売上予測の事例3
最後にまだ同じような商品やサービスがない場合に、それを始めたらどれだけのビジネスが作れるのか考えるケースです。
今回のデジタルサイネージ事業もこれにあたるかもしれません。
私達はその売上推定の要素出しをしただけですが、その他の多くの条件を踏まえて、ご担当者が苦労しながらロジックを組み立てて、
「この事業での売上は〇〇億円で、イニシャル経費は〇〇億円、オペレーション経費は〇億円、それで作成した5~10年の事業計画はこの様になり、それで試算した内部収益率は〇〇%なので、投資に見合った事業収益が作れます。」
そんな検討が何度も何度も社内で検討されて、10億円の投資が承認されたということでしょう。
おそらく伊藤忠さんが沢山の新規事業を立ち上げる時に、市場の反応はどうなのか、どの位の売上が見込めるのかを検討するため、リサーチをさせていただく機会は増えると思います。
そして、売上予測を考えたり、事業計画や収益予測のシナリオを考えるのは、彼ら自身になると思いますが、私達もどんな流れで事業化が検討されるのかは理解すべきでしょう。
私がやった事例を1つだけ紹介します。
3.全く新しいサービス事業のケース
これはファミリーマートさんがEC会社(ファミマコム)の設立を検討していた時に、旧知だった経営企画部長から頼まれました。マイボイスコムが出来て2年目頃だったと思います。
コンビニがECを始めるメリットは何かを整理して、そのコンセプトをできるだけ正しく伝えた上で、利用意向や利用単価や利用頻度を聴取して、それを掛け合わせるとかなり大きな数字になります。でもこれも理想の状態を想定して機会損失もない状態での空想です。
この時には6つ位の制約要因を想定(品揃え、リードタイム、手数料、決済手段、価格、、)し、それら1つ1つにそれでも買いたいかを訪ねて、すべてがYesという人に絞って試算をしました。
そして、それがコンビニのEC事業の市場規模なので、そのうちの〇〇%がファミマさんが取れるとすると〇〇〇億円で、それを5年後に実現するとしたらこんな売上の展開になります。
そんな提案レポートを出しました。
その後、その経営企画部長から「あのレポートかなり使えたよ。あの数字をもとに事業計画を作って会社設立をすることになったよ。」と言われたのでご評価いただいたのだと思います。
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リサーチ会社は専門知識とノウハウをお客様に提供する仕事です。
コンサル型のリサーチサービスを提供するには、ビジネス視点をしっかり持つことと、貪欲で主体的に知識やノウハウを吸収する姿勢が必要です。
是非、このあたりの知見も勉強しておいて下さい。
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