« メトリーにCotoEL掲載 | メイン

2026年5月18日 (月)

生成AIとリサーチ業界

生成AIに「生成AIの普及によってリサーチ業界はどう変わるか教えて下さい。」と聞いてみました。その結果を下記に紹介します。

結論は前期レビューで田井さんが説明した通りの内容でした。

「作業としてのリサーチ」は縮小し、「意思決定支援としてのリサーチ」は拡大する。

という方向性が示されています。

当社としては、CotoELを武器とした「コンサル型リサーチ」を目指し、リサーチの前後工程への関与を高めて、リサーチを活用した意思決定支援で伴走することだと思います。

この方向でいち早く動くことで、新たな発展の道筋を構築しましょう!

見方によっては当社に大きなチャンスが訪れたということです。

頑張ってこの大きな変化にチャレンジして下さい。

==========

AIの普及でリサーチ業界はかなり構造的に変わります。単なる効率化にとどまらず、「何を調べるか」「どう意思決定に使うか」まで再定義される流れです。ポイントを現実的に整理すると、こんな変化が起きます。


① データ収集の自動化・低コスト化

これまで時間もコストもかかっていた調査(アンケート設計・回収・集計)が、AIで大幅に短縮されます。

  • アンケート設計の自動生成
  • 自由回答の自動コーディング
  • 音声・画像データの解析

→「調査を回すこと」自体の価値は確実に下がります。


② 「分析」から「示唆生成」へのシフト

従来はクロス集計やレポート作成が主業務でしたが、AIがそこを担うようになります。
今後求められるのは:

  • どの仮説を立てるか
  • どのデータを組み合わせるか
  • ビジネス意思決定にどうつなげるか

つまり、分析者 → 戦略パートナーへの進化です。


③ 疑似データ(シミュレーション)の活用

いわゆる「AIペルソナ」や仮想消費者によるシミュレーションが広がります。

  • 新商品の反応を事前にテスト
  • 広告コピーのABテストを仮想環境で実施

ただしこれは万能ではなく、現実データとのハイブリッドが前提になります。


④ リアルタイム化・常時モニタリング

従来は「調査→レポート」まで数週間かかっていましたが、

  • SNSデータ
  • 購買データ
  • 行動ログ

などをAIが統合し、ほぼリアルタイムでインサイト取得が可能になります。


⑤ 調査会社の役割分化

今後は大きく3タイプに分かれます:

① データ基盤系

  • 大量データの収集・統合
  • プラットフォーム提供

② AI活用型コンサル

  • インサイト抽出
  • 意思決定支援

③ 専門特化型(高付加価値)

  • 医療、BtoBなど高難度領域
  • 定性調査の高度化

⑥ 人間に残る価値(むしろ重要になる)

AIでは代替しにくい部分はむしろ重要になります:

  • 「本当に聞くべき問い」を設計する力
  • 消費者の文脈理解(文化・感情)
  • 経営判断への翻訳力

結論(少し厳しめに言うと)

「作業としてのリサーチ」は縮小し、「意思決定支援としてのリサーチ」は拡大します。

調査票を作って集計するだけのプレイヤーは厳しくなりますが、

  • ビジネス課題に入り込める人
  • AIを使いこなして示唆を出せる人

はむしろ価値が上がります。

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。