うので、「この調査票は10分で答えられる内容だろうか?」という基準で考えるようにしましょう。
それからスクリーニング調査で「本調査の対象者抽出に使わない項目は入れない」も重要です。
対象者の抽出のためという前提で予備調査の謝礼は1問、1ポイントに抑えて、モニター費も人件費も入れないで謝礼ポイント経費のみで提供しています。
それを「予備調査の方が安いから、、、」で利用されてはモニター対応でも当社の収益でも困りますので、こちらの基準も必ず守るようにして下さい。
そして、マトリクスや自由回答が多い調査票も回答者の負担が増えてしまいます。
特に表頭、表側の項目が多いマトリクス設問をスマホで見ると、ハチの巣の様な状態ですから、負担も重いし、適切な回答データも取れません。
何れもお客様との調整が必要になるので、すべてが改善できるとは思いませんが、良いデータを聴取するには、、業界のルールとしては、、という説明をして出来るだけ調整して下さい。
それが大切なモニターを守り、お客様に良い品質のデータを提供することです。
ここはリサーチのプロとして、皆さんに拘って欲しいところです。
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