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2021年8月31日 (火)

新会社の立上げとは

昨日お伝えしたメディア事業会社の設立は10月ですが、新しい会社の立ち上げはやることが沢山あってなかなか忙しいものです。

私も1998年4月に1人で社内ベンチャー制度での起業の準備を始めました。

まだこの時はインターネット調査をやっている会社はなく、インターネット人口も300万人でしたから「インターネットで市場調査なんかできるのか??」という雰囲気でした。

私は会社がIT事業に特化する方針転換の中で、やはり自分はリサーチの仕事を続けたいという強い想いがあり、ニュービジネス協議会のプランコンテストで優秀賞を受賞できたという自信だけを頼りに、会社と交渉して「社内ベンチャー制度」を作ってもらいましたが、事業として成り立つ保証は全くありませんでした。

麻生社長から「1年間の時間をやるから、ちゃんと事業になることを私に証明してみろ」と言われて、300万円の予算と机とパソコンを1ついただいて、手探りで準備を始めました。

今でいうインターネット調査の構想でしたが、私にはリサーチの知見はあるものの、インターネットのイの字も知らなかったので、伊藤忠インターネットに出向していた岡島さんにアドバイスをもらいながら準備を始めました。

とはいっても時間は1年しかないし、予算も300万円しかありません。

4~5月でパソコンを1台買って社内発注で簡単なシステムを作り、6月からモニター募集を始めながらパラで営業訪問も始めて、7月から実験的に「定期アンケート」を開始しました。

こんな事業というイメージだけで走り出したのでかなり不安でしたが、せっかく社長まで口説いて信用をいただいてベンチャー制度を作ってもらったので、もうやるしかありません。

昼間はずっと外回りの営業をして、少しでも関心を示してもらったら夕刻から提案書を書いて翌日には提案し、案件が取れたら夕刻から夜で調査票を作り、実査の準備をして、集計したり、レポートを書きました。

私1人だけで全てやっていたからほんとに忙しくて、4月から12月までは土日もほぼ休まず、毎日9時から23時まで働きました。

でも夢中で走っていると少しづつ道筋も見えてくるし、協力してくれる方も増えてきて、以前からのお客様も「高井さんがやるなら」と沢山応援してくれました。

結果的には7月から12月の半年間で、約20社から調査案件を受注して、それらのお客様からこれって面白いね。使えるかもね。というご評価もいただけました。

そして、その実績を踏まえた事業計画を作り2月の取締役会でプレゼンをして、全員賛成でご承認をいただいて、1999年7月に私とCRC総研で3,000万円を出資をしてマイボイスコムが出来ました。

新会社の起業とは、誰でもこんな感じで忙殺される時期があり、先が見えない不安の中で自分なら出来ると信じて没頭して動くことなんだと思います。

伊藤忠さんは組織もしっかりしていて優秀な方も沢山いるので、ここまでの自己犠牲を払うことはないでしょうが、かなり大変な力仕事になるでしょう。

この新会社とは事業化の検討段階から関わりましたから、この会社がうまく立ち上がり成長して行けるように、私達の立ち位置でできることで応援して行ければと思います。

良い事業、良い会社になるといいですね。

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