2023年 新年挨拶
明けましておめでとうございます。
マイボイスコムは24回目の新年を迎えることができました。これもお客様のご愛顧と、社員の皆さんの努力のお陰だと感謝しています。
日本マーケティング・リサーチ協会の「経営業務実態調査」によると、2021年度のアドホック調査市場は1,365億円で前期比111%でした。しかし、これは2020年度がコロナ禍の影響で前期比93%に減少したためで、過去5年間の平均成長率は1.4%の成長に留まっています。インターネット調査は成長を続けて来ましたが、アドホック調査に占める割合は57%でもう飽和状態です。2021年度の市場規模は792億円ですが今後は2~3%の成長だと思います。
アドホック調査の6割近くがインターネット調査となり、定量調査の75%を占めるまでに成長しました。そのため、企業のマーケティング調査でも、官公庁や大学の社会調査でもインターネット調査なしでは遂行が難しくなっており、社会的役割が非常に大きくなっています。
そして、多くのリサーチ会社は装置化と分業での効率性を訴求して来ましたが、それでは解決できない課題が多くあります。当社は設立当初からデータの品質と人的な技術サービスを重視する方針でやってきましたがこれは今後も続けます。そして、調査の技術と経験でクライアントのリサーチを成功に導くために積極的に貢献できる存在でありたいと考えます。
当社はリサーチの4割が大学の学術調査という特殊な構成になっています。そして、昨年末に京都大学や大阪大学の行動経済学の著名な先生方を訪問した際に、当社で実施した調査データで研究をして、その結果が節電等の環境行政や、東北被災地の振興、コロナ対応等の行政にも生かされていることを伺って、リサーチの社会的使命を改めて強く実感しました。
インターネット調査は早さと安さの競争が強く、日本のインターネット調査は世界で1番安いと聞いています。この環境では装置による自動化に進まざるを得ませんが、クライアントからはリサーチ会社の技術力が下がり、意思意思決定に寄与出来ないという評価が増える大きなジレンマを抱えています。
そのため当社は「アンケートデータベース(MyEL)」と、「テキストマイニング(TextVoice)」のデジタルマーケティングで固定収益を作り、Consultancy & StoryTellerと言われる「コンサル型リサーチ」を実現する方針で事業を進めてきました。
「テキストマイニング(TextVoice)」は多額の投資で厳しい経営が続きましたが、昨年度から大手企業への導入が進みやっと固定収益が作れる様になりました。「アンケートデータベース(MyEL)」も多くの会員のマーケティング情報源として利用されて顧客創出の重要なツールになっています。この固定収益も活用しながらより良いリサーチサービスが提供できる会社を目指したいと思います。
当社の経営理念は「生活者と企業のコミュニケーションメディアとして、クオリティの高い生活者情報と専門性の高いサービスで企業のマーケティングを支援し豊かな消費生活に貢献する。」です。この理念の実現にはまだまだやるべきことが多くありますが、お客様に喜ばれ信頼されるリサーチを提供し、技術力と対応力で選ばれるリサーチ会社になるため全員で力を合わせて頑張って参りましょう。
皆さん、新年もよろしくお願いします。
マイボイスコム株式会社
代表取締役社長 高井和久
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