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2019年10月29日 (火)

コンサル型リサーチ2

調査設計と調査票作成、データ分析とレポーティングと考察ができれば良いかというと、それだけだと「Consultancy & StoryTeller」とは言えません。

そこにもう1つの機能を加えるのが、コンサル型のリサーチ会社の様に思うんです。

それが考察の先にある「プランニング力」です。

リサーチの結果を踏まえて、クライアントが「ではどんな企画で進めて行こうか。」を考えて、そのプランで進めるかどうかを社内で検討し、判断をされる訳ですが、そこの企画案も考えるのが「プランニング力」です。

第三者の立場で、リサーチの結果と、事業環境(市場の実態、競合の動き、クライアントの資源等)を考えると、こんな対策と計画が適切だと思います。

というシナリオを、色々なデータをもとに客観的に組み立てて、クライアントの検討を後押しする様な役割まで担うということです。

私もCRC総研の時には、こんな仕事も手探りで沢山やりました。

例えば今販売されている「ナンバーズ」と「ロト」が日本に導入される時の商品設計や、販売方針、市場規模の推定、他の既存くじに対するカニバリズムの影響度などをまとめて提案をしました。これがどの程度反映されて「ナンバーズ」や「ロト」が作られたかは分かりませんが、この調査がスタートでしたので大きく影響したのは確かだと思います。

ちなみにこの調査は「ナンバーズ」と「ロト」でそれぞれやりましたが、自分が5社コンペで勝って、それぞれ3千万円位の予算を頂いたと記憶しています。

また、伊藤忠さんが新しい事業を考える時の事業化調査(F/S調査)も色々やりました。リサーチの結果から市場規模はこの位と推計して、そのうちの〇〇%が取れるとすると〇〇億円で、それを5年後に達成するという条件でコストを踏まえて事業計画を作ると、楽観ケースでは内部収益率(IRR)が15%で、悲観ケースでも8%だから事業性は比較的高いと思われます。という様な流れです。

こんな事業性を評価するような調査も伊藤忠さんには沢山あり、自分は7~8百万円でやっていましたが、外資系コンサルだと2千万円は取るのではないでしょうか。

あとマイボイスコムになってからも、ファミリーマートさんがEC会社を検討した時に、どんな事業性があり、コンビニがEC会社を作るとしたらどんなサービスが適切で、どの程度の売上が見込めるのかという調査をしました。これが今のファミマデジタルワンのスタートになっています。

こんなのが「Consultancy & StoryTeller」で、コンサル型のリサーチの私の経験からのイメージになります。

こんな仕事を誰にも教わることなく、自分で営業提案して取って、何本もやらせてもらいました。

これらの仕事はとても難しく、時には眠れないほど大変な仕事でしたが、遣り甲斐もあって面白い仕事でしたので、うちの社員の皆さんにも挑戦して欲しいと思います。

そして、マイボイスコムが伊藤忠グループに戻ったことで、そんな立ち位置の会社になれる可能性も高まったのではないかと考えています。

野口さん、こんな事例でイメージできたでしょうか。

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