私の営業訪問の経験
自分が働いていたCRC総合研究所は、1,000人ほどの従業員のいる会社で、科学技術計算と、情報システム、それにシンクタンク(リサーチ)の3分野で事業をしていました。
伊藤忠グループでそこそこの組織規模を持った会社ではありましたが、知名度は低くて、新しいお客様を開拓するのはとても大変でした。
その頃はホームページもありませんし、もちろんMyEL登録みたいな便利な方法もありません。
やれるのは取引先に紹介をお願いしたり、DMを送るくらいしかありません。
小さな切っ掛けを1つ1つ大切にして営業に動いても、1年に1社か2社の新しいお客様を開拓するのがやっとという感じでした。
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ある時に知人と話していたら、TOTOさんのマーケティング部長を知っているというので、是非とも紹介して下さい。と言って連絡先を聞いて業務紹介の機会をいただきました。
張り切って営業訪問して業務紹介をしましたが、S部長の反応は薄く「で、野村総研や三菱総研にできなくて、CRC総研に出来ることって何があるの?」との質問を受けました。
野村総研さんや三菱総研さんにできなくて、CRC総研にできることなど1つもありません。
しかし、ここで「何もありません」と答えたら終わってしまうし、悔しいし、ここで接点を作らなくては仕事は取れませんので何とか食い下がるしかありません。
それで、「自分は大した頭や経験もありませんが、若くて元気なので、彼らより汗をかいて走り回って情報を集めることでは負けません。小さな仕事でも良いのでチャンスをいただけませんか。」と言うしかありませんでした。
でもそれがS部長には響いたみたいで、2、3週間後に「ちょっと相談したいことがあるんだけど来てくれるかな」という電話が入り、その日のうちに訪問してお話を伺い、翌日には提案書を持って再度訪問して、本当に小さな仕事をいただきました。
それを一生懸命にやって良い評価をいただき、また翌月にもう少し大きな仕事をいただき、その翌月もまたお仕事をいただきました。
そのうちにS部長から勧められたという他部署の方からもご相談が来て、どんどん仕事が増えて大きくなり、5年後には経営会議で報告するような非常に重要な仕事までやらせてもらいました。
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自分を買ってくれて沢山仕事をやらせてもらった課長は、その後TOTOの社長にまでなり今は会長なのですが、マイボイスコムを始める時にも相談にのってくれて、スタート前には銀座で応援会まで開いてくれて、会長になってからも2度ほど食事をさせていただいています。
営業とはそんなもので、やり方によっては凄く面白い展開もある仕事なんです。
こちらは自分の若い頃の営業体験ですが、参考にしてください。
できるだけ沢山のお客様と面談して当社のサービスを紹介し、誠実に、専門性と、迅速性と、熱意を持って適切な提案をして下さい。
下期の受注計画の達成に向かってベストを尽くしましょう!
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