ミャンマー国連調査
最後にもう1つだけ私のリサーチ経験をお話しさせていただきます。
それは自分が32~33歳の頃でしたが国連工業開発機構というところから、ミャンマーの開発計画を作るという仕事に関わったことがあります。
この仕事はその時のCRC総研の社長であった高原友生さんが、陸軍士官学校を出た翌年にビルマ(今のミャンマー)に出兵して終戦を迎えたため、何かミャンマーに恩返しがしたいということから生まれたプロジェクトでした。
高原さんは戦後に東大に入り伊藤忠商事でエネルギー本部長の常務などを務めて、そこからCRC総研の社長になった方で、このプロジェクトは伊藤忠から預託金を出して国連調査にしたものでした。
実際にはアジア経済研究所や大学の先生5人に各セクターを現地視察して調査報告書をまとめる仕事で、私は開発経済なんて全くの門外でしたが何故かプロジェクトに指名されて参加しました。
この仕事ではミャンマーに2週間の滞在を3回もして、40度を超える暑さの中で現地の伊藤忠スタッフと協力しながら先生方のサポートをする役割で、車や会食の手配みたいな雑用係でしたので1行も報告書は書きませんでしたが、そんな雑用も必要なので器用な私が選ばれたみたいです。
途上国であるミャンマーに6週間も滞在して、色々な現場を見て沢山の人に触れ合ったのは、とても貴重な経験でした。
そして、ミャンマーのインパール作戦で沢山の戦友を亡くした高原社長が、日本人墓地の前で真剣に拝んでいたのが印象的でした。
最後は現地で高原社長から経済担当の大臣に調査報告書を提出して終わりましたが、こんな立派な方と海外出張をご一緒できたのも良い経験でした。
高原社長にはこれを機会に目を掛けてもらうようになり、私が独立する時には何度か2人で食事にも連れていってくれて、「経営とは、、組織とは、、」という話も聞かせていただき、応援してもらいました。
こんな経験やご縁もリサーチという仕事の延長にありました。
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